このセクションの内容:
はじめに
テスト影響度分析は、ベースライン ビルドとターゲット ビルド間のコード変更に基づいて、再実行する必要があるテストのサブセットを決定します。テスト影響度分析を活用することで、開発チームと QA チームは影響を受けるテストだけを実行して時間を節約できます。
要件
テスト影響度分析を実行するために、DTP は以下を必要とします。
- ベースライン ビルド:
- テスト データ
- カバレッジ データ
- ターゲット ビルド:
- カバレッジ データ
静的カバレッジのデータが必要です。ランタイム カバレッジのデータは不十分です。
インストール
テスト影響度分析を有効にするアセットは、Process Intelligence Pack のインストールの一部としてインストールされます。詳細については Process Intelligence Pack のインストール手順 を参照してください。フローをインストールした後、DTP 環境にレポートをデプロイします。
- まだインストールしていない場合は、Process Intelligence Pack をインストールしてください。
- Extension Designer を開き、[サービス] タブをクリックします。
- Process Intelligence Engine サービス カテゴリを展開します。アセットはどのサービス カテゴリにもデプロイできますが、Parasoft のアセットのカテゴライズに合うように Process Intelligence Engine カテゴリを使用することを推奨します。[カテゴリの追加] をクリックして独自のサービス カテゴリを作成することもできます (詳細については「サービスの使用」を参照)。
- 既存のサービスにアーティファクトをデプロイするか、新しいサービスを追加できます。サービスにデプロイしたアーティファクトの数は、全般的なパフォーマンスに影響します。詳細については「Extension Designer のベスト プラクティス」を参照してください。既存のサービスを選択し、ステップ 6 まで継続するか、または [サービスの追加] をクリックします。
- サービスの名前を指定して [確認] をクリックします。
- タブ化されたインターフェイスは、サービス内でアーティファクトを配置するのに役立ちます。複数のタブにまたがってアーティファクトを配置してもシステムのパフォーマンスには影響しません。タブをクリックし (または [+] アイコンをクリックして新しいタブを追加し)、縦の三点メニューから [読み込み] を選択します。
- [Local] > [Flows] > [Workflows] > [Process Intelligence] > [Test Impact Analysis] を選択し、[読み込み] をクリックします。
- 空いている任意の箇所をクリックしてサービスにアーティファクトを追加します。
- [デプロイ] をクリックし、DTP 環境へのアーティファクトのデプロイを完了します。
- DTP に戻ってダッシュボードをリフレッシュします。これで、関連するウィジェットを追加できるようになりました。
ウィジェットの追加と構成
Test Impact Analysis スライスには、プロセス インテリジェンス カテゴリの [影響を受けるテスト - サマリー] ウィジェットが付属しています。このウィジェットには、ターゲット ビルドで変更されたメソッドをカバーするベースライン ビルドのテストの数が表示されます。 ウィジェットを追加する方法については「ウィジェットの追加」を参照してください。
タイトル | ウィジェットのデフォルト タイトルを変更できます。 |
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フィルター | メニューからフィルターを選択します。フィルターは、テスト実行とコード解析のメタデータ構成の集合であり、DTP によるデータの集約、サブセット、および解析を可能にします。 |
期間 | 期間として設定する時間の範囲またはビルド数を選択します。 |
ベースライン ビルド | ターゲット ビルドと比較するビルド。 |
ターゲット ビルド | 解析するビルド。通常は最新ビルドです。 |
カバレッジ イメージ | カバレッジ イメージは、テスト実行に関連するカバレッジ データのための識別子です。情報を表示するために、フィルターには正しいカバレッジ イメージを設定しなければなりません。 |
影響を受けるテスト - サマリー
[影響を受けるテスト - サマリー] ウィジェットは、「分析されたテストの総数」に対する「影響を受けたテスト」の数と、ベースライン ビルドとターゲット ビルドの日付を表示します。
トラブルシューティング
データに問題がある場合、ウィジェットは問題を説明するエラーを表示します。
エラーに対応するには:
- カバレッジ情報にアクセスできることを確認します (「要件」を参照)。
- 関連するカバレッジ イメージがフィルターにあることを確認します (「カバレッジ イメージとフィルターの関連付け」を参照)。
- ウィジェットを追加したときに正しいカバレッジ イメージが選択されたことを確認します (「ウィジェットの追加と構成」を参照)。
結果の確認
ウィジェットの任意の部分をクリックすると、Impacted Tests レポートが表示されます。
個々のテストをクリックすると、テスト エクスプローラー でその詳細が表示されます。