コーディング スタンダードは、コードのエラーを防止すると同時にコードの品質を高めます。このレッスンでは、静的解析を実行して、コードがコーディング スタンダードに準拠しているかをチェックする方法について説明します。
背景
C++test は、静的にコードを解析してコーディング スタンダード ルールにコードが準拠しているかどうかをチェックできます。このとき使用されるのは、テスト コンフィギュレーションで「有効」に設定されたルールです。C++test には一連のビルトイン テスト コンフィギュレーションが用意されており、それぞれ「有効なルール」が定義されています。ユーザーは、プロジェクトやポリシーに最もふさわしい特定のコーディング スタンダード ルールを「有効」に設定したユーザー定義テスト コンフィギュレーションを作成できます。
C++test のコーディング スタンダード ルールは、「重要度レベル」によってグループ分けされています。 重要度レベルは、重大な構造上の欠陥を引き起こす可能性の程度によって分類されています。 重大な構造上の欠陥とは、パフォーマンスの低下、メモリ リーク、セキュリティ脆弱性などのアプリケーションの問題を引き起こす構造のことです。
- 最高:エラーを引き起こす可能性が最も高い。重要度レベル 1。
- 高:重大な違反の可能性。重要度レベル 2。
- 中:違反。重要度レベル 3。
- 低:違反の可能性。重要度レベル 4。
- 最低:エラーを引き起こす可能性が最も低い。重要度レベル 5。
次の演習に進む前にチュートリアルの「C++test プロジェクトの作成 - チュートリアル」を終えている必要があります。