このリリースの内容は以下のとおりです:
このリリースでは、次の 3 つのキー エリアが重点的に強化されています。
- シン クライアント インターフェイスからテスト ソリューションへのアクセスの拡大: アクセスが拡大したことで、テスト プロジェクトをすばやく開始し、コラボレーションを促進し、テスト シナリオと環境をシームレスに結びつけることができます。
- ワークフローの拡張によるデータの問題の解決: テスト データにすばやく簡単にアクセスできることは、テスト計画者が効果的なテストを効率的に作成するのに役立ちます。
- パフォーマンス テストのシフトレフト: 既存のテスト成果物をパフォーマンス テストに流用することにより、早い段階でパフォーマンス テストを実行でき、結果を Web ベースのダッシュボードで参照できます。
コア Parasoft 製品の継続的な機能拡張
Parasoft SOAtest および Virtualize は、複雑なテストの課題をすばやく解決できる業界標準のツールとして広く認識されています。機能と使いやすさの向上を目指した継続的な取り組みとして、開発者やテスターが日々直面する課題を解決するため、新規ツールの導入やワークフローの合理化を行いました。
新規ツールおよびワークフローの拡張
- Data Generator Toolにより、再利用可能な文字列、数値、日付を生成し、テスト シナリオで使用することができます。このツールを利用すると、テスト作成者は、実行時に動的に生成されるデータに簡単にアクセスできるため、データが利用できない、あるいは古いといった日常的に発生する問題に対処できます。
- REST URL Databank Toolは、REST ペイロード セクションの共通コンポーネント (ホスト、ポート、パス、パラメーター) を抽出し、動的に再利用します。このツールを利用すると、RESTful 設計原則を活用したテストおよび仮想アセットの作成プロセスが簡単になります。
フォーム入力からのリポジトリの作成 データ リポジトリ データ ソースの作成プロセスを簡略化するため、テスト ケースから直接的に構造および初期データを作成する機能を追加しました。この拡張により、再利用可能なデータ駆動テストを作成するための時間が節約され、データのコラボレーションが促進されます。
任意のエラー発生時にシナリオを中止する機能: この拡張により、テスト作成者はより柔軟にテスト ケースの実行フローを構築できます。このロジックを使用すると、致命的なエラーだけでなく、任意の条件 (アサーションの失敗など) に基づいて実行を中止できます。
デプロイメント オプションの拡張
クラウド デプロイメント オプションの拡張: Azure クラウド開発オプションに加えて、Parasoft Virtualize は設定済みの Amazon Web Services イメージ (AWS AMI) も利用可能になりました。これにより、従量性および BYOL (bring-your-own-license) ライセンス モデルを利用して、あらゆる規模のチームがただちにソリューションにアクセスできるようになります。
パフォーマンス テストのシフトレフト
Load Test Continuum (LTC) は、Parasoft Load Test の結果をレポートする Web 対応ダッシュボードです。このリリースでは、ユーザー インターフェイスとワークフローの両方が拡張され、レポートおよび分析システムに情報を取り込むことができるようになりました。LTC と SLA を関連付け、アプリケーションが顧客の期待に従って動作していることを保証することもできます。LTC は SOAtest および LoadTest に付属する war ファイルとして提供され、SOAtest Professional Desktop エディションおよび Automation エディションのユーザーは、追加のコストなしでライセンスを利用できます。 SOAtest Desktop エディションのユーザーは、5 仮想ユーザー ライセンスを利用できます。SOAtest Automation エディションのユーザーは、100 仮想ユーザー ライセンスを利用できます。
プラットフォーム サポートの拡大
SOAtest、Load Test および Virtualize は以下をサポートするようになりました。
- Parasoft Development Testing Platform に直接レポートをアップロード
- RAML 1.0: SOAtest は最新の RAML 定義の API データを処理できるようになりました。
- WebLogic 12: Parasoft Load Test は WebLogic 12 をモニターできるようになりました。
- アプリケーション カバレッジでのマルチユーザー セッションのサポート: アプリケーション/機能テスト セッションから収集されたコード カバレッジを特定のユーザー ID と関連付けられるようになりました。アプリケーション カバレッジは、Parasoft Jtest DTP Engine 10.3 または dotTEST DTP Engine 10.3 との統合により利用可能な機能です。
解決済みの問題
このリリースでは、以下の問題が解決されました。
PR ID | 説明 |
---|---|
SOA-7527 | JMS を使用して Tibco EMS 8.0 にメッセージを送信した場合に NoClassDefFoundError が発生する |
SOA-7525 | ユーザーズ ガイドにモバイル テスト サポートについてを明確に記述 |
