以前のバージョンの DTP からアップグレードする場合、必ず次の章を読み、必要なすべての調整を行ってください。

このセクションの内容:

Windows でのアップグレード

  1. Parasoft サービスを停止します。「DTP サービスの停止」 を参照してください。
  2. DTP のインストール ファイルを実行し、[DTP の再インストール] オプションを選択します。デフォルトでは、DTP は C:\Parasoft\DTP ディレクトリにインストールされます。DTP Enterprise Pack をインストールする予定であり、Program Files ディレクトリにインストールしたい場合、管理者としてコンソールを使って DTP Enterprise Pack を起動する必要があります (「DTP Enterprise Pack の概要」を参照)。
  3. [次へ] をクリックしてインストール設定を検証します。
  4. [インストール] をクリックして処理を進めます。インストーラーは、まず既存のバージョンを削除してから新しいバージョンをインストールします。
  5. インストールが完了したら [完了] をクリックして DTP サービスを開始します。すべての構成ファイルは保持されるはずです。

Linux および Solaris でのアップグレード

  1. Parasoft サービスを停止します。「DTP サービスの停止」を参照してください。
  2. オプションを使ってインストール スクリプトを実行します。
    ./DTP.sh -u DTP_HOME
    DTP_HOME は現在インストールされている DTP のインストール ディレクトリです。

    相対パスではなくフル パスで指定する必要があります。

    例:  ./parasoft/dtp ではなく /home/parasoft/dtp

    組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューション (Linux のみ) をインストールしている場合、インストーラーがデータベース サーバー サービスの状態を確認します。

  3. インストーラーは、指定の DTP インストール ディレクトリで DTP Enterprise Pack を探します。Enterprise Pack が検出された場合、Enterprise Pack を削除するか更新するかの問い合わせがあります。Enterprise Pack が検出されなかった場合、 [DTP_INSTALL]/dtpservices ディレクトリにインストールするよう指示が出ます。詳細については「Upgrade Scenarios for DTP and DTP Enterprise Pack」を参照してください。

  4. DTP.sh -u がインストールを完了すると、dtpconsole.sh で DTP と Data Collector が開始します。組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューションをインストールしている場合、サービスが自動的に開始し、直ちに DTP の使用を開始できます。 

データベース構造のアップグレード

アップグレードの後に管理者資格でログインすると、Report Center がデータベース構造を検証します。データベースを更新するよう促される場合があります。

 初期インストールの後、管理者のデフォルトのユーザー名とパスワードはそれぞれ admin です。ただし、このユーザー名とパスワードは Report Center がカスタマイズされたときに変更された可能性もあります。

データベース構造をアップグレードするには、次の操作を行います。

  1. [実行] をクリックしてデータベース スキーマのアップグレード プロセスを実行します。アップグレード プロセスが終了すると、メッセージが表示されます。Report Center はすぐに使用できる状態です。
  2. Report Center と Project Center の機能とポート番号が保持されていることを確認します。 

     Report Center アップグレード プロセスの最中、DTP_HOME/grs/config/*.xml ファイルで設定したすべてのカスタマイズ設定は保持されます。

  3. DTP_HOME/logs/ ディレクトリの conf_update.log をチェックして、構成が正常に更新されたことを確認します。

DTP および DTP Enterprise Pack のアップグレード

バージョン 5.4 以降の DTP インストーラーには DTP Enterprise Pack が含まれます。これは高度なリスク アセスメントと改善のためのプロセス インテリジェンス ツール スイートです (Enterprise ライセンスが必要です)。古いバージョンの Enterprise Pack は、手動でのインストールが必要であり、多くの場合、DTP とは別のディレクトリにインストールされました。以下の例を参考にして DTP と DTP Enterprise Pack を適切に更新してください。 

Enterprise Pack を DTP のサブ ディレクトリにインストールしている場合

Enterprise Pack を [DTP_INSTALL]/dtpservices にインストールしている場合、DTP のアップグレード時に Enterprise Pack を更新するか削除するかの問い合わせがあります。その他の操作は不要です。

Enterprise Pack を別のディレクトリにインストールしている場合

以前のバージョンでは、通常 DTP Enterprise Pack は別のディレクトリにインストールされました。 

DTP のアップグレード時に作成される新しい [DTP_HOME]/dtpservices ディレクトリに既存の Enterprise Pack アセットを移行できます。  

  1. インストーラーを実行して DTP をアップグレードし、[DTP_INSTALL]/dtpservices ディレクトリに Enterprise Pack をインストールします。
  2. 既存の Enterprise Pack アセットのバックアップ を作成します。 
  3. 新しい Enterprise Pack の dtpservices.sh スクリプトを実行し、古いアセットを新しいインストールに復元します (「アーカイブの復元とバックアップ」を参照)。 
  4. 新しい Enterprise Pack の使用を開始します。
     
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