このセクションでは、設定ファイルを指定する方法について説明します。設定ファイルは、レポートの生成、タスクの割り当て、ライセンスといったオプションをコントロールします。設定ファイルを使用すると、チーム全体で設定を共有するだけでなく、プロジェクトやテスト実行ごとに異なる設定を適用することができます。

このセクションの内容

設定ファイルとは

設定ファイルは、レポート、Parasoft DTP、エラーの作成者といったオプションをコントロールします。以下のような場合に設定ファイルを作成します。

  • プロジェクトごとに異なる設定を使用することができます。
  • 必要に応じてチーム全体の設定を拡張したり上書きすることができます (例えばローカルパスに関連する設定など)。
  • GUI または手動で指定した設定を Parasoft DTP に入力します。DTP によって、 チーム全体で設定を共有することができます。
  • GUI を開かずに設定を変更できます。
  • オプションが設定ファイルと GUI の両方で設定されている場合、設定ファイルの指定が GUI の設定を上書きします。

  • コマンド ラインからも GUI に設定をインポートできます。詳細については「コマンドライン オプション」ページの "-settings" または "-property" を参照してください。 

設定ファイルの指定と保存

設定ファイルは 2 種類の方法で定義できます。

  • 単純なテキストファイルに手動で設定を記述します。ファイルの名前や場所の要件あはりません。
  • GUI から設定ファイルへのエクスポート」で説明しているように、 GUI 設定をエクスポートし、必要に応じて変更あるいは拡張します。

    GUI の設定をエクスポートして設定 (オプション) ファイルを作成する

    オプション ファイルを作成する最も簡単で速い方法は、GUI から設定をエクスポートすることです。

    1. [Parasoft] メニューの [設定] をクリックして
    2. 左側のリストから [Parasoft] を選択します。
    3. パネルの右側で [共有] リンクをクリックします。
    4. ダイアログが開いたら、ファイルにエクスポートする設定を指定します。
    5. [参照] ボタンをクリックし、設定を保存するファイルを指定します。
    6. [OK] をクリックします。
      • 既存のファイルを選択した場合、ファイルに設定が追加されます。その他の場合は新規ファイルが作成されます。
      • エクスポートされるパスワードは暗号化されます。

設定は、Parasoft DTP またはローカル ファイルに格納できます。Parasoft DTP の場合、接続する C/C++test に設定が自動的に適用されます。ローカルファイルの場合、設定をコマンドラインから指定することができます。  設定ファイルを保存して適用する方法については、「C/C++test 環境設定-概要」 を参照してください。 

その他の情報

    • 1 つの設定を 1 行で記述する必要があります。
    • 認証が確実に成功するよう、またセキュリティ レベルを向上させるため、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。
    • DTP で指定された設定から設定をインポートしていて、その設定を GUI の設定で上書きしたい場合、適切なページで [DTP の設定を使用] チェックボックスをオフにし、手動で設定を行います。
    • テストの実行中に設定の問題が検出された場合、その詳細がコマンドライン出力に レポートされます。
    • サーバーマシンからではなく、開発者/テスターのデスクトップからコマンドラインモードで実行している場合、tasks.clear=false オプションを使って、前回の結果が必ず保存されるようにしてください。

設定の一覧

レポート設定

設定目的
build.id=[id]

結果をラベル付けするビルド識別子を指定します。ビルド識別子は、各ビルドに対して付ける場合もあれば、指定のビルドで実行された複数のテストセッションに対して付ける場合もあります。ビルド ID は最大で 128 文字です。

デフォルト値は  ${dtp_project}-${time:yyyy-MM-dd} です。たとえば ATM プロジェクトの場合、レポートのビルド ID は次のようになります: ATM-2017-07-07 

次の設定は、プロジェクト名と環境変数 BUILD によって渡されたビルド番号で構成されるカスタム ビルド ID を指定しています。

build.id=${dtp_project}-${env_var:BUILD}

プロジェクトが ABC であり、CI サーバーのビルド番号が 114 の場合、ABC-114 に解決されます。

report.active_rules=true|false

テストで有効に設定されているルールのリストをレポートに含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.archive=true|false

指定の場所に追加の圧縮アーカイブファイル (.zip) を生成します。ZIP にはレポートをビルドするために生成されたすべてのファイルが含まれます。 

このオプションは任意のレポート フォーマット (HTML、PDF、SARIF など) に対してアーカイブを生成できます。 

アーカイブを生成する際、レポートのカスタム変換を行うこともできます。なぜなら、すべての要素はそれぞれ指定された出力先に出力されるからです。

デフォルト: false

report.associations=true|false

テストに関連付けられた要求、欠陥、タスク、および機能要求をレポートに含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.authors_details=true|false

チームメンバーごとに割り当てられたタスク タイプの数の概要をレポートに含めるかどうかを指定します。 

デフォルト: true

report.contexts_details=true|false

テスト中にチェックまたは実行されたファイルの概要をレポートに含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.custom.extension

report.custom.xsl.file

カスタムレポート形式のための XSL ファイルの場所と拡張子を指定します。report.format=custom と共に使用します。

詳細と例については、「レポート設定」を参照してください。

report.developer_errors=true|false

マネージャーレポートに開発者エラーについての詳細を含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.developer_reports=true|false

マネージャー向けの概要レポートに加えて、カスタマイズされた詳細なレポートを個々のチームメンバー向けに生成するかどうかを指定します。 

デフォルト: true

report.dtp.publish.src=off|min|full

テスト対象のソース コードを DTP Server にパブリッシュするかどうかを指定します。  

off を指定すると、ソース コードは DTP にパブリッシュされません。

min を指定すると、ソースの最小限の部分をパブリッシュします。多くの場合、ソース管理システムへの参照がないソース コード (自動生成されたコードなど) がパブリッシュされます。

full を指定すると、指定されたスコープに関連するすべてのソース コードがパブリッシュされます。

デフォルト: full (report.dtp.publish オプションが有効な場合のデフォルト値です。)

report.format=[html|html_ut_details|pdf|sarif|sarif-azure|sast-gitlab|sast-gitlab-v14|sate|cppunit|xunit|custom]

レポートのフォーマットを指定します。1 回の実行でフォーマットが異なる複数のレポートを生成するには、カンマ区切りのリストを指定します。Automation ライセンス機能が有効な場合、指定されたレポート フォーマットに加えて XML レポートが生成され、保存されます。例:

report.format=html,pdf,sarif

デフォルト: html

report.mail.attachments=true|false

レポートを添付ファイルとして送信するかどうかを指定します。すべてのコンポーネントは添付ファイルとして含まれます。画像のある HTML レポートを参照するには、すべての添付ファイルをディスクに保存する必要があります。

