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データベース テーブル構造の準備

DTP は、データの格納と取得のために、"DTP" というデータベースを使用します。初めて DTP にログインするときに、データベース構造を UI から作成できます。

また、DTP_HOME/bin/ ディレクトリにあるデータベース作成スクリプトを実行して、素早くデータベースをセットアップすることもできます。このスクリプトは、最初の DTP のインストール後にサービスの開始前に実行します。DTP サービスがすでに実行中の場合は、「DTP サービスの停止」の操作に従って DTP サービスを停止してください。

MySQL 8.x JDBC コネクターの欠陥のためにデータベース作成プロセスが失敗する可能性あり

以下のエラーについては dtpconsole-db.log log を参照してください (ログには他のメッセージが含まれる場合もあります):  

The server time zone value 'PDT' is unrecognized or represents more than one time zone.You must configure either the server or JDBC driver (via the serverTimezone configuration property) to use a more specifc time zone value if you want to utilize time zone support.

エラー メッセージがタイムゾーンを指定します。データベースの作成スクリプトが失敗した後にこのエラーがあった場合、MySQL の serverTimezone プロパティに適切なタイムゾーンを設定し、スクリプトを再実行してください。

データベース作成スクリプトの実行: Windows

Windows 版インストーラーに同梱されたデータベース作成スクリプトは、単に新しいデータベース スキーマとスキーマ オブジェクトを作成します。このスクリプトを実行するには管理者権限が必要です。

  1. Windows エクスプローラーで DTP_HOME/bin ディレクトリを表示します。
  2. databasesetup.bat を右クリックし、コンテキスト メニューから [管理者として実行] を選択します。
    以前に構成されたデータベース接続設定をスクリプトがチェックします。必要な場合はデータベース接続設定を指定します。可能な場合は、デフォルト値が括弧で囲んで示されます。
  3. スクリプトが正常に終了したら、DTP サービスを開始します。DTP アプリケーションの開始」を参照してください。

データベース作成スクリプトの実行: Linux

  1. DTP_HOME/bin/ ディレクトリにある dtpconsole.sh スクリプトを実行します。
  2. Option 5 - Database を選択します。
  3. スクリプトは、以前に構成されたデータベース接続設定を確認します。以前にデータベースを構成していない場合、その後の処理を選択するよう促されます。新規にデータベース スキーマを作成するか、スキーマ オブジェクトに既存のスキーマを投入するか、以前に構成したデータベーススキーマを使用するか、または何もアクションを実行しないかを選択します。
  4. スクリプトから促されたら、データベース接続設定を指定します。可能な場合は、デフォルト値が括弧で囲んで示されます。
  5. スクリプトが正常に終了したら、DTP サービスを開始します。「DTP アプリケーションの開始」を参照してください。

データベースとの接続

データベース作成スクリプトの実行が正常に完了したら、Web UI からデータベースに接続するための認証設定を構成することができます。ログインしてライセンス コードが承認されると、データベース構造がチェックされ、該当する場合、[データベース設定] ページが表示されます。JDBC ドライバーの要件を満たしていない場合 (JDBC ドライバー を参照)、メッセージが表示され、JDBC ドライバーをダウンロードするよう促されます。

デフォルト データベース パスワード

データベースに接続するためのデフォルトのパスワードは U%Cew2d6 です。

validate_password オプションが有効化され、新しい DTP インストール用に MEDIUM が設定されます。有効化されている場合、MySQL はパスワードの長さをチェックします。数字、大文字小文字、および特殊文字をチェックします。

詳細については MySQL のドキュメントを参照してください。

https://dev.mysql.com/doc/refman/8.0/en/validate-password-options-variables.html

JDBC ドライバーをインストールすると、データベース接続を構成するか新規にデータベースを作成できます。3 つのオプションがあります。

Amazon RDS 上の Oracle データベースに接続する場合は、最初にデータベース構造を作成する必要があります。「Amazon RDS for Oracle での DTP データベース構造の作成」を参照してください。データベース構造の作成が完了したら、以下の「既存データベースの DTP スキーマを作成する」に進んでください。

既存の DTP データベースへの接続

既存のユーザー認証情報を使用して既存の DTP データベースに接続するには、以下の操作を行います。

  1. [データベース設定] をクリックし、表示されたウィンドウで [既存の DTP データベースに接続] を選択します。
  2. [次へ] をクリックします。

  3. データベースの種類を選択します: MySQLOracle、または PostgreSQL
  4. データベース URL とユーザー認証情報を入力し、[接続のテスト] をクリックして正しいことを確認します。

  5. [保存して接続] をクリックし、データベースに接続します。

新しい DTP データベース、ユーザー、スキーマの作成

新しい DTP データベースとスキーマ、および新しいユーザー認証情報を作成するには、以下の操作を行います。

  1. [データベース設定] をクリックし、表示されたウィンドウで [新規 DTP データベース、ユーザー、スキーマの作成] を選択します。
  2. [次へ] をクリックします。

  3. データベースの種類を選択します: MySQLOracle、または PostgreSQL
  4. データベース URL とルート認証情報を入力し、[接続のテスト] をクリックして正しいことを確認します。
  5. [次へ] をクリックします。

  6. 新しいユーザーと認証情報を入力し、[データベースの作成] をクリックします。

    既存の Parasoft ユーザー

    Parasoft のデフォルトの "dtp" ユーザーがすでに存在する場合、処理は失敗します。この稀な状況では、データベースとユーザーを手動で作成し、後述の「既存のデータベースに対する DTP スキーマの作成」を行うことができます。別の方法としては、この処理を実行する前に、"dtp" ユーザーを削除できます。

既存のデータベースに対する DTP スキーマの作成

既存のユーザー認証情報を使って既存データベースの DTP スキーマを作成するには、次の操作を行います。

  1. [データベース設定] をクリックし、表示されたウィンドウで [DTP データベース スキーマの作成] を選択します。
  2. [次へ] をクリックします。

  3. データベースの種類を選択します: MySQLOracle、または PostgreSQL
  4. データベース URL とユーザー認証情報を入力し、[接続のテスト] をクリックして正しいことを確認します。
  5. [スキーマの作成] をクリックします。


外部データベースへの切り替え

DTP 2022.2 以降、DTP には組込みデータベースが同梱されなくなりました。以下で説明する機能は非推奨です。組込みデータベースを外部データベースに移行する方法については、「組込みデータベースから外部データベースへの移行」を参照してください。

DTP ディストリビューションを組込みデータベースでインストールした場合、都合に応じて外部データベースに切り替えることができます。一度、外部データベースを使用するように DTP を設定すると、再び組込みデータベースを使用するように設定することはできないので注意してください (ただし、別の外部データベースを使用するように設定することは可能です)。データベースが「データベースの要件」に記載されている要件を満たしていることを確認してください。

  1. 設定メニュー (歯車のアイコン) から [Report Center 設定] を選択します。
  2. [データベース設定] をクリックします。
  3. [データベース設定] をクリックし、「Connecting to the Database」の説明に従って、外部データベースの準備と設定を行います。

Connecting to the Database」で説明されている外部データベースの準備と構成の手順に従ってください。

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