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次の図は、Codebeamer ALM 環境に Parasoft DTP および Parasoft テスト実行ツールを統合するための自動インフラストラクチャの実装方法を示しています。
@test
または @req
アノテーションを使用して Codebeamer のテスト ケースまたは要件 ID を追加します。アノテーションの追加方法の詳細については、ご使用のツールのドキュメントを参照してください。@test <Codebeamer test ID>
アノテーションを使用して、テストを Codebeamer Test Cases トラッカーのアイテムに関連付けます。@req <Codebeamer System Requirements Specification ID>
アノテーションを使用して、テストを Codebeamer System Requirements Specifications トラッカーのアイテムに関連付けます。Parasoft は、テスト ケースと Codebeamer の要件との間に Verifies 関係を作成します。そのため、使用する Codebeamer 構成の特定のテスト ケースと要件トラッカーに対して Verifies オプションを必ず有効にしてください。 Sending Test Data to External System フローをデプロイした場合 (「Sending Test Data to External System フローのデプロイ」を参照)、Data Collector が Parasoft ツールからデータを受信すると、単体テストと機能テストの結果が Codebeamer に自動的に送信されます。デフォルトでは、フローは Data Collector が受信した任意のプロジェクトの単体テストおよび機能テストの結果をフォワードしますが、特定のプロジェクトのデータだけを送信するようフローを設定できます (「特定の DTP プロジェクトの結果を送信する」を参照)。
また、DTP REST API エンドポイントに POST リクエストを手動で送信して、DTP データベースから Codebeamer に結果を送信することもできます。API 呼び出しの DTP フィルターとビルド ID を URL パラメーターとして渡します。
curl -X POST -u <username>:<password> "http://<host>:<port>/grs/api/v1.7/linkedApps/configurations/1/syncTestCases?filterId=<filterID>&buildId=<buildID>" |
以下の表でエンドポイントのパラメーターについて説明します。
パラメーター | 値 | 説明 | Required (必須) |
---|---|---|---|
filterId | integer | テスト データを含むフィルター IDを指定します。フィルター ID は整数値です。フィルター名と混同しないでください。 | Required (必須) |
buildId | string | テスト データを含むビルド ID を指定します。 | Required (必須) |
| boolean |
デフォルトは | 任意 |
フィルターおよびビルド ID は、テスト エクスプローラーの URL で利用できます。
DTP は、filterId
パラメーターと buildId
パラメーターに一致するテスト結果を見つけ、そのデータを Codebeamer の作業アイテムに送信します。
@test <ID>
で結果を見つけると、Codebeamer で一致する ID を持つ Test Case トラッカーのアイテムを検索し、アイテムを更新します。Codebeamer に単体テスト ケース ID が存在しない場合、アクションは実行されません。必要に応じて、アノテーションを使用して、テストを Codebeamer のテスト実行に関連付けます。@req <ID>
で結果を見つけると、Codebeamer で一致する ID を持つ System Requirements Specifications トラッカーのアイテムを検索します。一致が見つかった場合、要件に関連付けられたテスト ケースにテスト実行が追加されます。要件 ID に一致するテスト ケースがない場合は、テスト ケースが作成されてテスト実行が追加されます。<DTP_INSTALL>/logs
ディレクトリに書き込まれます。このログ ファイルには、DTP から Codebeamer へのテスト結果の送信に関する進捗情報が含まれています。 DTP がレポートを処理し、結果を Codebeamer に送信した後、以下のような応答があります。
{ "createdTestSession": "DTPP-521", "created": [ "DTPP-519, testName = testBagSumAdd" ], "updated": [ "DTPP-519, testName = testBagSumAdd", "DTPP-518, testName = testBagSimpleAdd" ], "ignored": [ "MAGD-567, testName = testBagNegate", "QAP-512, testName = testTryThis3", "QAP-512, testName = testTryThis4", "MAGD-567, testName = testBagMultiply" ] } |
Sending Test Data to External System フローを使用して単体テストおよび機能テストの結果を送信している場合、デフォルトでは、すべて DTP プロジェクトのデータが Codebeamer に送信されます。結果として、Codebeamer ID に一致するアノテーションを含むすべての DTP プロジェクトで収集されたテストを含むよう、作業アイテムが更新されます。ただし、特定のプロジェクトのデータだけを送信するよう、フローを設定することもできます。
Configure Projects ノードをダブルクリックします。このノードのロジックは、同期操作中に Azure DevOps にデータを送信する DTP プロジェクトを指定します。これらのプロジェクト構成は、JSON 配列に格納されます。
例として、すでに定義されているプロジェクト構成のサンプルがあります。
{ project: 'abc' } |
さらにプロジェクト構成を追加するには、最後のプロジェクト構成の末尾にカンマを追加し、その下に新しいエントリを追加します。例:
msg.configuredProjects = [ { project: 'abc' }, { project: 'foobar' } ]; |
フローを実行すると、指定した DTP プロジェクトのテスト結果だけが Codebeamer に送信されます。
テスト データを送信した後、Codebeamer で結果を表示できます。次の画像は、Codebeamer の System Requirement Specifications トラッカーを示しています。このトラッカーには、いくつかのテスト ケースが含まれています。
個々のテスト ケースについて、テスト実行などの詳細情報をさらに確認できます。
テスト実行をクリックすると、テスト ファイル、ビルド ID、テスト作成者といった実行の詳細が表示されます。