デフォルト: false

report.mail.cc=[email_addresses]包括的な HTML マネージャーレポートのメール送信先を指定します。メールアドレスをセミコロン (;) で区切って指定する必要があります。この設定は通常、マネージャーまたはアーキテクトにレポートを送信するのに使用します。また、 チームメンバーに自動的にレポートが送信されない場合 (チームがサポート対象のソース管理システムを使っていない場合)、このオプションを使ってレポートを送信できます。
report.mail.compact=trends|links

完全なレポートではなく、コンパクト レポートまたはリンクをメールで送信することを指定しま す。 

trends を指定した場合、概要の表、および他のコンパクト データが電子メールに含まれます。詳細データは含まれません。

links を指定した場合、レポートへのリンクだけが電子メールに含まれます (このレポートは DTP Server 上にあります)。

report.mail.domain=[domain]レポートの送信に使用されるメールドメインを指定します。
report.mail.enabled=true|false

開発者と cc で指定した送付先に、HTML レポートをメールするかどうかを指定します。 

注意: プロジェクトコードに対して作業している各開発者には、その開発者に関連するエラー/結果だけのレポートが自動的に送信されます。

デフォルト: false

report.mail.exclude=[email_addresses]レポートを送信しない電子メールアドレスを指定します。この設定を使用すると、コードに対して作業しているが、レポートを受信させたくないチームメンバーに対して、レポートが自動送信されるのを防ぐことができます。
report.mail.exclude.developers=true|false

report.mail.cc プロパティで明示的に指定されていないチームメンバーに、レポートを送信するかどうかを指定します。個々のチームメンバーにレポートを送信しないようにすることができます。

デフォルト: false

report.mail.format=html|ascii

電子メールの形式を指定します。

デフォルト: html

report.mail.from=[email_address OR user_name_of_the_same_domain]

送信されるメールの差出人を指定します。

デフォルト: <global_user_name>

report.mail.include=[email_addresses]開発者レポートを受け取るチームメンバーのアドレスを指定します。メールアドレスをセミコロン (;) で区切って指定する必要があります。この設定は通常、開発者に自動的にレポートが送信されない場合に、開発者にレポートを送信するために使用します (たとえば、チームがサポート対象のソース管理システムを使用していない場合など)。このオプションは、exclude オプションの指定を上書きします。 
report.mail.on.error.only=true|false

タスクが生成された場合または致命的な例外が発生した場合にだけ管理者にレポートを送信するかどうかを指定します。この設定はチームメンバーへの送信に影響しません。レポートされたタスクに責任があるチームメンバーにだけメールは送信されます。

デフォルト: false

report.mail.server=[server]レポートの送信に使用されるメール サーバーを指定します。
report.mail.port=[port]

メール サーバー ホストのポート番号を指定します。

デフォルト: 25

report.mail.security=[SL| STARTTLS| NONE]使用するセキュリティを指定します。SSL、 STARTTLS、または NONE を指定できます。SSL は Visual Studio では使用できません。
report.mail.subject=My New Subject

送信する電子メールの件名を指定します。デフォ ルトの件名は ${tool_name} Report - ${config_name} です。例えば件名を「Report for Project A」に変更するには、次のように入力します。

report.mail.subject=Report for Project A

デフォルト: ${tool_name} Report - ${config_name}

report.mail.time_delay=[server]

バルクメールの制限を避けるために、電子メール によるレポート送信間の時間の遅延を指定します。

デフォルト: 0

report.mail.unknown=[email_address OR user_name_of_the_same_domain]"unknown" に割り当てられたエラーレポートの送信先を指定します。
report.mail.username=[username] report.mail.password=[password] report.mail.realm=[realm]

SMTP サーバー認証の設定を指定します。

realm の設定は、SASL レルムを使って認証するサーバーにだけ必要です。

report.metrics_details=true|false

メトリクスのサマリー情報を含む XML レポートを生成するかどうかを指定します。メトリクスのサマリー情報だけでなく、適用できる場合、個々のクラスおよびメソッドの詳細データも含まれます。このレポートが生成されるのは、メトリクスを有効にしたテスト コンフィギュレーションを実行した場合だけです。メトリクスの詳細は HTML レポートおよび PDF レポートで表示されます。

デフォルト: true

report.ref.report.file=[path]解析実行時に参照レポートを作成する場所のパスです。「タスクレポートの設定」を参照してください。
report.rules=[url_path_to_rules_directory]

静的解析ルールの HTML ファイルがあるディレクトリへのパスを指定します。このパスに基づいて、ルール ドキュメントへのリンクが HTML レポートに追加されます。
ルールの HTML ファイルはツールによって提供されます。または、テスト コンフィギュレーションの [静的] タブで [有効なルールの一覧] ボタンをクリックして生成することもできます。

この設定を GUI で適用するには、.properties ファイルに設定を定義し、[レポートとパブリッシュ] ウィンドウの [オプション ファイル] フィールドにファイルへのパスを指定します。詳細については、「レポートの生成」 を参照してください。

例:

report.rules=file:///C:/Temp/Burt/parasoft/xtest/gendoc/
report.rules=../gendoc/
report.rules=file:///<TOOL_INSTALL>/rules/docs/

デフォルト: none

report.scontrol=off|min|full

ソース管理システムからの追加情報を含めるかどうかを指定します。また、含める情報を指定することもできます。

off を指定した場合、ソース管理システムからの情報をレポートに含めません。

min を指定した場合、リポジトリ、ファイル パス、およびリビジョン情報をレポートに含めます。

full を指定した場合、リポジトリ、ファイル パス、リビジョン、タスクのリビジョンおよびコメント情報をレポートに含めます。

デフォルト: off

report.setup.problems=top|bottom|hidden

セットアップの問題に関するセクションをレポー トに含めるかどうかを指定します。 

top - レポートの先頭に「セットアップの問題」 セクションを追加します。これはデフォルトの設定です。 

hidden - レポートに「セットアップの問題」セクションは追加されません。

bottom - レポートの末尾に「セットアップの問題」セクションを追加します。 

デフォルト: bottom

report.suppressed_msgs=true|false

抑制されたメッセージを HTML レポートに含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.test_params=true|false

レポートにパラメーターの詳細情報を含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

report.ue_coverage_details_htmls=[coverage_type]

行ごとのカバレッジ詳細情報が付加されたソース コードのレポートに、テストの HTML レポートからリンクするかどうかを指定します。 

[coverage_type] には次の値を使用できます。

LC - 行カバレッジ
SC -ステートメント カバレッジ
BCC - 基本ブロックカバレッジ
DC - 判断文 (Decision) カバレッジ
SCC - 単純条件カバレッジ
MCDC - MC/DC カバレッジ

session.tag=[name]

