以下の Freescale コンパイラがサポートされています。
Freescale C/C++ Compiler v. 5.1 for Embedded ARM
- コンパイラ略称: cwarm_5_1
- ホスト OS: Windows
- サポート対象プラクティス: 静的解析
- サポート レベル: Extended
Freescale CodeWarrior ANSI-C/cC++ Compiler 5.0.x for HC12
- コンパイラ略称: cwhc12_5_0
- ホスト OS: Windows
- サポート対象プラクティス: 静的解析
- サポート レベル: Extended
FreeScale CodeWarrior ColdFire v 6.0
- コンパイラ略称: cwcf_6_0
- ホスト OS: Windows
- サポート対象言語: c89, c99
- サポート対象プラクティス: 静的解析
- サポート レベル: Standard
その他のサポート情報
CodeWarrior IDE はサポートされていません。
サポートされるディストリビューションを使用するには、コマンドライン コンパイラ ドライバの実行可能ファイルがあるディレクトリを $PATH
環境変数に追加する必要があります。
C++ では、非標準の「コンストラクターの直接呼び出し」はサポートされません。たとえば以下のサンプル コードの BitSet::BitSet(. . .)
などです。
class BitSet { protected: enum BS_op { BS_and = (int) '&', BS_or = (int) '|', }; BitSet(const BitSet& x, const BitSet& y, enum BS_op op); friend BitSet operator & (const BitSet& x, const BitSet& y); }; BitSet operator & (const BitSet& x, const BitSet& y) { return BitSet::BitSet(x, y, BitSet::BS_and); }
Freescale HC(S)12 コンパイラは、この非標準の構造を許容します。この構造は、Freescale HC(S)12 コンパイラに付属する C++ ヘッダー ファイル bitset.h
で使用されます。このヘッダー ファイルを使用するコードは解析できません。現在のところサポートされません。
Freescale HC(S)12 コンパイラは、単なる char
の引数を持つ関数呼び出しに対して、signed char または unsigned char
パラメーターを持つ、オーバーロードされた関数を選択します。これはサポートされません。 例:
class istream { istream& get(signed char p); istream& get(unsigned char p) { return get((char)'a'); } };
Freescale HC(S)12 コンパイラは、この構造を許容します。この構造は、Freescale HC(S)12 コンパイラに付属する C++ ヘッダー ファイル iostream.h
で使用されます。このヘッダー ファイルを使用するコードは解析できません。現在のところサポートされません。
C++ では、たとえば以下の streamsize int
のように、複数の型指定子を使用する非標準の構造はサポートされません。
class istream { typedef int streamsize; istream& read(streamsize int n); };
Freescale HC(S)12 コンパイラは、この非標準の構造を許容します。この構造は、Freescale HC(S)12 コンパイラに付属する C++ ヘッダー ファイル iostream.h
で使用されます。このヘッダー ファイルを使用するコードは解析できません。現在のところサポートされません。
C++ では、void*
ポインター型から他のポインター型への暗黙的な変換はサポートされません。例:
class ios { int i; }; int vscan(ios* stream = ((void *)0));
Freescale HC(S)12 コンパイラは、この構造を許容します。この構造は、Freescale HC(S)12 コンパイラに付属する C++ ヘッダー ファイル stream.h
で使用されます。このヘッダー ファイルを使用するコードは解析できません。現在のところサポートされません。
ビルトインの long long double
型はサポートされません。
サポート レベルについて
- Extended: サポートは拡張テストによって検証されており、セーフティ クリティカルなソフトウェア開発で使用できます。
- Standard: サポートは標準テストによって検証されており、セーフティ クリティカルではないソフトウェア開発で使用できます。