このセクションでは、Jetty に WAR ファイルをデプロイする手順の例を示します。新しいバージョンの SOAtest/Virtualize Server にアップデートする方法については「Jetty にデプロイされた SOAtest/Virtualize Server のアップグレード」を参照してください。

  1. Web アプリケーションのホーム ディレクトリとするフォルダーを新規作成します。Jetty webapps ディレクトリ以外のディレクトリであれば、どのディレクトリに作成しても構いません。たとえば、Windows では c:/wars/soavirt などを使用できます。
  2. http://www.eclipse.org/jetty/ からプラットフォームに適した Jetty をダウンロードします。
  3. ダウンロードした Jetty ファイルを任意の場所に展開します(ここでは <JETTY_HOME> とします)。
  4. ステップ 1 で作成したディレクトリを Jetty ベース ディレクトリとして初期化します。たとえば以下のコマンドを使用します。

    java -jar <JETTY_HOME>/start.jar --add-to-start=http,deploy
  5. 自動再デプロイメントに関する問題を防ぐため、Jetty の自動再デプロイを無効にします。たとえば、<JETTY_HOME>/start.ini ファイルに次のプロパティを設定します。

    jetty.deploy.scanInterval=0 
  6. (任意) HTTPS を介して WAR ファイルをデプロイするよう Jetty で SSL を設定します。
    1. JDK keytool を使ってキーを生成します。

      keytool -keystore keystore -alias jetty -genkey -keyalg RSA
    2. キーストアのパスワードとして storepwd と入力します。
    3. 質問が表示されたら回答します (名前、組織など)。
    4. キー パスワードとして keypwd を使用します。
  7. ステップ 1 で作成したディレクトリの下の webapps/ROOT ディレクトリに WAR ファイルの内容を展開します。これは <SOAVIRT_HOME> ディレクトリになります。
  8. <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF/config.properties の config.properties ファイルで、Jetty が使用するポートを指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。たとえば、 server.port.http=8080 または server.port.https=8443を使用します。config.properties に指定するポートは、Jetty の構成で指定したポートと一致していなければなりません。
  9. <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF/config.properties の config.properties ファイルで適切なライセンスを指定します (詳細については「サーバーの設定」を参照)。
  10. ステップ 1 で作成したディレクトリから Jetty を起動します。例:

    java -jar <JETTY_HOME>/start.jar
     
  11. Http://localhost:8080/ を参照します (必要に応じてポートを変更してください)。次のようなメッセージが表示された場合、アプリケーションは正しくインストールされています。

There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.

インストールが成功した場合、<SOAVIRT_HOME> にワークスペース ディレクトリが作成されます。

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