結果をラベル付けするために使用されるセッション タグを指定します。この値は DTP に結果の概要をアップロードするときに使用されます。 

タグは、解析プロセスの実行中にチェックされるモジュールの識別子です。異なるモジュールのレ ポートには、異なるタグを付けるべきです。

デフォルト: ${config_name}

tasks.source.control.details=true|false
リビジョンやコメントなど、ソース管理システムからの追加情報をレポートに含めるかどうかを指定します。


Parasoft DTP 設定

設定目的
dtp.enabled=true|false

現行の C/C++test をDTP に接続するかどうかを指定します。

dtp.url=[url]DTP Server への URL を指定します。 

DTP のデフォルトのポート番号は次のとおりです。

  • https:// 用 8443
  • http:// 用 8080 (Linux) および 80 (Windows)

DTP がホスト サーバーのルート以外の場所にデプロイされている場合、UTL にコンテキスト パス (ホスト名からの相対パス) を含める必要があります。リバース プロキシを使用している場合、このケースに当てはまる場合があります。リバース プロキシ サーバーの設定およびコンテキスト パスの設定の詳細については、DTP のドキュメントを参照してください。

Example: dtp.url=https://ada.mycompany.com:8443

コンテキスト パスを含む例: dtp.url=http://aurelia.mycompany.com:8080/contextPath

dtp.user=[username]DTP Server 認証のユーザー名を指定します。
dtp.password=[password]DTP Server 認証のパスワードを指定します。認証が確実に成功するよう、またセキュリティ レベルを向上させるため、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。

report.dtp.publish=true|false

DTP サーバーへの結果のレポートを有効または無効にします。
dtp.project=[project_name]結果をリンクする DTP プロジェクトの名前を指定します。
dtp.additional.settings=[KEY1\=VALUE1\nKEY2\=VALUE2...]DTP に結果をレポートするための高度な設定を指定します。
dtp.autoconfig=true|false

DTP サーバーに格納された C/C++test 設定の自動設定を有効にします。 この設定は GUI には適用されず、インポート時に無視されます (詳細については「コマンドライン オプション」ページの "-settings" または "-property" を参照してください)。

ライセンス設定

さらに詳しい情報と例については、「ローカル ファイルまたは DTP プロジェクトでのライセンスの設定」を参照してください。

設定目的
parasoft.eula.accepted=true|false

Parasoft End User License Agreement (EULA) の条項への同意を設定できます。

デフォルト: false

cpptest.license.use_network=true|false

ネットワーク ライセンスの取得を有効または無効にします。

例: cpptest.license.use_network=true

デフォルト: true

(info) デフォルトでは、C/C++test は主要な DTP サーバーとして設定された DTP の License Server からライセンスを取得しようとします。「Parasoft DTP の設定」を参照してください。他の License Server を指定するには、license.network.use.specified.server オプションを有効にします。

cpptest.license.local.password=[password]C/C++test が使用するローカル パスワードを指定します。 
cpptest.license.local.expiration=[expiration]

ローカルライセンスの有効期限を指定します。

デフォルト: 0

cpptest.license.network.edition=[edition_name]

DTP または License Server から取得するライセンスの種類を指定します。 cpptest.license.use_networktrue を指定する必要があります。

設定可能な値:

  • desktop_edition: デスクトップでの使用に最適なライセンスです。
  • desktop_compliance_edition: デスクトップでの使用に最適なライセンスです。コーディング標準へのコンプライアンスをサポートするよう設定されています。
  • automation_edition: サーバー コマンド ライン モードでの高パフォーマンスの使用に適したライセンスです。
  • automation_compliance_edition: サーバー コマンド ライン モードでの高パフォーマンスの使用に適したライセンスです。コーディング標準へのコンプライアンスをサポートしています。
  • custom_edition: カスタマイズされたライセンスです。利用できる機能のリストを指定する必要があります。cpptest.license.custom_edition_features を使用して機能のリストを指定します。

デフォルト: custom_edition

例:

次の設定は、デスクトップでの利用に最適化されたライセンスを有効化します。
cpptest.license.use_network=true
cpptest.license.network.edition=deskop_edition

cpptest.license.custom_edition_features=[feature name]

C/C++test のカスタム エディション ライセンスで有効にする機能を指定します。カンマ区切りのリストを使用して複数の機能を指定できます。

設定可能な機能名:

  • Assembly Coverage
  • Automation
  • AUTOSAR Rules
  • Code Dependency Export
  • Static Analysis
  • Coverage
  • Coverage Advisor
  • CWE Rules
  • Desktop Command Line
  • DISA STIG Rules
  • DTP Publish
  • Embedded Support
  • Flow Analysis
  • HIC++ Rules
  • JSF Rules
  • MISRA C 2012 Rules
  • MISRA Rules
  • OWASP Rules
  • Requirements Traceability
  • Rule Wizard
  • Runtime Error Detection
  • Security Rules
  • SEI CERT C Rules
  • SEI CERT C++ Rules
  • Unit Test
cpptest.license.wait.for.tokens.time=[time in minutes]

現在ライセンスを使用できない場合に、C/C++test がライセンスを待機する時間を指定します。 

例えば C/C++test に 3 分間ライセンス トークンを待機させるには、cpptest.license.wait.for.tokens.time=3 と指定します。

デフォルト: 0

cpptest.license.autoconf.timeout=[seconds]

C/C++test が License Server からライセンスを自動設定するときのタイムアウト時間を指定します。

デフォルト: 20

license.network.use.specified.server=true|false

license.network.url オプションで指定したカスタム License Server からのライセンス取得を有効または無効にします。

例: license.network.use.specified.server=true

デフォルト: false

license.network.url=[url]

ライセンスを取得するスタンドアロンの License Server または別の DTP サーバーの URL を指定します。license.network.use.specified.server オプションに true を設定する必要があります。

デフォルトのポート番号は次のとおりです。

  • スタンドアロンの License Server の場合: 8080
  • 別の DTP の License Server の場合:  
    • https:// 用 8443
    • http:// 用 8080 (Linux) および 80 (Windows)

DTP がホスト サーバーのルート以外の場所にデプロイされている場合、URL にコンテキスト パス (ホスト名からの相対パス) を含める必要があります。リバース プロキシを使用している場合、このケースに当てはまる場合があります。スタンドアロンの License Server では、コンテキスト パスはサポートされていません。リバース プロキシ サーバーの設定およびコンテキスト パスの設定の詳細については、DTP のドキュメントを参照してください。 

例: license.network.url=http://jade.mycompany.com:8080

コンテキスト パスを含む例: license.network.url=https://aurelia.mycompany.com:8443/contextPath

license.network.auth.enabled=true|false

license.network.url オプションで指定された別の DTP の認証を有効または無効にします。

license.network.use.specified.server オプションに true を設定する必要があります。

license.network.user=[username]

license.network.url オプションで指定された別の DTP サーバーの認証用ユーザー名を指定します。license.network.use.specified.server および license.network.auth.enabled オプションに true を設定する必要があります。

例: license.network.user=JohnSnow

license.network.password=[password]

license.network.url オプションで指定された別の DTP サーバーの認証用パスワードを指定します。license.network.use.specified.server および license.network.auth.enabled オプションに true を設定し、license.network.user に値を指定する必要があります。認証が確実に成功するよう、またセキュリティ レベルを向上させるため、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。

例: license.network.password=Wic2019!

