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はじめに
JUnit Executor ツールを使用すると、SOAtest で実行できる他のさまざまな種類のテストと組み合わせて JUnit テストを実行できます。これにより、テスト環境やテスト データのセットアップ、このツールによる単体テストの実行、モバイル テストの実行など、より広範な一連のイベントの一部として JUnit テストを編成する単一のテスト シナリオを設計して実行することができます。
前提条件
- JUnit 3.8.x および 4 がサポートされています。
- このツールには SOAtest 9.8.1 以降が必要です
インストール
このツールは、UI またはコマンド ラインからインストールできます。
UI からのインストール
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[システム プロパティ] をクリックします。
- [JAR の追加] をクリックし、junitexecutor.jar ファイルを選択します。
- [適用] をクリックします。
- SOAtest/Virtualize を再起動します。
コマンドラインからのインストール
settings.properties ファイルの system.properties.classpath
プロパティに junitexecutor.jar ファイルを追加します。例:
system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/junitexecutor.jar
使用方法
テストのクラス フォルダーまたは jar ファイルに、実行する JUnit が含まれている必要があります。その他の依存ライブラリを jar/フォルダーにインクルードしたり、システム プロパティに追加したりできます。ツールは、まず jar/folder をチェックし、必要に応じてシステム プロパティをチェックします。
ツールの追加
ウィザードを使用して、スタンドアロン ツールとして JUnit Executor を追加できます。
- テスト スイート フォルダーを右クリックし、[新規追加] > [テスト] をクリックします。
- JUnit Executor ツールを参照し、[終了] をクリックします。
- シナリオに従ってツールを設定します。
特定のテストメソッドの実行
- テストのクラス フォルダーまたは jar ファイルを指定し、実行するテスト クラスおよびテスト メソッドを指定します。
(オプション)このツールから JUnit の値を動的に変更する場合は、目的のキーと値のペアをセミコロンで区切って [データ] フィールドに入力します。
これらの変数には、Java の System Properties オブジェクトを使用して JUnit ソース コード内からアクセスできます。例:String lastName = System.getProperty("lastName")
クラス内のすべてのテスト メソッドの実行
- テストのクラス フォルダーまたは jar ファイルを指定し、テスト クラスを指定します。[メソッド] フィールドは空にします。
(オプション)このツールから JUnit の値を動的に変更する場合は、目的のキーと値のペアをセミコロンで区切って [データ] フィールドに入力します。これらの変数には、Java の System Properties オブジェクトを使用して JUnit ソース コード内からアクセスできます。例:
String lastName = System.getProperty("lastName")
結果の参照
実行の詳細および結果については、[コンソール] ビューにレポートされます。また、テストの失敗が検出された場合、品質タスク ビューにレポートされます。
JUnit テストからコンソールへのメッセージのレポート
com.parasoft.api パッケージをプロジェクトにインポートしてアプリケーション コンテキストにアクセスすると、SOAtest が JUnit テスト実行からのメッセージをコンソールにレポートできるようになります。
Application.showMessage("this displays in the console");
<SOATEST_INSTALL>/plugins/com.parasoft.ptest.libs.web_<VERSION>/root/
ディレクトリにある com.parasoft.api.jar ファイルを Java プロジェクトのクラスパスに追加して、リソースをインポートします。
JUnit テストからの値の取得
SOAtest の出力を JUnit Executor にアタッチして、JUnit のテスト出力からデータを取得し、そのデータを他のテストで使用することができます。保存する値を指定するよう JUnit を設定し、Executor ツールの JUnit Output に適切なツールを連結する必要があります。データは XML フォーマットで連結されたツールに渡されます。たとえば、Diff ツール、XML Assertor、または XML Data Bank ツールにデータを送信できます。
JUnit Output の設定
JUnit はアプリケーション コンテキストにアクセスし、custom_tool_junit_output
キーの下にある標準的な Java Map に必要な値を格納する必要があります。JUnit Executor ツールは、保存されたマップのアプリケーション コンテキストをチェックし、ツールの "JUnit Output" 出力に渡される XML に変換します。マップのキーおよび値は文字列でなければなりません。
アプリケーション コンテキストにアクセスするには、「Reporting Messages from JUnit Test to Console」の説明に従って com.parasoft.api パッケージを JUnit にインポートします。
別のツールにデータを送信
XML データを処理するツールに JUnit テストの出力データを送るには、次の操作を行います。
- JUnit Executor を右クリックし、[出力の追加] をクリックします。
- 出力を受け取るツールを選択し、[終了] をクリックします。
例
この例では、multiplyResult
および sumResult
JUnit オペレーションの値を XML データバンクに保存し、その値を後続のテストで使用できるようにします。次の手順が実行されます。
- JUnit テストは、値を含むマップを作成します。
- マップはアプリケーション コンテキストに配置されます。
- マップ内の値は XML ドキュメントに変換され、JUnit の出力に接続されたツールに渡されます。
@Test public void testExample() throws Exception { int multiplyResult = 8 * 8; int sumResult = 8 + 8; // Create map representing name-value pairs for XML Map<String, String> map = new HashMap<String, String>(); map.put("multiplyResult", String.valueOf(multiplyResult)); map.put("sumResult", String.valueOf(sumResult)); // Get the Parasoft Scripting Context ScriptingContext context = Application.getContext(); // Place the map in the context with the custom_tool_junit_output context.put("custom_tool_junit_output", map); }
このテストを実行するように構成された JUnit Executor ツールを追加し、 XML Data Bank ツールを JUnit の出力に追加します。
どの値を抽出して他のツールで使用するかを指定します。マップのコンテンツは、JUnit の出力に添付されたツールに渡される XML ドキュメント内の <root>
要素の下に表示されます。この例では、値アサーション ツールが追加されました。
サード パーティのコンテンツ
このプラグインは、以下のサード パーティのコンテンツを含みます。
- JUnit (Eclipse Public License 1.0)
その他のライセンスの詳細については、Parasoft Burp Suite Extensions の licenses フォルダーを参照してください。