このセクションの内容:

CAM GUI を使用するための基本プロセス

  1. テスト対象アプリケーション (AUT) をモニタリングするカバレッジ エージェントに接続を追加します。
  2. 接続が確立されたら、セッションを作成します。テスト対象アプリケーションにカバレッジ エージェントをデプロイし、テスト対象アプリケーションを開始すると、カバレッジ エージェントが新しいセッションを自動的に開始します。
  3. テストを作成し、アプリケーションを使用します。この時点から収集したカバレッジが現在のテストに割り当てられるようにするために、新しいテストを実行するようカバレッジ エージェントに CAM が通知します。
  4. 結果をログに記録し、必要に応じて、メッセージ、作成者、関連する要件 ID などのテスト データをさらに追加します。
  5. テストを停止します。このテスト対象アプリケーションとのやり取りで収集されるカバレッジは、もうこのテストとは関連付けられません。
  6. 必要に応じて、新しいテストを開始して繰り返します。
  7. 完了したらセッションを停止します。
  8. カバレッジ データとテスト結果をダウンロードします。
    • テスト結果は  report.xml ファイルに格納されます。このファイルが DTP に送られます。
    • Jtest または dotTEST で静的カバレッジ データと動的カバレッジ データをマージするために、Jtest/dotTEST を使ってカバレッジ結果を生成する必要があります。
    • カバレッジ情報とテスト結果が DTP に送られます。DTP の Report Center でデータを可視化したり、さらにデータを処理してアプリケーション中の潜在的リスクを検出したりすることができます。

カバレッジ エージェントへの接続

  1. テスト対象アプリケーションにカバレッジ データをデプロイする方法については、Jtest または dotTEST のドキュメントの「アプリケーション カバレッジ」の章を参照してください。
  2. ブラウザーで CAM を開き、[Agents] をクリックします。
  3. [Add Connection] をクリックし、オーバーレイで名前とエージェント アドレスを入力します。
    • Agent Name: CAM に表示する文字列。任意のユーザー フレンドリな文字列を指定できます。
    • Agent Address: テスト対象アプリケーションにカバレッジ エージェントがアタッチされているサーバーの URL。カバレッジ エージェントのデフォルトのポート番号 は 8050 ですが、カバレッジ エージェントの設定で別のポートを指定できます (Jtest または dotTEST のドキュメントを参照してください)。
  4. [Test Connection] をクリックして接続を検証します。


  5. 接続テストに成功したら [Connect] をクリックします。または [Cancel] をクリックして中断します。
  6. エージェントに接続した後、エージェントが収集するテスト セッションは CAM にインポートされます。テスト セッションが進行中の場合、回転する歯車のアイコンがその隣に表示されます。テスト セッションでの作業の詳細については「テスト セッション」を参照してください。
  7. CAM の外部で作成されたテスト セッションがエージェントに関連付けられている場合、テスト セッションのデフォルト名が次の書式で自動生成されていることがあります。“runtime_coverage_yyyy...”

テスト セッション

一度に 1 つのテスト セッションだけを "進行中" にできます。また、アクティブなセッションがない場合にだけ新しいテスト セッションを開始できます。

  1. [New Session] ボタンをクリックし、以下の情報を入力します。
    • Session Name: セッションの名前
    • Project: 結果が関連付けられる DTP のプロジェクト名
    • Build ID:  結果をラベル付けするためのビルド ID 識別子ビルド ID は、ビルドごとに固有の場合もあれば、特定のビルドで実行された複数のテスト セッションをラベル付けする場合もあります。
    適切にデータをマージして DTP で集約するために、この情報は非常に重要です。「DTP の概念」も参照してください。



  2. [Start Session] ボタンをクリックして新しいテスト セッションを開始します。
  3. テストを実行します。
  4. [Stop Session] ボタンをクリックして現行のテスト セッションを停止し、確認ダイアログで停止を確認します。   

    セッションを停止した後に再開することはできません。

エージェント サイドバーの隣にある三角形をクリックすると、そのエージェントに関連付けられた既存のテスト セッションを参照できます。エージェントをクリックしてその詳細を表示します。

メイン パネルでセッション名をクリックし、セッションの名前を変更します。

[Delete Session] ボタンをクリックし、確認ダイアログでセッションの削除を確認します。

テストの実行

  1. テスト セッションを開始し、[New Test] ボタンをクリックします。
  2. 名前を入力し、[Start Test] をクリックして継続します。
  3. テスト対象アプリケーションでテストを実行し、テストに関連するデータを入力します。テスト対象アプリケーションと手動でやり取りするか、Parasoft SOAtest でテストを実行できます。詳細については SOAtest ドキュメントの「アプリケーション カバレッジ」の章を参照してください。

  4. テスト結果をログに記録し、完了したら [Stop Test] をクリックします。
  5. シナリオが完了するまで、テストの追加と実行を続けます。テスト対象アプリケーションとのやり取りの間に、必ずテストを停止および開始してください。
  6. テストが完了したらセッションを停止します。

カバレッジとテスト結果のダウンロード

テスト セッションの最後にカバレッジ データとテスト結果をダウンロードし、Jtest または dotTEST を使って DTP に送ってマージできます。 

  1. [Download Coverage] をクリックし、場所を指定します。
  2. [Download Test Results] をクリックし、場所を指定します。

次のステップ

テストが完了したら、Jtest または dotTEST を実行して、静的カバレッジ データと動的カバレッジ データをマージして coverage.xml ファイルを生成し、テスト結果と共に DTP に送ることができます。詳細については Jtest または dotTEST のドキュメントを参照してください。

複数ユーザーの Web アプリケーション カバレッジの収集

Java Web アプリケーションと同時にやり取りする複数のユーザーについて、カバレッジ情報を収集することができます。詳細については「複数ユーザーの Web アプリケーション カバレッジの収集」を参照してください。


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