OpenID 接続設定

設定目的
oidc.enabled=true|false

OpenID Connect 経由でのユーザー認証を有効または無効にします。

デフォルトは false です。

oidc.issuer.uri=[uri]DTP が登録された OpenID Connect サーバーの URI を指定します。
oidc.client.id=[id]OpenID Connect サーバーに登録された ID を指定します。
oidc.client.secret=[password]OpenID Connect サーバーで提供されたパスワードを指定します。
oidc.cli.mode=devicecode|certificate

OpenID Connect サーバーでユーザー認証に使用されるメソッドを指定します。

devicecode が指定された場合、OpenID Connect サーバーでの認証にデバイス コードを使用します。

certificate が指定された場合、OpenID Connect サーバーでの認証に証明書を使用します。

デフォルト: devicecode

oidc.devicecode.token.file

ユーザー認証情報を含むカスタム トークン ファイルへのパスを指定します。

例:

oidc.devicecode.token.file=C:\\parasoft\\token

oidc.keystore=[path]

OpenID Connect でユーザーを認証する際に使用する証明書を格納したキーストア ファイルへのパスを指定します。

oidc.keystore.password=[password]自己署名クライアント証明書を格納したキーストア ファイルのパスワードを指定します。認証が確実に成功するよう、またセキュリティ レベルを向上させるため、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。
oidc.keystore.alias=[alias]

OpenID Connect サーバーでの認証に使用するエイリアスを指定します。キーストア ファイルに複数のエントリが含まれている場合、このオプションを指定する必要があります。

例: oidc.keystore.alias=grs

oidc.callback.host=localhost | 127.0.0.1

この設定は、OpenID Connect サーバーと通信するための IDE で設定されたローカル コールバック ホストを指定します。

(info) これは IDE に関連する設定であり、コマンド ラインでの使用は意図されていません。

デフォルトは localhost です。

oidc.callback.port=0 | [port number]

この設定は、OpenID Connect サーバーと通信するための IDE で設定されたローカル コールバック ホストを指定します。

(info) これは IDE に関連する設定であり、コマンド ラインでの使用は意図されていません。

0: ポートは自動的に設定されます。

デフォルト値は 0 です。

oidc.callback.timeout=[seconds]

この設定は、IDE で C/C++test を操作するとき、認証ページで OpenID Connect 経由での DTP の認証を行うためのユーザー認証情報の提供にかけられる最大の時間を指定します。

(info) これは IDE に関連する設定であり、コマンド ラインでの使用は意図されていません。

デフォルト値は 60 です。


テクニカルサポートの設定

設定目的
techsupport.auto_creation=true|false

テストの問題が発生したときに、テクニカル サポート アーカイブを自動的に作成するかどうかを指定します。

デフォルト: false

techsupport.send_email=true|false

テクニカル サポート アーカイブを Parasoft サポートに送信するかどうかを指定します。true を指定する場合、GUI またはレポート設定で必ず電子メールの設定を行ってください。

デフォルト: false  

techsupport.archive_location=[directory]テクニカル サポート アーカイブを保存する場所を指定します。
techsupport.verbose=true|false

テクニカル サポート アーカイブに詳細ログを含めるかどうかを指定します。なお、ロギング システムにカスタム コンフィギュレーションがある場合、このオプションを true にすることはできません。

  • 詳細ログは、ユーザーホームの一時ディレクトリ内にある xtest.log ファイルに格納されます。 Windows の場合、ユーザーホームは <drive>:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Temp\parasoft\xtest です。

  • 詳細ログの状態は、セッションを越えて保持され、アプリケーションの起動時に復元されます。

  • ログファイルは、一定のサイズ以上に大きくなることはありません。最大サイズに達するたびに、バックアップが作成されます。

デフォルト: false

techsupport.verbose.scontrol=true|false

ソース管理コマンドからの出力を詳細ログに含めるかどうかを指定します。出力にソースコードの一部が含まれることがあります。  

デフォルト: false

techsupport.item.general=true|false

一般的なアプリケーションログを含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

techsupport.item.environment=true|false

環境変数、JVM システム プロパティ、プラットフォームの詳細、メモリなどのその他のプロパティをテクニカル サポート アーカイブに含めるかどうかを指定します。

デフォルト: false

techsupport.advanced=true|false

拡張オプションを有効にするかどうかを指定します。

デフォルト: false

techsupport.advanced.options=[option]

テクニカルサポートから入力を求められた拡張オプションを指定します。

デフォルト: false

techsupport.dtp.engine=true|false

解析中に生成された追加データを送信するかどうかを指定します。

デフォルト: false

作成者とスコープの設定

設定目的
authors.mapping{n}=[from_user, to_user]

特定の作成者マッピングを指定します。

例:

authors.mapping1=baduser,gooduser
authors.mapping2=brokenuser,fixeduser 
authors.mapping3=olduser,newuser 

authors.user{n}=[username, email, full_name]

特定の作成者名と電子メールアドレスを指定します。

例:

authors.user1=dan,[email protected],Dan Stowe
authors.user2=jim,[email protected],Jim White 

authors.ignore.case=true|false

作成者の大文字を小文字を区別するかどうかを指定します。true の場合、David と david は同じユーザーと見なされます。false の場合、 David とdavid は別のユーザーと見なされます。

デフォルト: false

scope.sourcecontrol=true|false

サポートされるソース管理システムからのデータに基づいてコード作成者を算定するかどうかを指定します。GUI で指定された値を使用する場合、これを設定する必要はありません。

デフォルト: false

scope.local=true|false

ローカルユーザーに基づいてコード作成者を算定するかどうかを指定します。GUI で指定された値を使用する場合、これを設定する必要はありません。

デフォルト: true

scope.recommended.computation=first|random開発者ごとの「推奨されるタスク」をどのように選択するかを指定します。デフォルトの random の場合、ランダムに n 個のタスクが選択されます。 first の場合は、レポートされた最初の n 個のタスクが選択されます (n は、開発者ごとにレポートされる 1 日あたりのタスクの最大数です)。
scope.xmlmap=true|false

