このリリースには以下の拡張が含まれます。
リリース日: 2022年5月11日
OpenID Connect のサポート
OpenID Connect を介して DTP で認証を行い、DTP サーバーとの通信にセキュリティ レイヤーを追加できるようになりました。詳細については「UI での OpenID Connect の設定」および「properties ファイルでの OpenID Connect の設定」を参照してください。コマンド ラインから OpenID Connect サーバーに接続するには、次の 2 つの方法から要件に合わせて選択できます。デバイス コードまたは証明書です。デフォルトでは、デバイス コード認証が有効です。
Docker Hub の Jtest コンテナー イメージ
すぐに利用できる Jtest コンテナー イメージを Docker Hub からダウンロードできます: https://hub.docker.com/r/parasoft/jtest.「Docker コンテナーへの Jtest のデプロイ」も参照してください。
単体テスト アシスタントの拡張
Mockito 3 および 4 のサポート
Mockito 3 および 4 のサポートが追加されました。
Mockito を使用した static メソッドおよび コンストラクターのモック
一括生成で PowerMock ではなく Mockito を使用した static メソッドおよびコンストラクターのモックがサポートされました。PowerMock を使用した既存のテストの static メソッドおよびコンストラクターのモックに関連する推奨事項と即時修正も引き続きサポートされます。2022.1 より前のバージョンで作成された PowerMock を使用するプロジェクトでの一括作成時に static メソッドおよびコンストラクターのモックを有効にするには、テストの設定を変更します。PowerMock テストのアップデートおよび PowerMock テストを Mockito に変換する方法の詳細については、「mockito-inline とともに PowerMock を実行したときにテストが失敗する場合」を参照してください。Mockito によってサポートされないケースの詳細については「Mockito による static およびコンストラクターのモックの制約」を参照してください。
単体テスト一括作成の拡張
- 一括作成時に生成されるテスト ケースが例外ブロックをカバーするようになりました。
- 一括作成が最適化され、カバレッジの増加に寄与しないテスト ケースやコンパイルできないテスト ケースが排除されます。
その他の拡張
- 数値オブジェクトおよび null 型に対するアサーションの作成が改善されました。
パラレル ビルドのサポート
Maven および Gradle のパラレル ビルドのテスト カバレッジが収集されるようになりました。詳細については「Maven を使用したテストと解析」および「Gradle を使用したテストと解析」を参照してください。
IDE のサポート
次の IDE のサポートが追加されました。
- IntelliJ 2021.2
- IntelliJ 2021.3
- Eclipse 2021-12 (4.22)
- Eclipse 2022-03 (4.23)
セキュリティ コンプライアンス パックの拡張
Security Compliance Pack が拡張され、CWE の最新版のサポートが追加されほか、一部のコンフィギュレーションが更新されました。下の「追加または更新されたテスト コンフィギュレーション」セクションを参照してください。
追加または更新されたテスト コンフィギュレーション
以下のテスト コンフィギュレーションが追加されました。
- CWE 4.6
以下のテスト コンフィギュレーションが更新されました。
- OWASP Top 10-2021
- CERT
- DISA ASD STIG
更新された静的解析ルール
以下のルールが更新されました。
- BEAN.SERIALIZABLE
- CODSTA.READ.CID
- EJB.AMSC
- EJB.MNDF
- EXCEPT.NCNPE
- EXCEPT.NTNPE
- FORMAT.FCN
- FORMAT.TC
- GC.FCF
- GC.FM
- GC.NCF
- INIT.LV
- INTER.COS
- INTER.CTLC
- JAVADOC.TSMJT
- JAVADOC.VMCR
- NAMING.IRB
- NAMING.USF
- OOP.MFP
- PB.API.OF
- PB.API.REP
- PB.CLOSE
- PB.NUM.BBDCC
- PORT.EXEC
- PORT.NATV
- SECURITY.EAB.CMP
- SECURITY.ESD.TFP
- SECURITY.IBA.AEAF
- SECURITY.IBA.ATF
- SECURITY.IBA.CSVFV
- SECURITY.IBA.UPS
- SECURITY.WSC.CLONE
- SECURITY.WSC.RDM
- SECURITY.WSC.SER
- SECURITY.WSC.SRD
- SECURITY.WSC.SSM
- SECURITY.WSC.USC
- SERIAL.FT
- SERIAL.ROWO
- SERIAL.SROS
- SERVLET.SOP
- SERVLET.UCO
- TRS.ANF