SOA-7493 | Stub Desktop 機能がライセンスされているのに、xsd スキーマから作成したスタブを編集しようとすると、エディターが "No valid license" をレポートする |
SOA-7489 | SOAtest の "Start deactivated" および "Start server" オプションが有効化されていると、SOAtest サーバーが自動的に起動されない。 |
SOA-7389 | プロパティを持つ MQ メッセージを処理したときに EOFException が発生する |
SOA-1116 | 最初にテストが失敗したときにテストを自動的に中止するオプションを追加 |
XT-33842 | SOAtest の XML レポートを DTP に直接アップロード |
VIRT-1924 | Virtualize サーバー ビューに認証エラー状態を表示 |
VIRT-1917 | virtualizecli で、参照されたプロジェクトを使用して構築されたアセットのデプロイまたは応答が失敗する |
VIRT-491 | FR: URL パラメーターおよびパス パラメーターの Data Bank への抽出をサポート |
CTP 3.0.2 の新機能
このリリースでは、シン クライアント インターフェイスの API Testing および Service Virtualization モジュールが大幅に拡張されました。このインターフェイスを利用すると、テスト プロジェクトをすばやく開始できるほか、テストおよび開発組織の全員が、直感的に使用できるブラウザー インターフェイスからテスト ケースや仮想アセットを作成できます。この機能は SOAtest および Virtualize サーバーを利用します。簡単に Docker やクラウド プラットフォームにデプロイできます。
新規ツールおよびワークフロー
このリリースには、 API Testing (SOAtest と連携) および Service Virtualization (Virtualize と連携) 機能のシン クライアント インターフェイスへの新規ツール追加および大きな機能拡張が行われました。
- 要求トレーサビリティ: 要求とテストおよびテスト スイートを関連付けることができます。「Associating Requirements with Tests」を参照してください。
- ツール、テスト クライアント、レスポンダーを有効化または無効化できます。「Enabling and Disabling Tools」を参照してください。
- テスト シナリオ ツリーから直接的にすばやくテストを実行できます。
- Data Generator Tool の追加: このツールを利用すると、シード データを任意に組み合わせて動的にテスト データを生成し、テストおよび仮想サービスでデータを使用することができます。
- Extensions Tool: このツールを利用すると、Extensibility API と連携し、ビルトイン機能では直接にはサポートされていないアクションを使用してテストを拡張できます。詳細については「Extensions Tool」を参照してください。
- DB Client: このツールを利用すると、データベースにクエリーを発行してステートメントを検証できます。詳細については「DB Client」を参照してください。
- REST URL Databank Tool: このツールを利用すると、REST URL から値を抽出してデータ バンクに保存できます。詳細については「REST URL Data Bank」を参照してください。*
- Write Tool: 出力データを簡単にファイルに変換します。詳細については「Write File」を参照してください。
RAML 1.0 のサポート
RESTful サービスの最新の開発仕様をサポートするよう拡張が行われた結果、API Testing および Service Virtualization モジュールは、最新の RAML 定義のデータを処理できるようになりました。
クラウド デプロイメント オプションの拡張:
CTP および Virtualize の事前設定済みデプロイメント イメージが Amazon Web Services および Microsoft Azure マーケットプレースでも利用可能になりました。これらのイメージは、「オンデマンド」(マーケットプレース管理) または「bring your own license」(BYOL) でライセンスできます。
解決済みの問題
このリリースでは、以下の問題が解決されました。
ID | 説明 |
---|---|
CTP-1643 | システム ID パラメーターに基づいてジョブを返す CTP API 呼び出し |
CTP-1641 | システム ダイアグラムの浅いロック |
CTP-1598 | レスポンスに長い名前が含まれる場合の ActiveMQ スレッドのデータベース エラー |
CTP-1571 | 環境インスタンスのドロップダウンがインスタンスの表示を適切に変更しない |
CTP-1568 | 現在セットアップされている環境インスタンスが視覚的に表示されていない |
CTP-1535 | CTP の匿名アクセス ユーザーが成果物を変更できる |
CTP-1569 | Tomcat のエラー ファイルに重複キー エラーが大量に出力される |
CTP-1637 | 1 つのテストが失敗すると、すべてのテストのステータスが「失敗」になる |
* Service Virtualization のみ。Parasoft Virtualize 9.10.2 以上が必要。