このセクションの内容:
キュー ブラウザーとは
[キュー ブラウザー] は JMS ブローカーへ接続し、そのブローカーが提供するキューのリストを取得したり、各キューのメッセージを表示したりすることができます。メッセージのコンテンツと同様にヘッダーも参照できます。また、キュー ブラウザーでキューのメッセージを削除することも可能です。キュー ブラウザーはキューに存在するメッセージの可視性と管理手段を提供します。
以下のことが可能です:
- キューの参照
- メッセージの参照
- メッセージ内容の参照
- メッセージの削除
サポートしている JMS プロバイダー
以下の JMS プロバイダーがサポートされています。
- IBM WebSphere MQ JMS - 前提条件については以下を参照してください。
- IBM WebSphere Application Server JMS
- Tibco EMS JMS - 前提条件については以下を参照してください。
- Progress Sonic MQ/ESB
- ActiveMQ JMS
- JBoss JMS
WebSphere MQ 前提条件
IBM の WebSphere MQ Browser ツールのように、キュー ブラウザーは利用可能な MQ キューと、それらの間で利用可能なメッセージを表示するように構成できます。
このようなビューを構成するには、JMSメッセージングのための WebSphere MQ の jar を追加し、「IBM WebSphere MQ (MQ Series)」に記載の手順に従ってブラウザー ビューを構成します。
この構成が完了すると、 MQ ネイティブの API を介して生成されたMQ メッセージは、16 進法にエンコードされた形式 (読み取り不可) で [キュー ブラウザー] ビューに表示される可能があります。テキスト/XML メッセージを人間が読むことができる形式に変換するために、16 進法のデコード ツールを使用できます。 デコード ツールはオンラインで入手可能です。たとえば、 http://www.string-functions.com/hex-string.aspx などです。
Tibco 前提条件
Tibco 上のキューを自動的に参照するには、次の操作を実施する必要があります。
- システム プロパティの設定で Tibco admin jar
tibjmsadmin.jar
を指定します (詳細については、 「システム プロパティの設定」を参照してください)。 - 管理者のユーザー名とパスワードを提供します (キューのリストを自動的に取得するために、Tibco は管理者接続を必要とするためです)。
キューのブラウズ
キューをブラウズするには、次の操作を行います。
- まだ実施していない場合は、接続する JMS の実装に必要な JAR ファイルを追加します (詳細については、「必要な JAR ファイルの追加」を参照してください)。
- [Parasoft] > [ビューの表示] > [キュー ブラウザー] をクリックします。
- [キュー ブラウザー] ビューの右上にある [JMS 設定を開く] ボタンをクリックします。
- [JMS ブラウザー設定] ダイアログが開くので、以下の設定を行います。
- [プロバイダー] タブで JMS プロバイダーを選択します。使用しているプロバイダーが見つからない場合 (例: JBoss JMS など) は、 [その他の JMS プロバイダー] を選択します。
JMS プロバイダーの接続に必要な設定を指定します。
[接続ファクトリ] フィールドの入力
多くの場合は、[接続ファクトリ] フィールドはデフォルト値のままにできます。 場合によっては入力が必要なこともあります。 WebSphere MQ の場合は、接続先のキューを保持しているキュー マネージャーの名前を使用します。 WebSphere Default JMS の場合は、 WebSphere Application Server 上で作成された接続ファクトリの名前を使用します。- (任意) キューを手動で指定したい場合は、[キュー] タブを開き、利用可能なキューを指定します。ブラウザーが自動的にキューのリストを取得することを JMS プロバイダーが許可しない場合、Tibco を使用しているが管理者アカウントを利用できない場合、または単にすべての利用可能なキューのサブセットに焦点を絞りたい場合に役立ちます。
- [OK] をクリックします。
- [キュー ブラウザー] ビューの右上にある [キュー ブラウザーのリフレッシュ] ボタンをクリックします。
次のようにキューを検索できます。
目的 | 方法 |
---|---|
利用可能なキューを参照する | ビューの左上にあるボックスを確認する |
与えられたキューのすべてのメッセージを参照する | 対象のキューを選択する |
与えられたメッセージの内容を参照する | 対象のメッセージを選択する |
キューからメッセージを削除する | 対象のメッセージを右クリックし、[メッセージの削除] をクリックする |