Release date: October 10, 2018
このリリースでは、AI を搭載した SOAtest Smart API Test Generator の機能が重点的に強化され、テスト作成をより詳細に制御できるようになりました。認証方法、インクルードするヘッダー、データ レスポンスをアサートする方法、レスポンスの差異をトラックする条件など、API との通信方法をテスト ジェネレーターに学習させることも可能になりました。
Smart API Test Generator のトレーニング
テスト ジェネレーターをトレーニングするためのワークフローは、以下の新規ツールおよびインターフェイスによってサポートされています。
- Resource Template: Resource Template に JSON Assertor、Extension Tool、その他の SOAtest 出力を連結することで、「ルール」と呼ばれるテスト生成時の特定の動作をテンプレートに定義します。
- Resource Suite: Resource Template に定義されたルールを適用する API パスを指定するのに使用します。Resource Suite をネストすると、API パスの異なるエンドポイントに対して固有のテスト生成ルールを適用することができます。
- Smart Test Template ファイル: Resource Template および Resource Suite は、Smart Test Template (.stt) ファイルに集められます。
- HTTP Authentication ツール: HTTP Authentication ツールは、Resource Template に連結できる特別な機能であり、生成されるテストのための認証情報を設定するのに使用されます。Smart API Test Generator が Resource Template の設定と一致すると、生成されたテストに HTTP Authentication ツールで設定された認証情報が適用されます。
- HTTP Header ツール: HTTP Header ツールは、Resource Template に連結できる特別な機能であり、生成されるテストのヘッダーを設定するのに使用されます。Smart API Test Generator が Resource Template の設定と一致すると、生成されたテストに HTTP Header ツールで設定されたヘッダーが適用されます。
- Smart Test View: 新しい SOAtest Smart Test View で Smart Test Template ファイルの作成と設定を行うことができます。
トレーニング オプション
Smart API Test Generator をトレーニングする方法は 3 つあります:
- 空の .stt ファイルを作成し、手動で Resource Suite、Resource Template、出力の追加を行います。
- OpenAPI (Swagger)、RAML、WADL などの定義ファイルに基づいて .stt ファイル構造を自動的にセットアップします。
- Train Smart Test Template 機能を使用し、既存の .tst ファイルに基づいて .stt ファイルを自動的に作成および設定します。
その他のアップデート
- Diff ツールは、XML diff モードでコメントを比較できるようになりました。詳細については「Diff」を参照してください。
- SOAtest Smart API Test Generator の通知をクリックすると、自動的にサーバーがリフレッシュされ、CTP でテストが開かれます。
- ParaBank デモ アプリケーションのアップデート
- Continuous Testing Platform でデータベースのバックアップ API が公開されました。
- SOAtest 構造化レポートがアップデートされ、見やすくなりました。
- クライアントとレスポンダーの送信メッセージで別々の文字エンコーディングを指定できるようになりました。Messaging、REST、SOAP、EDI クライアントで、個々に送信メッセージのエンコーディングを設定したり、スイートまたはシステムレベルでメッセージのエンコーディングを設定したりできるようになりました。次のドキュメントを参照してください。
Parasoft Concerto はサポートされなくなりました。代わりに SOAtest を Parasoft DTP に接続してください。
解決済みの PR および FR
ID | 説明 |
---|---|
CTP-4064 | SOAtest Server Web ページで SOAtest サーバーのリフレッシュ アクションがブロックされる |
CTP-4052 | ジョブ実行中にスローされた大きなエラー メッセージをスクロールできるようにする |
CTP-4037 | コンポーネント タイプを削除したときの警告メッセージを改善 |
CTP-3977 | データベース バックアップ API を公開する |
LT-1222 | 「グラフ形状の設定」機能をマニュアルに記載する |
LT-1221 | 「Directed Profile」シナリオ タイプに切り替えるとベル分布が失われる |
LT-1218 | シナリオ/プロジェクト設定の選択実行時に長時間の遅延 |
LT-1216 | グローバル ツールを参照するテストがリモート マシンで実行されない |
LT-1214 | 負荷テスト エージェントのシナリオ実行が 1 つおきに失敗する |
LT-1055 | 断続的な負荷テストの失敗 |
SOA-10588 | HTML レポートに表示される Diff ツールの結果の順序が一定しない |
SOA-10583 | Write File ツールが誤ったディレクトリにファイルを書き込む |
SOA-10579 | レポートが DTP にパブリッシュされたときにコンソールにメッセージを出力する |
SOA-10534 | 回帰コントロールを更新すると、回帰コントロールを更新できなかったという誤ったログが記録される |
SOA-10531 | 品質タスク ビューに表示されるパラメータライズされた Diff ツールの結果の順序が一定しない |
SOA-10517 | 混合型のペイロードに対して、スマート トラフィック作成が不正な形式の JSON を作成する |
SOA-10460 | パラメータライズされた Diff コントロールのパフォーマンスの問題 |
SOA-10394 | 日本語の文字を含むファイル名がマルチパート ペイロードで文字化けする |
SOA-10276 | データ ソースと環境の名前が同一である場合、REST API がエラー レスポンスを返す |
SOA-10194 | CTP のデータ グループのエラー |
SOA-10160 | 大きな参照 TST を開く場合の最適化 |
SOA-10158 | XML Validator が xml-exc-c14n PrefixList を文字列リストではなく NMTOKENS としてチェックする |
SOA-10087 | ライセンス機能の「不足」により SOAtest サーバーに接続できない |
SOA-10039 | Aggregate ツールが前回選択されたツールを表示しない |
SOA-9978 | データベース データ ソースが SQLite で動作しない |
SOA-9463 | Write File ツールでエンコーディングを指定する機能 |
SOA-6577 | Messaging/REST Client の文字エンコーディングをオーバーライドするオプションの追加 |
VIRT-2696 | Docker コンテナーで soavirt.war を起動したときの SOAtest のライセンスに関する説明をマニュアルに記載 |
VIRT-2668 | データ ソース オプションの置換が Form JSON レスポンダーで動作しない |
VIRT-2666 | クラスター モードの Virtualize でドラッグ&ドロップの使用を可能にする |
VIRT-2627 | XML のリクエストおよびプレーン テキストのレスポンスを含むトラフィック ファイルを使用してパラメータライズされたトラフィックを作成すると NPE が発生する |
VIRT-2507 | Apache Axis2 バージョンに起因するセキュリティ脆弱性 |
VIRT-2002 | レスポンダーでレスポンスのエンコーディングを設定 |