タスクの割り当てを計算するために、特定のファイルまたはファイル セットに割り当てるタスクを定義した XML ファイルを使用するかどうかを指定します (このマッピングは、GUI で指定した後に XML ファイルに保存できます)。

デフォルト: true

scope.xmlmap.file=[file]特定のファイルまたはファイル セットに割り当てるタスクを定義した XML ファイルの名前を指定します。

ソース管理システムの設定

同じ種類の複数のリポジトリを定義するには

同じタイプのリポジトリを複数設定する場合、各リポジトリを定義する設定にインデックス (1 ~ n) を追加する必要があります。例: 

scontrol.rep1.svn.url= svn://buildmachine.foobar.com/home/svn
scontrol.rep1.svn.login=admin
scontrol.rep1.svn.password=1qa2ws

scontrol.rep2.svn.url= svn://tests.mycompany.com/projects/svn
scontrol.rep2.svn.login=lead
scontrol.rep2.svn.password=8ik9ol
 

Git リポジトリ定義プロパティ

プロパティ説明
scontrol.rep.type=gitGit リポジトリ タイプの識別子。
scontrol.git.exec=Git の実行モジュールへのパス。設定しない場合、コマンドはパス上にあると見なされます。
scontrol.rep.git.branch=ソース管理モジュールが使用するブランチの名前。このプロパティを指定しない場合、現在チェック アウトされたブランチが使用されます。
scontrol.rep.git.url=リモートリポジトリ ( 例 git://hostname/repo.git)
scontrol.rep.git.workspace= ローカルの git リポジトリがあるディレクトリ。

Perforce リポジトリ定義プロパティ

プロパティ説明
scontrol.perforce.exec=外部クライアント実行モジュール (p4) へのパス。
scontrol.rep.type=perforcePerforce リポジトリ タイプの識別子。 
scontrol.rep.perforce.host=Perforce サーバー ホスト。 
scontrol.rep.perforce.port=Perforce サーバー ポート。デフォルト ポートは 1666。
scontrol.rep.perforce.login=Perforce のユーザー名。 
scontrol.rep.perforce.password=パスワード。 
scontrol.rep.perforce.client=P4CLIENT 環境変数またはそれに相当するもので指定されているクライアント ワークスペース名。ファイルがダウンロードできるように、ワークスペースのルートディレクトリはローカルパスのために構成する必要があります。 

Subversion リポジトリ定義プロパティ

プロパティ説明
scontrol.rep.type=svnSubveresion リポジトリ タイプの識別子。 
scontrol.rep.svn.url=Subversion URL はプロトコル、サーバー 名、ポートおよび開始リポジトリパスを指定します (例: svn://buildmachine.foobar.com/home/svn) 
scontrol.rep.svn.login=ログイン名。 
scontrol.rep.svn.password =暗号化していないパスワード。 
scontrol.svn.exec=外部クライアント実行モジュール (svn) へのパス。

Microsoft Team Foundation Server リポジトリ定義プロパティ 

プロパティ説明
scontrol.rep.type=tfsTFS リポジトリ タイプの識別子。 
scontrol.tfs.sdk.path

展開された TFS SDK のルート ディレクトリへのパスです。 TFS がユーザーのマシンで正常に動作するために必要です。

例: scontrol.tfs.sdk.path=C:\Users\user\parasoft\libraries\TFS-SDK-14.134.0 

注意: TFS SDK バージョン 14.134 が必要です。

scontrol.rep.tfs.url=TFS リポジトリの URL (例: http://localhost:8080/tfs)
scontrol.rep.tfs.login =TFS ユーザー名です。マシンで TFS リポジトリを設定するのに使用するのと同じユーザー名を指定します。
scontrol.rep.tfs.password=TFS のパスワード

プロジェクトの作成またはインポートの設定

C/C++test プロジェクトの作成またはインポートの設定

プロジェクトを作成またはインポートするためのオプションは、プロジェクトを作成またはインポートするときにだけ有効です。その後の実行では、それらのオプションは無視されます。

BDF ベースのプロジェクトを作成するための設定

オプション説明

bdf.import.location=[WORKSPACE|BDF_LOC|<path>]

WORKSPACE キーワード、BDF_LOC キーワード、または外部のパスを指定します。WORKSPACE キーワードを指定した場合、プロジェクトはワークスペース ディレクトリ内のサブディレクトリに作成されます。

BDF_LOC を使用して 1 つのプロジェクトを作成する場合、プロジェクトはビルドデータファイル (.bdf ファイル) と同じ場所に作成されます。複数のプロジェクトを作成する場合、ビルドデータ ファイルがある場所にサブディレクトリが作成され、その下にプロジェクトが作成されます。各サブディレクトリの名前は、それぞれ対応するプロジェクトの名前になります。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

利用可能なプロジェクト作成オプションとその影響については、「C/C++test プロジェクトでの作業」を参照してください。

bdf.import.pathvar.enabled=[true|false]

新規プロジェクトで作成されるリンクされたフォルダーでパス変数を使用するかどうかを指定します。デフォルトは false です。

bdf.import.pathvar.name=<name>

パス変数の名前を指定します (bdf.import.pathvar.enabled プロパティが true の場合)。デフォルトのパス変数名は DEVEL_ROOT_DIR です。

bdf.import.pathvar.value=<path>

パス変数の値を指定します ( bdf.import.pathvar.enabled プロパティが true の場合)。デフォルトの値は、すべてのリンクされたフォルダーで最も共通のルートディレクトリです。

bdf.import.compiler.family=<compiler_family>

使用するコンパイラの種類を指定します。例えば vc_6_0、vc_7_0、vc_7_1、vc_8_0、gcc_8-64、gcc_9、gcc_9-64、ghs_4_0。カスタムコンパイラの場合、カスタムコンパイラの種類の識別子を使用する必要があります。この識別子は、gui.properties、c.psrc、および cpp.psrc ファイルがあるディレクトリの名前です。このプロパティを指定しない場合、デフォルト値が使用されます。

bdf.import.c.compiler.exec=<exec>

プロジェクトで使用される C コンパイラの実行ファイルを指定します。

bdf.import.cpp.compiler.exec=<exec>

プロジェクトで使用される C++ コンパイラの実行ファイルを指定します。

bdf.import.linker.exec=<exec>

プロジェクトで使用されるリンカーの実行ファイルを指定します。

bdf.import.project.<proj_name>=dir1;dir2;dir3

proj_name のプロジェクトについて、リンクするフォルダーを指定します。セミコロン (;) で区切ったフォルダーパスの値リストとして、フォルダーを指定します。