- TRS.AUTG
- TRS.NSYN
- TRS.THRD
- TRS.TSHL
- TRS.UCM
- TRS.UWNA
- UC.EF
- UC.SNE
更新されたフロー解析ルール
以下のルールが更新されました。
- BD.EXCEPT.AN
- BD.EXCEPT.NP
- BD.EXCEPT.NR
- BD.PB.CC
- BD.PB.NP
- BD.PB.STRNULL
- BD.PB.VOVR
- BD.SECURITY.TDALLOC
- BD.SECURITY.TDLOG
- BD.TRS.DIFCS
以下のルールの違反メッセージが更新されました。そのため、以前に DTP で関連付けられたこれらのルールの抑制はもう利用できない場合があります。
- BD.SECURITY.CUSTOM
- BD.SECURITY.SENS
- BD.SECURITY.TDALLOC
- BD.SECURITY.TDCMD
- BD.SECURITY.TDCODE
- BD.SECURITY.TDDIG
- BD.SECURITY.TDENV
- BD.SECURITY.TDFILES
- BD.SECURITY.TDFNAMES
- BD.SECURITY.TDINPUT
- BD.SECURITY.TDJXPATH
- BD.SECURITY.TDLDAP
- BD.SECURITY.TDLIB
- BD.SECURITY.TDLOG
- BD.SECURITY.TDNET
- BD.SECURITY.TDPASSWD
- BD.SECURITY.TDRESP
- BD.SECURITY.TDRFL
- BD.SECURITY.TDSESSION
- BD.SECURITY.TDSQL
- BD.SECURITY.TDXML
- BD.SECURITY.TDXPATH
- BD.SECURITY.TDXSS
また、BD.PB.ARRAYINP ルールの ID が次のように変更されました: BD.SECURITY.ARRAY
その他の拡張
- Gradle 7.3 および 7.4 のサポートが追加されました。
- Lombok 1.18.22 のサポートが追加されました。
- IPv6 がサポートされるようになりました。
- Maven および Gradle プラグイン依存関係のローカル Maven リポジトリの作成が改善されました。
- フロー解析ルールを含むテスト コンフィギュレーション実行時のパフォーマンスが改善されました。
- ソース コードにコンパイラ生成コードまたはクラス初期化コードが含まれる場合のフロー解析ルールの正確さが向上しました。
- Jtest レポートにカスタム名称を指定できるようになりました。report.file.name を参照してください。
- log4j の脆弱性に対応しました (このリリースでは log4j version 2.17.2 が使用されています)。
その他の変更
- JUnit 3 のサポートは非推奨になり、将来のリリースで削除される予定です。
- Windows および Linux で 2022.1 にアップグレードすると、マシン ID が変わる可能性があります。新しいライセンスを請求する前に、マシン ID を確認してください。「マシン ID の取得」を参照してください。
- フロー解析エンジンの全般的な改善により、2022.1 以前のバージョンでレポートされた違反と差異が生じる可能性があります。
- 拡張された UTA をサポートし、複数のバージョンのテスト ID 間での互換性を実現するため、Junit 5 のテスト ID のフォーマットが変更されました。これにより、DTP に保存されたデータの一部が無効になる可能性があります。
- TFS SDK ライブラリが Parasoft の一部として配布されなくなりました。お使いのマシンで TFS サポートを動作させるには、ベンダーから TFS SDK をインストールする必要があります。
廃止された環境
廃止された IDE
次の IDE のサポートは廃止されました。
- IntelliJ 2017-2019
- Eclipse 4.4
- Eclipse 4.5
- Eclipse 4.6
- Eclipse 4.7
解決済みのバグおよび FR
バグ/FR ID | 説明 |
---|---|
FA-8531 | BD-PB-VOVR ルールのドキュメント改善 |
FA-8696 | BD-TRS-DIFCS ルールのドキュメント改善 |
FA-8739 | BD.PB.ARRAY の誤検出 |
FA-8824 | BD.SECURITY.TDALLOC 違反を検出できない可能性 |
JT-73698 | 解析実行時に Lombok 自動生成コードをスキップできるか |
JT-74319 | PB.CLOSE の違反修正方法 |
UTA-7116 | パラメータライズド テスト ケース作成時に CSV 入力が生成されない |
XT-39405 | Java >15 で実行される Eclipse 2021-09 で影響を受ける単体テスト ビューにデータが表示されない |
XT-39435 | パスワードに " " - 空白文字が含まれる場合にライセンスを取得できない |
XT-39530 | SSL を使用する Perforce の scontrol の問題 |
XT-39839 | scope.path.accept.regexp および scope.path.reject.regexp の使用方法 |