このセクションでは、Tomcat で Parasoft JDBC ドライバーを設定する方法について説明します。データ ソースの設定または ava.sql.Driver の設定によって Tomcat の設定を行うことができます。どちらの方法がよいかは、アプリケーションの構成によって異なります。
データ ソースの設定
Parasoft JDBC ドライバーを使用する Tomcat データ ソースを設定するには、次の操作を行います。
- Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルを
tomcat
ルートの下のグローバルなlib
ディレクトリにコピーします。 - データ ソースのリソース定義が記述されたすべての
context.xml
ファイルを次のように編集します (グローバル構成レベルのほかにwebapps
の下にもcontext.xml
ファイルが存在する場合があるので、複数のファイルを編集する必要がある可能性があります)。type
の値を Parasoft データ ソースのクラス名に変更します。利用できる値は現在使用中のデータベース ベンダーの JDBC ドライバーによって異なります。詳細については「JDBC Driver Implementation Classes」を参照してください。factor
y を追加し、次のように設定します。com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory
virtualizeServerUrl
およびvirtualizeGroupId
を設定します。
例:<Resource name="<original name>" auth="<original auth>" type="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.oracle.OracleDataSource" factory="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFac-tory" virtualizeGroupId="hibernateOracle" virtualizeServerUrl="http://localhost.parasoft.com:9080" user="<original user>" password="<orignal password>" url="<original url>"/>
必須プロパティ (virtualizeGroupId
およびvirtualizeServerUrl
) はリソースでも設定されます。システムプロパティは必要ありません。original
で始まる値 (url、name、user
およびpassword
など) は変更しません。上記の例では、url
フィールドの設定は次のようになります。jdbc:oracle:thin:@//host:1521/db
java.sql.Driver の設定
詳細については、「スタンドアロン アプリケーションまたはその他のアプリケーション サーバー プラットフォームでの設定」を参照してください。
代替方法: オリジナル データ ソースの呼び出し
既存のデータ ソースを参照する方が簡単な場合 (たとえば多くのオプションを設定している場合) あるいはカスタム データ ソース ファクトリを使用している場合、オリジナル データ ソースを呼び出すことができます。
オリジナル データ ソースを呼び出すには、Tomcat データ ソースを設定します。
- Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルを tomcat ルートの下のグローバルな lib ディレクトリにコピーします。
- server.xml または context.xml ファイルで、オリジナル データ ソースを呼び出すための情報を持つ新規リソースを追加します。
- このリソースの名前を、テスト対象アプリケーションが呼び出す JNDI データ ソース名に変更します。これは、オリジナル データ ソースの名前にするべきです。オリジナル データ ソースの名前は jdbc/nameLIVE [user defined] のような名前に変更できます。
- targetDataSource という属性を追加します。これはオリジナル データ ソースおよび JNDI 名になります。このようにして新規データ ソースがオリジナル データ ソースを呼び出します。
- factory を追加し、次のように設定します。com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory
- virtualizeServerUrl および virtualizeGroupId を設定します。
たとえば、次のオリジナル データ ソースがあるものとします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Context> <Resource name="jdbc/mysqlDBlive" auth="Container" type="javax.sql.DataSource" username="12345" password="xxxxx" driverClassName="com.mysql.jdbc.Driver" url="jdbc:mysql://boa.parasoft.com:3306/test" maxActive="8"/>
以下は、上記に相当する Parasoft データ ソースです。
<Resource name="jdbc/mysqlDB" auth="Container" factory="com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.ParasoftDataSourceFactory" targetDataSource="jdbc/mysqlDBLive" virtualizeServerUrl="http://localhost:9080" virtualizeGroupId="tomcat-target-data-source" virtualizeServerPath="somePath" /> </Context>
注意
- 必須プロパティ (virtualizeGroupId and virtualizeServerUrl) はリソースでも設定されます。システム プロパティは必要ありません。
- 推奨するベストプラクティスは、virtualizeServerPath を追加して、ドライバーのリクエスト送信先である Virtualize サーバーのパスを示すことです。アセットが作成されたら、同じパスにアセットをデプロイする必要があります。そうすることで、この特定のアセットにだけデータを送ることができます。