このトピックでは、[要件] ビューを使用して、プロジェクトの要件がテストでカバーされていることを確認する方法について説明します。このセクションの内容:

概要

ALM/RMS で管理されている要件にテストケースを関連付け、その相関関係を [要件] ビューで可視化することができます。どのテストケースが要件をカバーしているかが表示されるので、要件カバレッジのギャップを簡単に特定することができます。 

サポートされている ALM/RMS

ALM/RMS注意
Azure DevOpsDTP からインポートするには、DTP 2021.2 以降が必要です。

CodeBeamer

DTP からインポートするには、DTP 2020.2 以降が必要です。
Jama ConnectDTP からインポートするには、DTP 2021.2 以降が必要です。

Jira

DTP からインポートするには、DTP 2020.2 以降が必要です。

ReqIF ファイルからのインポートはサポートされていません。

Polarion

DTP からインポートするには、DTP 2021.2 以降が必要です。

前提条件

Requirements Traceability ライセンスが必要です。詳細については Parasoft 製品テクニカル サポート センターまでお問い合わせください。

ReqIF から要件をインポートする場合:

  • 要件管理システムから要件を ReqIF 形式でエクスポートします。ReqIF の作成方法については、ご使用の ALM/RMS のドキュメントを参照してください。
  • ReqIF には、要件とテスト定義を識別し、関連付けるために必要なすべての情報が含まれていなければなりません。これには、要件とテスト定義の識別子、名前、説明、およびどのテスト定義が特定の要件を検証しているかに関する情報が含まれます。

DTP から要件をインポートする場合:

  • DTP への SOAtest 接続を構成します (DTP への接続 を参照)。
  • 外部 ALM/RMS に関連付けられている DTP プロジェクトを指定します。外部の ALM/RMS に接続するように DTP を設定し、プロジェクトの関連付けを設定する必要があります。詳細については DTP のドキュメントを参照してください。 

要件のインポート

DTP または RMS からエクスポートした ReqIF ファイルから要件をインポートできます。

  1. メイン メニューから [Parasoft] > [ビューの表示] > [要件] を選択して [要件] ビューを開きます。
  2. ビューのメニューで [インポート] を選択し、[DTP] または [ローカル ファイル] を選択してインポート ダイアログを表示します。
  3. ファイルからインポートする場合は、ReqIF を指定して、そのファイルからインポートする仕様を選択します。

    DTP からインポートする場合は、DTP の設定に基づいてインポートする仕様を選択するよう求められます。ALM/RMS プロジェクトと DTP プロジェクト間の接続の設定については、DTP のドキュメントを参照してください。
  4. [OK] をクリックして要件のインポートを終了します。

DTP 経由で ALM/RMS から送られた要件、または ReqIF から送られた要件がビューに表示されます。次の手順については 「Reviewing Imported Requirements」を参照してください。

インポートされた要件のレビュー 

ビューには、ALM/RMS で定義されているプロジェクト構造が反映されます。すべての作業アイテム (要件およびテスト定義がある場合はその定義) は、折りたたんだり展開したりできるツリー ノードとして配置されます。

要件またはテスト定義をダブルクリックすると、その概要の詳細を表示できます。サマリーには、要件またはテスト定義の ID、名前、および説明が含まれます。[説明] フィールドには、要件またはテスト定義へのリンクが表示されます。

テストと要件 ID の関連付け

テストを要件 ID に関連付けるには、2 つの方法があります。

  1. 作業アイテムを右クリックして [ID のコピー] を選択すると、その ID がクリップボードにコピーされます。ID をテスト ケースに貼り付けて関連付けを行うことで、要件またはテスト定義をテスト ケースに関連付けることができます。ID の関連付けは、テスト スイート エディターの [要件および説明] タブで行います。テストを要件およびその他の開発/テスト成果物にリンクするプロセスについては、「コードとテストの相関関係を示す」 セクションで説明します。 
  2. テストまたはテスト スイートをテストケース エクスプローラーから [要件] ビューにドラッグして、検証すべき要件にドロップします。また、要件ビューからテスト ケース エクスプローラーのテストまたはテスト スイートに要件をドラッグすることもできます。  

既存の相関関係の検出

要件をインポートして初期の相関関係を検出した後、[要件] ビューのツールバーの更新アイコンをクリックすると、プロジェクトの作業中にテストケースをスキャンすることができます。

また、[要件] ビューのツールバーの [テスト ケースの自動検出] オプションを有効にすると、自動検出モードが有効になります。その結果、SOAtest は更新を行うときに相関関係を自動的に検索します。

スキャン プロセスが完了すると、検出されたテストケースは [要件] ビューの対応する作業アイテムと照合されます。テストケースを右クリックして、次のいずれかのオプションを選択できます。

  • 選択したテスト コンフィギュレーションでテストを実行します。
  • [関連付けを削除] をクリックします。
  • [開く] をクリックすると、テスト ケース エディターでテスト ケースが表示されます。これにより、テストケースの内容を確認し、カスタマイズすることができます。または、テストケースをダブルクリックしてテスト ケース エディターで開くこともできます。
  • [テストケースエクスプローラーで表示] をクリックすると、テストケース エクスプローラーにそのテストケースが表示されます。

テストケースに関連付けられていない要件またはテスト定義には、注意のアイコンが表示されます。

また、表示をフィルタリングして、テスト ケースがカバーしていない要件だけをパネルに表示することもできます。

 

DTP での関連付けの確認

DTP の Parasoft Traceability Pack 拡張を使用すると、DTP の ウィジェット、レポート、および他の視覚化でトレーサビリティ情報を確認できます。テストを要件に関連付けた後、テストスイートを実行できます。SOAtest テストケースのトレーサビリティ情報を表示するための DTP の設定については、DTP のドキュメントを参照してください。 


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