DTP のインストール、 Concerto (4.x) から DTP への移行、および DTP のアップグレードを行う前に、すべての要件を満たしていることを確認してください。

このセクションの内容:

OS

すべてのプラットフォームで 64-bit 版が必要です。DTP は 64-bit の Java Runtime Environment を必要とします。 

Windows

以下のバージョンをサポートします:

  • Server 2008 R2
  • Server 2012
  • Server 2016
  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows 10

Microsoft .NET Framework 4.0 もインストールする必要があります。

Linux

Linux 64-bit Java Runtime Environment をサポートするディストリビューション (たとえば Ubuntu 14.04, 14.10、または RHEL Server 6.x)。

DTP のインストールと管理のために専用ユーザー アカウント (root 以外) を用意することを推奨します。なお、組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューションをインストールおよび管理するには、root ではないユーザー アカウントが必要です。

Solaris (SPARC のみ)

以下のバージョンをサポートします:

  • Solaris 5.10
  • Solaris 5.11

DTP のインストールと管理のために専用ユーザー アカウント (root 以外) を用意することを推奨します。

DTP Enterprise Pack は Solaris で非サポート

DTP を Solaris/Sparc にインストールしている場合、別の Windows または Linux システムに DTP Enterprise Pack をインストールできます。Parasoft は x86 プラットフォームの Solaris をサポートしていません。詳細については担当営業またはテクニカル サポートまでお問い合わせください。

ハードウェア

DTP を仮想マシン (VM) にインストールする場合、必ず十分なリソースを仮想マシンに割り当ててください。物理マシン上で実行した方が高いパフォーマンスが得られる可能性があります。

  • クアッド コア プロセッサ (以上) と 2GHz CPU
  • 8GB メモリ (MySQL を使用する場合、10GB を推奨)。デフォルトでは、4GB が DTP Server と Data Collector に割り当てられます。
  • DTP と共に MySQL をインストールしている場合、2 つのハード ドライブ パーティションが必要なほか、データベースに 100GB、プログラムに 60GB 必要です。
  • 使用量が多い場合 (1 日 100,000 テスト以上)、I/O の書き込みパフォーマンスを確実に最適化するために、専用のデータベース サーバー (物理マシン) にデータベースをインストールしてください。
  • 名前にアンダースコア ("_") を含むマシンに DTP Server をインストールすることはできません。

DTP Enterprise Pack をインストールしている場合、さらに 4GB の RAM を推奨します。

ポート

インストールを開始する前に、必要なポートを利用できることを確認してください。

デフォルト ポート説明
80 (Windows), 8080 (Linux)DTP Server
8443 (Windows および Linux)SSL Connector
2002License Server
8082Parasoft 解析エンジンとサード パーティの統合のための Data Collector。
8787DTP ディストリビューションに同梱の組込みデータベース サーバーが使用します。このポートは変更できません。
18888Team Server
3306MySQL のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。
1521Oracle のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。
32323Data Collector - Parasoft 9.x コード解析およびテスト製品用。Parasoft 9.x 製品で使用する Data Collector ポートの詳細については「レガシーの 9.x の機能」を参照してください。
61617JMS イベント ブローカー。
1883MQTT トランスポート コネクタ。

DTP Server のポートは必要に応じてカスタマイズできます。「DTP ポートの再設定 (オプション)」を参照してください。

DTP Enterprise Pack のポート

DTP Enterprise Pack をインストールしている場合、以下のポートを利用できなければなりません。 

デフォルト ポート説明
8000Policy Center。Policy Center を利用できるかどうかはライセンスによります。
8314Extension Designer。Extension Designer を利用できるかどうかはライセンスによります。
8315Extension Designer。Extension Designer を利用できるかどうかはライセンスによります。
8316DTP Enterprise Pack 用の 組込み MongoDB データベース。
8320-8399 DTP Enterprise Pack サービス。

ブラウザー

以下のブラウザーの最新バージョンをサポートします。

  • Internet Explorer (互換表示を無効化する必要があります)
  • Microsoft Edge
  • Firefox
  • Google Chrome
  • Safari

ファイル ディスクリプタの制限

Linux または Solaris プラットフォームでは、1 プロセスあたりのファイル ディスクリプタの数に制限があります。この制限は、DTP が安全にサポートできる同時接続数に影響します。DTP を使用する同時ユーザーの数が多い場合 (たとえば Report Center ダッシュボードあるいは REST API)、DTP を起動する前にファイル ディスクリプタの制限数を増やしてください。

Parasoft は、この制限を同時ログイン ユーザー数の約 100 倍に設定することを推奨します。たとえば、100 人の同時ログイン ユーザーが見込まれる場合、ファイル ディスクリプタの制限は 10,000 で十分でしょう。

サーバーの動作は OS によって異なるため、慎重に判断して環境に適した制限数を決定してください。制限数を増やす方法はディストリビューションによって非常に異なります。制限数を増やすことができるかどうか、およびそのその方法については、OS のドキュメントを参照してください。

圧縮ファイル解凍プログラム

インストール先のマシンには、圧縮されたフォルダーとファイルを解凍できるプログラムがインストール済みでなければなりません。

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