Selenium テストからアプリケーションライフサイクル管理(ALM)システムの作業項目へのトレーサビリティを有効にして、データを Parasoft DTP にパブリッシュできます。これにより、ソフトウェア要件がテストでどの程度カバーされているかがわかります。このセクションの内容:

初期設定

  1. Selenic が結果を DTP にパブリッシュできることを確認します。DTP に結果を公開 をご覧ください。
  2. DTP がサポートされている ALM と連携されていることを確認します。詳細については、Parasoft DTP のドキュメント を参照してください。
  3. ALM で作業項目(ユーザーストーリー、タスク、テストなど)を作成します。詳細については、ALM のドキュメントの参照または ALM 管理者に確認してください。
  4. Selenium テストに ALM の作業項目と関連付けるタグのアノテーションを付けることでテストのトレーサビリティが有効になります。アノテーションを使用するには、Parasoft Annotations Maven 依存関係をプロジェクトに追加する必要があります。Selenic でプロジェクトを作成すると、依存関係が含まれます(記録したアクションから Selenium テストプロジェクトを作成 を参照)。既存のプロジェクトの場合は、依存関係をプロジェクトの pom.xml ファイルに追加します:
<dependency>
 <groupId>com.parasoft</groupId>
  <artifactId>parasoft-annotations</artifactId>
  <scope>test</scope>
  <version>1.0</version>
 </dependency>

JavaDoc API ドキュメントを含む GitHub 上の Parasoft Annotations プロジェクトも参照してください。

アノテーションの追加

テストメソッドとクラスで @WorkItem アノテーションを使用して、テストと ALM の作業項目を関連付けます。アノテーションには、作業項目の ID、作業項目のタイプ、ALM の作業項目へのURL(オプション)が含まれます。以下の表で、WorkItem プロパティについて説明しています:

プロパティ説明必須
type 

テストに関連付ける ALM の作業項目のタイプを指定します。有効な値:

  • PR - バグや欠陥にはこのタイプを使用します
  • FR  - 機能リクエストにはこのタイプを使用します
  • REQ - 要件またはユーザーストーリーにはこのタイプを使用します
  • TASK - タスクにはこのタイプを使用します 
  • TEST - テストにはこのタイプを使用します

例:

@WorkItem(type=REQ, id="123")

必須
id 

ALM の作業項目の ID を指定します。文字の種類と数は ALM によって異なります。

例:

@WorkItem(type=TEST, id="TESTCASE-4426") 

必須
url 

ALM の作業項目への URL を指定します。URL パラメータの目的は、テストレビューアに追加情報を提供することです。Selenic の機能に対して使用するものではありません。

例:

@WorkItem(type=TEST, id="TESTCASE-4426", url="https://server.myALM.com/") 

オプション

アノテーションの例

@WorkItem(type=REQ, id="REQ-123, url="https://server.myALM.com/")
public void my function() {
	. . .
}

テストの実行

WorkItem アノテーションを追加した後、Selenic でテストを実行します:

DTP にパブリッシュするテスト結果に含まれたアノテーションは、DTP で処理され、DTP のレポートメカニズムに組み込まれます。

結果の表示

DTP ダッシュボードとウィジェットでテストデータを表示する方法については、Parasoft DTP のドキュメント を参照してください。

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