Green Hills .gpj プロジェクトのインポートのための設定

設定目的
gpj.import.location=WORKSPACE|ORIG|<path>

インポートされるプロジェクトの場所を指定します。

WORKSPACE を指定した場合、プロジェクトはワークスペースに作成されます。

ORIG を指定した場合、プロジェクトは .gpj プロジェクトの場所に作成されます。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

gpj.import.linked=true|false

作成されるEclipse プロジェクトに.gpj プロジェクトソースフォルダーをリンクするかどうかを指定します。

デフォルトは true です。

gpj.import.subdirs=true|false

gpj.import.location=<path> のときに適用可能。

プロジェクトをサブディレクトリにインポートするか、指定の場所に直接インポートするかを指定します。

true - 指定の場所の下に、プロジェクトごとのサブディレクトリを作成して各プロジェクトをインポートします。

false - インポートするプロジェクトが 1 つだけであり、このプロジェクトを指定の場所に直接インポートするには、false を設定します。

デフォルトは true です。インポートするプロジェクトごとにサブディレクトリが作成されます。

gpj.import.pathvar.enabled=true|false

リンクされるディレクトリを作成するときにパス変数を使用するかどうかを指定します。(gpj.import.linked=true の場合)

デフォルト値は false です。

gpj.import.pathvar.name=<name>

パス変数名を指定します。別の場所を指すパス変数名を指定しないかぎり、デフォルト値 (たとえば DEVEL_ROOT_DIR) が使用されます。

指定の名前のプロジェクトがすでに Eclipse ワークスペースで定義されていて、gpj.import.pathvar.location プロパティで渡された値とは異なる場所を指している場合、パス変数は使用されません。代わりにフルパスが使用されます。また、gpj.import.pathvar.name プロパティを指定しない場合、gpj.import.pathvar.name のデフォルト値は常に DEVEL_ROOT_DIR です。このプロパティに何らかの <name> が指定されている場合、この <name> がパス変数名として使用されます。

デフォルトは DEVEL_ROOT_DIR です。

gpj.import.pathvar.value=<path>

パス変数の値を指定します。デフォルトでは、C/C++test はすべてのリンクされるフォルダーの共通のルートを算出します。

gpj.import.compiler.family=name

コンパイラの種類 (コンパイラ ID) を指定します。

gpj.import.c.compiler.exec=nameC コンパイラの実行ファイルを指定します。
gpj.import.cpp.compiler.exec=name

C++ コンパイラの実行ファイルを指定します。

gpj.import.linker.exec=nameリンカーの実行ファイルを指定します。

IAR Embedded Workbench .ewp プロジェクトのインポートのための設定

設定目的
ewp.import.location=WORKSPACE|EWP_LOC|<path>

インポートされるプロジェクトの場所を指定します。

WORKSPACE を指定した場合、プロジェクトはワークスペースに作成されます。

EWP_LOC を指定した場合、プロジェクトは .ewpj プロジェクトの場所に作成されます。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

ewp.import.config=<name>

使用する .ewp プロジェクト構成を指定します。指定された構成がインポートされるプロジェクトにない場合、デフォルトの構成が使用されます。

構成名は次の 2 つの方法で指定できます。<project_name> - <configuration_name> または <configuration_name> のみ。複数のプロジェクトをインポートする場合、<configuration_name> だけを指定します。

すると、すべてのプロジェクトで この構成が検索されます。デフォルト値は .ewp のデフォルトです。

ewp.import.linked=true|false

作成されるEclipse プロジェクトに .project プロジェクトソースフォルダーをリンクするかどうかを指定します。

デフォルト: true

ewp.import.subdirs=true|false

プロジェクトをサブディレクトリにインポートするか、指定の場所に直接インポートするかを指定します。ewp.import.location=<path> を使用する場合に適用されます。

true - 指定の場所の下に、プロジェクトごとのサブディレクトリを作成して各プロジェクトをインポートします。デフォルトの設定値です。

false - インポートするプロジェクトが 1 つだけであり、このプロジェクトを指定の場所に直接インポートするには、false を設定します。

ewp.import.pathvar.enabled=true|false

true を設定すると、リンクされたディレクトリを作成する際にパス変数を使用します。

デフォルト値は false です。

ewp.import.pathvar.name=name

パス変数名を指定します。デフォルトの名前は DEVEL_ROOT_DIR です。別の場所を指すパス変数名が使用されないかぎり、これが使用されます。

ewp.import.pathvar.value=<path>パス変数の値を指定します。デフォルトでは、C/C++test はすべてのリンクされるフォルダーの共通のルートを算出します。

Microsoft Visual Studio 6.0 .dsp プロジェクトのインポート設定

設定
目的
dsp.import.location=WORKSPACE|DSP_LOC|<path>

インポートされるプロジェクトの場所を指定します。

WORKSPACE を指定した場合、プロジェクトはワークスペースに作成されます。

DSP_LOC を指定した場合、プロジェクトは .dsp プロジェクトの場所に作成されます。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

dsp.import.linked=true|false

作成される Eclipse プロジェクトに.dsp プロジェクト ソース フォルダーをリンクするかどうかを指定します。

デフォルトは true です。

dsp.import.subdirs=true|false

dsp.import.location=<path> のときに適用可能。

プロジェクトをサブディレクトリにインポートするか、指定の場所に直接インポートするかを指定します。

true - 指定の場所の下に、プロジェクトごとのサブディレクトリを作成して各プロジェクトをインポートします。false - インポートするプロジェクトが 1 つだけであり、このプロジェクトを指定の場所に直接インポートするには、false を設定します。

デフォルトは true です。インポートするプロジェクトごとにサブディレクトリが作成されます。

dsp.import.pathvar.enabled=true|false

リンクされるディレクトリを作成するときにパス変数を使用するかどうかを指定します。(gpj.import.linked=true の場合)

デフォルト値は false です。

dsp.import.pathvar.name=<name>

パス変数名を指定します。別の場所を指すパス変数名を指定しないかぎり、デフォルト値 (たとえば DEVEL_ROOT_DIR) が使用されます。

指定の名前のプロジェクトがすでに Eclipse ワークスペースで定義されていて、dsp.import.pathvar.location プロパティで渡された値とは異なる場所を指している場合、パス変数は使用されません。代わりにフルパスが使用されます。また、dsp.import.pathvar.name プロパティを指定しない場合、dsp.import.pathvar.name のデフォルト値は常にDEVEL_ROOT_DIRです。このプロパティに何らかの <name> が指定されている場合、この <name> がパス変数名として使用されます。

