複数のチーム マシンで効率的に一律なインストールを実行するためにインストール中に C++test を事前設定する方法については、「C++test 環境設定-概要」を参照してください。
さらに、サイレント インストールを利用することで、チームのすべてのマシンで C++test と Parasoft Test のインストールとセットアップを効率化および標準化することができます。サイレン ト インストールでは、指定のディレクトリに C++test が自動的にインストールされます (Parasoft Test が必要な場合、Parasoft Test も自動的にインストールされます)。このとき、Windows の InstallShield ウィザードは表示されません。また、ユーザーの応答も必要ありません。
このセクションでは、インストール中に C++test を事前設定して複数のマシンで一貫したインストールを簡単に行う方法を説明します。この手順は、すべてのサポート対象プラットフォームをよび IDE に適用されます。
インストールの事前設定
C++test 中に C++test を事前設定するには、次の操作を行います。
- インストールを事前設定するためのオプションを記述したローカル設定ファイルを作成します。下にサンプルがあります。詳細については「ローカル設定の指定」を参照してください。
/configure
または--configure
パラメーターを使用してインストーラーにローカル設定ファイルを渡します。例:
/configure=<path-to-localsettings-file>
ローカル設定ファイルは Parasoft Test のルート ディレクトリに parasofttest.ini
としてコピーされます。UI モードでの起動時にファイルの設定を使用してクリーンなワークスペースが初期化されます。
ヒント - ライセンスを設定する他の方法
-localsettings を使用してコマンド ライン起動時にライセンスを設定することもできます。詳細については「ライセンスの設定」を参照してください。
既存のワークスペースに設定を適用するには、ローカル設定ファイルに次の追加のプロパティが必要です: enforce.configure=true
このプロパティを設定すると、インストール/再インストール後の初回起動時に既存の設定が上書きされます。
Windows のインストーラーでは以下の点に注意してください。
- マシンに同一のバージョン (またはより新しいバージョン) の Parasoft Test がインストール済みである場合、インストールまたは再インストール時にローカル設定ファイルはコピーされません。
/ParasoftTestDir
で渡された場所が既存の C++test のインストール ディレクトリと異なる場合、再インストール時にローカル設定ファイルはコピーされません。
Windows オプション
オプション | 説明 |
---|---|
| インストーラーをサイレント モードで実行します。ウィザードおよびバックグラウンド ウィンドウは表示されません。 |
/DIR=<location> | 製品ファイルのインストール先です。 |
/EclipseDir=<location> | ターゲット プラットフォームの場所です (Eclipse プラグインをインストールする場合のみ) |
/RootSuffix=<suffix> | ルート接尾辞です (VS インストーラーの場合のみ) |
/Configure=<localsettings file> | インストール時に製品を事前設定します。 |
/ParasoftTestDir=<location> | Parasoft Test ファイルのインストール先です (Parasoft Test がまだインストールされていない場合、このオプションを使用します)。Parasoft Test 以外のすべての製品インストーラーでサポートされます。 |
その他のオプションについては http://www.jrsoftware.org/ishelp/index.php?topic=setupcmdline を参照してください。
UNIX オプション (Linux または Mac)
オプション | 説明 |
---|---|
--non-interactive | インストーラーをサイレント モードで実行します (Eclipse プラグインをインストールする場合のみ)。 |
--install-dir <location> | 製品ファイルのインストール先です。 |
--target-location <location> | ターゲット プラットフォームの場所です (Eclipse プラグインをインストールする場合のみ). |
--configure <localsettings file> | インストール時に製品を事前設定します。 |
--parasofttest-install-dir <location> | Parasoft Test ファイルのインストール先です。Parasoft Test 以外のすべての製品インストーラーでサポートされます。 |
--help | 使用できるコマンド ライン オプションを出力します。 |
サンプル ローカル設定ファイル
次は Team Server およびライセンスの設定を行うローカル設定ファイルのサンプルです。
cpptest.license.use_network=true
cpptest.license.network.host=main1.parasoft.com.pl
cpptest.license.network.port=2222
cpptest.license.network.edition=server_edition
tcm.server.accountLogin=true
tcm.server.enabled=true
tcm.server.name=main1.parasoft.com.pl
tcm.server.password=test
tcm.server.port=18888
tcm.server.username=test
enforce.configure=true
Windows: サイレント モードでの C++test のインストール
1. 次のいずれかのオプションと下記で説明するオプションを付けて、コマンドラインでディストリビューション ファイルを実行します。
- /SILENT
- /VERYSILENT
これはインストーラーを「非対話モード」に切り替えます。セットアップ ウィザードがデフォルト設定を使って C++test と Parasoft Test をインストールします。
使用できるオプションとして以下のオプションがあります。
/DIR=<location>
: C++test のファイルがコピーされる場所
/ParasoftTestDir=<location>
: Parasoft Test のファイルがコピーされる場所 (Parasoft Test がまだインストールされていない場合にこのオプションを使用してください)
/RootSuffix=<suffix>
: ルート接尾辞