サポートの概要
次のバージョンの EWARM (Embedded Workbench for ARM) コンパイラ/環境がサポートされます。
- IAR EWARM 5.3x.
- IAR EWARM 5.4x.
- IAR EWARM 5.5x.
- IAR EWARM 6.1x (C-only).
- IAR EWARM 6.3x (C-only).
- IAR EWARM 6.6x.
- IAR EWARM 7.4x.
- IAR EWARM 7.8x.
IAR EW の統合は以下のように提供されます。
- EWARM プロジェクトをインポートする方法として、cpptesttrace ユーティリティの使用が推奨されます。詳細については 「EWSTM8」を参照してください。
- EWARM 5.3x-6.3x については、GUI ベースの EW プロジェクト インポート機能もあります。GUI ベースのインポート機能は他のバージョンの EWARM をサポートしていないため、それらのバージョンに対する使用は推奨されません。
- オプション抽出は、直接 IAR EW プロジェクト ファイル (.ewp ファイル) と連携します。
- プロジェクトのインポートは、プロジェクト ファイル (.ewp) とワークスペース ファイル (.eww) の両方に対応します。
- IAR Embedded Workbench プロジェクトのテストを容易にするために、以下のコンポーネントが提供されます。
- サポートされている ARM 用 IAR コンパイラ (上記のリストを参照) の各バージョンに対応するコンパイラ構成。
- "Use options from IAR Embedded Workbench project" オプション ソース
- "Import IAR Embedded Workbench projects" インポーター GUI.
- CLI/バッチ モードでのインポート: "-ewp" オプション + "localsettings" プロパティ: ewp.import.config、ewp.import.linked、ewp.import.location、ewp.import.subdirs、ewp.import.path-var.enabled、ewp.import.pathvar.name、 ewp.import.pathvar.value
- make を使って IAR コンパイラ v. 6.1x 以降で C++test ランタイム ライブラリをビルドするための IAR_iccarm.mk ランタイム ライブラリ ビルド構成ファイル。
- make を使って IAR コンパイラ 5.3x から 5.5x でランタイム ライブラリをビルドするための IAR_iccarm_5_5x_and_older.mk ランタイム ライブラリ ビルド構成ファイル。
- C-SPY シミュレーターで単体テストとアプリケーション テストを開始するためのテスト コンフィギュレーション
- Run IAR EW Tests (Batch Template) - EW によって生成されたバッチ スクリプト ('.cspy.bat') を使用してシミュレーターを起動
- Run IAR EW Application with Mem Monitoring (Batch Template) - EW によって生成されたバッチ スクリプト ('.cspy.bat') を使用してシミュレーターを起動
- Run IAR ARM Tests - 純粋なマニュアル シミュレーターのコンフィギュレーション
- Run IAR ARM Application with Mem Monitoring - 純粋なマニュアル シミュレーターのコンフィギュレーション
既知の制限事項
- 古いバージョンの EW によって生成されたプロジェクト、またはその他の方法で生成されたプロジェクトには、特定のオプションの記述が欠けている場合があります。GUI ベースの EW プロジェクト インポート機能を使用しているときに、この問題が発生した場合、C++test は対応するコンパイラ/リンカー オプションがないものとして処理します。この処理は、 「一部の重要なオプションに対しては内部的なデフォルト値を設定する」という EW の処理と矛盾する可能性があります。
- C++test の GUI ベースの EW プロジェクト インポート機能は、以下の IAR EW プロジェクト (.ewp) 設定をサポートしていません。
- [General Options] >[Library Configuration] > [CMSIS] > [DSP library] 設定は無視されます (リンカー オプションに関して)。
回避策: [Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] > [リンカーオプション] に手動で適切なライブラリを追加します。 - [General Options] >[Target] > [FPU] 設定は無視されます。
回避策: [プロジェクト プロパティ] >[Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] > [コンパイラオプション] に手動で適切な--fpu
オプションを追加します。 - [Linker] >[List] > [Generate linker map file] 設定は無視されます。
回避策: [プロジェクト プロパティ] >[Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] > [リンカーオプション] に手動で適切な--map
オプションを追加します。 - Cortex-Ax コアの場合、[General Options] > [Target] > [FPU] の設定にかかわらず、
.no_neon
指定されたコア名が--cpu
オプションに設定されません。
回避策: [プロジェクト プロパティ] >[Parasoft] > [C++test] > [ビルド設定] で [IAR Embedded Workbench プロジェクトのオプションを使用] を [すべてのオプションを手動で指定] に変更し、手動ですべてのオプションを指定します。 IAR ARM compiler v. 7.2x およびそれ以前に含まれるプリプロセッサの制限により、C++test は次のコードを解析できません。
#define MHZ *1000000l #define FREQ (1MHZ) void foo(long freq); void bar(void) { foo(FREQ); }
回避策:1
とMHZ
の間に空白を挿入します。#define FREQ (1 MHZ)