デフォルトは DEVEL_ROOT_DIR です。

dsp.import.pathvar.location=<loc>

パス変数がポイントするディレクトリを指定します。デフォルトでは、 自動生成のディレクトリが使用されます。このディレクトリは、リンク されたすべてのディレクトリの共通 ルートになります。.dsp プロジェクトが複数のドライブに存在するなどの理由で共通ルートを発見できない場合、または指定のディレクトリを使用できない場合、パス変数は使用されません。代わりにフルパスが使用されます。

例えば、次のパスがあるものとします。

path1: c:\a\b\c\proj1

path2: c:\a\b\proj2

この場合、共通ルートディレクトリ は c:\a\b です。

デフォルトは、自動生成のディレクトリです。

dsp.import.config=<name>

使用する .dsp プロジェクト構成を指定します。指定された構成がインポートされるプロジェクトにない場合、デフォルトの構成が使用されます。

構成名は次の 2 つの方法で指定できます。<project_name> - <configuration_name> または <configuration_name> のみ。複数のプロジェクトをインポートする場合、<configuration_name> だけを指定します。すると、すべてのプロジェクトで構成を検索するためのウィザードが表示されます。

デフォルト値は .dsp のデフォルトです。

例えば、インポートするプロジェクトにフォルダー C:\temp\sources をリンクするものとします。パス変数 DEVEL_ROOT_DIR に値として C:\temp を定義した場合、C:\temp\sources フォル ダーは DEVEL_ROOT_DIR/sources としてリンクされ、DEVEL_ROOT_DIR パス変数はワークス ペース内に作成されます。パス変数を使用できない場合、C:\temp\sources フォルダーはフルパス C:\temp\sources を使ってリンクされます (パス変数を使用できない場合とは、たとえば、 C:\temp\sources フォルダーを含んでいない別のフォルダーをポイントしている場合、パス変数がすでに定義されていて別の値が設定されている場合、不正な値が設定されている場合などです)。

Keil uVision プロジェクトをインポートするための設定

設定
目的
uv.import.location=WORKSPACE|ORIG|<path>

インポートされるプロジェクトの場所を指定します。

WORKSPACE を指定した場合、プロジェクトはワークスペースに作成されます。

ORIG を指定した場合、プロジェクトオリジナルのプロジェクトの場所に作成されます。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

uv.import.linked=true|false

作成される Eclipse プロジェクトにuVision プロジェクト ソース フォルダーをリンクするかどうかを指定します。

デフォルトは true です。

uv.import.subdirs=true|false

uv.import.location=<path> のときに適用可能。

プロジェクトをサブディレクトリにインポートするか、指定の場所に直接インポートするかを指定します。

true - 指定の場所の下に、プロジェクトごとのサブディレクトリを作成して各プロジェクトをインポートします。

false - インポートするプロジェクトが 1 つだけであり、このプロジェクトを指定の場所に直接インポートするには、false を設定します。

デフォルトは true です。インポートするプロジェクトごとにサブディレクトリが作成されます。

uv.import.pathvar.enabled=true|false

リンクされるディレクトリを作成するときにパス変数を使用するかどうかを指定します。(uv.import.linked=true の場合)

デフォルト値は false です。

uv.import.pathvar.name=<name>

パス変数名を指定します。別の場所を指すパス変数名を指定しないかぎり、デフォルト値 (たとえば DEVEL_ROOT_DIR) が使用されます。

指定の名前のプロジェクトがすでに Eclipse ワークスペースで定義されていて、uv.import.pathvar.location プロパティで渡された値とは異なる場所を指している場合、パス変数は使用されません。代わりにフルパスが使用されます。また、uv.import.pathvar.name プロパティを指定しない場合、uv.import.pathvar.name のデフォルト値は常にDEVEL_ROOT_DIRです。このプロパティに何らかの <name> が指定されている場合、この <name> がパス変数名として使用されます。

デフォルトは DEVEL_ROOT_DIR です。

uv.import.pathvar.value=<path>パス変数の値を指定します。デフォルトでは、C/C++test はすべてのリンクされるフォルダーの共通のルートを算出します。
uv.import.config=<name>使用するビルド構成の名前を指定します。

Renesas High-performance Embedded プロジェクトをインポートするための設定

設定
目的
hew.import.location=WORKSPACE|ORIG|<path>

インポートされるプロジェクトの場所を指定します。

WORKSPACE を指定した場合、プロジェクトはワークスペースに作成されます。

ORIG を指定した場合、プロジェクトオリジナルのプロジェクトの場所に作成されます。

外部のパスを指定した場合、その場所にプロジェクトが作成されます。

デフォルトは WORKSPACE です。

hew.import.linked=true|false

作成される Eclipse プロジェクトにHEW プロジェクト ソース フォルダーをリンクするかどうかを指定します。

デフォルトは true です。

hew.import.subdirs=true|false

hew.import.location=<path> のときに適用可能。

プロジェクトをサブディレクトリにインポートするか、指定の場所に直接インポートするかを指定します。

true - 指定の場所の下に、プロジェクトごとのサブディレクトリを作成して各プロジェクトをインポートします。

false - インポートするプロジェクトが 1 つだけであり、このプロジェクトを指定の場所に直接インポートするには、false を設定します。

デフォルトは true です。インポートするプロジェクトごとにサブディレクトリが作成されます。

hew.import.pathvar.enabled=true|false

リンクされるディレクトリを作成するときにパス変数を使用するかどうかを指定します。(gpj.import.linked=true の場合)

デフォルト値は false です。

hew.import.pathvar.name=<name>

パス変数名を指定します。別の場所を指すパス変数名を指定しないかぎり、デフォルト値 (たとえば DEVEL_ROOT_DIR) が使用されます。

指定の名前のプロジェクトがすでに Eclipse ワークスペースで定義されていて、hew.import.pathvar.location プロパティで渡された値とは異なる場所を指している場合、パス変数は使用されません。代わりにフルパスが使用されます。また、hew.import.pathvar.nameプロパティを指定しない場合、hew.import.pathvar.name のデフォルト値は常にDEVEL_ROOT_DIRです。このプロパティに何らかの <name> が指定されている場合、この <name> がパス変数名として使用されます。

デフォルトは DEVEL_ROOT_DIR です。

hew.import.pathvar.value=<path>パス変数の値を指定します。デフォルトでは、C/C++test はすべてのリンクされるフォルダーの共通のルートを算出します。
hew.import.config=<name>使用するビルド構成の名前を指定します。

