このセクションでは、 FTP Client ツールの作成方法について説明します。 FTP Client ツールは、 FTP サーバーに接続してファイルを受信または送信するために使用します。

このセクションの内容:

FTP Client ツールとは

FTP Client は、 Virtualize のツールとして基本的な FTP 機能を提供します。FTP と SFTP (Secure FTP) の両方に対応します。

FTP Client ツールの構成

次のオプションを設定できます。

プロトコル: 対象のプロトコル (FTP または SFTP) を選択します。SFTP モードでは、すべての転送はバイナリ形式です。
ホスト、ポート、ユーザー名、パスワード: 接続設定を指定します。パラメータライズ値 (スイートに追加したデータソースから値を使用)、または Literal モードで環境変数を使用できます。
ローカルフォルダー: ダウンロードしたファイルを保存し、アップロードするファイルを格納している、ローカルマシンのパスを指定します。
転送モード: 使用する転送モードを指定します。バイナリファイルを転送する場合は、[バイナリ] を使用します。そうでない場合は、 [ASCII] (デフォルト) を使用します。
タイムアウト: データの送信または受信を試みた後、接続を切断するまで SOAtest Virtualize が待機する秒数を指定します。
コマンド: FTP Client で実行するコマンドを、実行する順番どおりに指定します。次のコマンドが利用可能です。
- pwd - 現在のディレクトリを表示
- ls - ディレクトリを一覧表示
- cd - ディレクトリを移動
- mkdir - ディレクトリを作成
- rmdir - ディレクトリを削除
- rm - ファイルを削除
- put - ファイルをアップロード
- get - ファイルをダウンロード

FTP サーバーからトラフィックログを確認するには、FTP Client にツールを接続します。たとえば、 Edit ツールでトラフィックを参照できます。