その他の設定

設定目的
console.verbosity.level=low|normal|high

[コンソール] ビューの冗長レベルを指定します。設定できるオプションは次のとおりです。

low: [コンソール] ビューにエラーおよび現在のステップ名とステータス (完了、失敗、最新) に関する基本情報を表示します。

normal: テストと解析の最中にレポートされた問題とコマンド行も表示します。

high: 警告も表示します。

デフォルト: low

tasks.clear=true|false

コマンドラインモードでの起動時に、既存のタスクを消去します。既存の結果のロードのために時間がかかるのを防ぎます。 

デフォルト: true

cpptest.custom.rules.dir=[directory]

ユーザー定義ルールを保存する場所を指定します。

cpptest.custom.configs.dir=[directory]

ユーザー定義テストコンフィギュレーションを保存する場所を指定します。

custom.compilers.dir=[directory]カスタム コンパイラのディレクトリ設定 ([Parasoft] > [設定] > [コンフィギュレーション] の [カスタムコンパイラ]) を上書きして、このオプションで指定されたディレクトリでカスタム コンパイラを検索します。
exec.env=[env1; env2; ...]テスト セッションが実行された環境を説明するタグのリストを指定します。タグを使って、OS (例えば Windows、Linux)、アーキテクチャ (例えば x86、x86_64)、コンパイラ、ブラウザーなどを説明できます。これらのタグは完全なテスト セッションを説明します。環境についての説明をさらに追加したい場合は、サービス API によってテスト スイート、テスト、またはテスト ケースのレベルで説明を追加できます。
issue.tracking.tags=[value]

カスタムの課題トラッキング タグを指定します。複数のタグを指定するには、カンマを使用します。例:

issue.tracking.tags=@custom,@pr ,@fr

詳細については、「テストと開発成果物の関連付け」 を参照してください。

parallel.mode=Manual|Auto|Disabled

どのモードをアクティブにするかを決定します。 

  • 自動: C/C++test が並行処理の設定をコントロールします。
  • Manual: ニーズに合わせて並行処理の設定をユーザーが手動で行うことができます。
  • Disabled: 利用できる CPU の中から 1 個だけを使用します。

並行処理の設定の詳細については「並行処理の設定」を参照してください。

デフォルト: Auto

parallel.max_threads=<number>

同時に実行できる並行スレッドの最大数を指定します。  実際の並行スレッドの数は、CPU の数、利用できるメモリ、およびライセンス設定に基づいて決定されます。

デフォルト: [available_processors]

parallel.free_memory_limit=[percentage]

「アプリケーションで利用できるメモリ全体」に占める「低メモリ状況でキープしておく空きメモリの大きさ」の割合をパーセント値で指定します。このオプションは、他のプロセスが空きメモリを必ず使用できるようにするために使用します。

デフォルト: 25

parallel.no_memory_limit=true|false

Parasoft Test が利用できるメモリに、既存のシステム制限を超える制限をかけないことを指定します。 

デフォルト: false

cpptest.fail.setup.problems=true|false

0x40 終了コードのリターンを有効または無効にします。この終了コードは、プロセス失敗時にセットアップの問題がレポートされたことを表します。詳細は「コマンド ラインの終了コード」を参照してください。

デフォルト: false

cpptest.advanced.settings.file=[path]詳細設定ファイルへのパスを指定します (「詳細オプションの設定」を参照)。

usage.reporting.enabled=true|false

匿名の使用状況情報の収集と Parasoft への送信を有効または無効にできます。詳細については Parasoft のプライバシー ポリシー https://www.parasoft.com/privacy-policy を参照してください。

デフォルト: false

設定ファイルでの変数の使用

レポート、E-mail、Parasoft DTP、ライセンス設定で利用可能な変数の情報は「一般的な変数」を参照してください。

例 1

# Report settings
report.developer_errors=true 
report.developer_reports=true 
report.format=html
session.tag=<project name>
 
# Mail settings:
report.mail.enabled=true
report.mail.cc=<[email protected];[email protected]> 
report.mail.server=mail.company.com
report.mail.domain=company.com
report.mail.subject=<Static Analysis results on Project X> 
report.mail.attachments=true

例 2

# Parasoft DTP settings   
dtp.enabled==true
dtp.url=https://server1.mycompany.com:8443
dtp.user=smith
dtp.password=?1q2W3e4R5t6Y7u8I9o!  

# Mail settings
report.mail.enabled=true
report.mail.server=mail.mycompany.com   
report.mail.domain=mycompany.com   
report.mail.cc=project_manager   
report.mail.subject=Coding Standards

例 3

# REPORTS
 
#Determines whether reports are emailed to developers and to the additional recipients specified with the cc setting.
#Remember that if the team is using CVS for source control and each developer's email address matches his or her CVS username + the mail domain, each developer that worked on project code will automatically be sent a report that contains only the errors/results related to his or her work.

report.mail.enabled=true
 
#Exclude developers emails (true/false) 
report.mail.exclude.developers=false
 
# Append developers errors to manager emails (true/false) 
report.developer_errors=true
 
# Send reports to developers (true|false) 
report.developer_reports=true
 
# Append suppressed messages (true|false) 
report.suppressed_msgs=false
 
#Determines where to mail complete test reports.
#This setting is typically used to send reports to managers or architects.
#It can also be used to send reports to developers if developer reports
#are not sent automatically (for example, because the team is not using CVS). 
[email protected]; ${env_var:USERNAME} @domain.com
 
# mail target for unknown developer errors 
[email protected]
 
#Specifies the mail server used to send reports. 
report.mail.server=mail_server.domain.com
 
#Specifies the mail domain used to send reports. 
report.mail.domain=domain.com
 
#Specify mali from 
report.mail.from=nightly
 
#Specifies any email addresses you do not want to receive reports.
#This setting is used to prevent from automatically sending reports to someone that worked on the code, but should not be receiving reports. This setting is only applicable if the team is using CVS for source control and developer reports are being sent automatically.
report.mail.exclude=developer1;developer2
 
# Specifies the subject line of the emails sent.
report.mail.subject= ${tool_name} Report - ${config_name}
 
# Report test params include (true|false) 
report.test_params=true
 
# SCOPE
 
#code authorship based on CVS 
scope.sourcecontrol=true
 
#code authorship based on author tag 
scope.author=false
 
#code authorship based on local user 
scope.local=false
 
# LICENSE

#network license retrieved from DTP
dtp.enabled=true
dtp.url=http://onya.mycompany.com:8080
dtp.user=user1
dtp.password=mypassword
cpptest.license.use_network=true
 
# SOURCE CONTROL
 
scontrol.rep1.type=cvs
scontrol.rep1.cvs.root=:pserver:developer@cvs_server.domain.com:/home/cvs/scontrol.rep1.cvs.pass=mypassword 
  • No labels