DTP では、エクスプローラー ビュー でソース管理システム (SCM) から直接ソースを表示できます。 ソースのコピーが収集されて DTP に保存されないため、この方法は「Parasoft 静的解析/テスト ツールからのソース コードの表示」と比較して使用するサーバースペースが少なくなります。
この機能を有効にするには、SCM からソースを読み込むように DTP を設定する必要があります。また、Parasoft コード解析/テスト実行ツール (C/C++test、dotTEST、Jtest、SOAtest) を SCM に接続し、解析中にレポートを DTP に発行するように設定する必要があります。
このセクションの内容:
最も一般的な方法は、DTP で SCM の設定を行い、Parasoft ツールも SCM 接続設定を使用できるようにすることです。
dtp.autoconfig
プロパティを true
に設定して、Parasoft ツールの自動構成を有効にします (「静的解析/テスト ツールの自動設定」も参照)。 DTP はすぐに使用できる多くの SCM をサポートします。また、ネイティブ サポートされていないシステムをサポートするように拡張できます (Parasoft の担当者にお問い合わせください)。各 SCM には、設定が必要な異なるプロパティ セットがあります。
場合によっては、Parasoft 静的解析/テスト ツールと DTP Server が再利用する設定をさらにカスタマイズしなければならないことがあります。たとえば、必要な SCM の認証情報が DTP と Parasoft 静的解析/テスト ツールで異なる場合などです。 接頭辞として
グローバル ツール設定とプロジェクト固有の Parasoft Tool 設定に同じ設定が存在する場合、DTP は次の優先順位で設定を上書きします。
|
Git リポジトリからテスト済みプロジェクトのソース コードを表示するには、以下で説明するように DTP を構成する必要があります。
DTP がインストールされているマシン上に Git リポジトリのローカル クローンを作成します。まだインストールしていない場合は、Git クライアントをダウンロードしてインストールし、クローンの場所を指定して実行します。
git clone --mirror <URL_TO_REMOTE_REPO> |
この操作を、Parasoft ツールでテストし、テストしたソースコードを DTP で表示したい Git リポジトリごとに行います。
DTP で適切なコードを表示するには、クローンを最新の状態に保つ必要があります。クローンを更新するには、次を実行します。
git remote update <URL_TO_REMOTE_REPO> |
この作業は、Jenkins のジョブや Linux の cron ジョブなどで自動化することを推奨します。上記の手順でクローンを作成したリポジトリごとにこの操作を実行します。
DTP 内で、Report Center 設定に移動し、DTP プロジェクトのツール設定を構成して、ローカルの Git クローンを指すようにします。このプロセスの詳細については、「プロジェクトの Parasoft Tool 設定」を参照してください。以下の例は、scontrol.rep1.git.workspace
と scontrol.rep2.git.workspace
という 2 つの Git リポジトリの構成を示していますが、作成したクローンと同じ数のリポジトリを構成する必要があります。
scontrol.rep1.git.workspace=<LOCAL_CLONE_DIRECTORY> scontrol.rep1.git.branch=master scontrol.rep1.type=git scontrol.rep1.git.url=<URL_TO_REMOTE_REPO> scontrol.rep2.git.workspace=<LOCAL_CLONE_DIRECTORY> scontrol.rep2.git.branch=master scontrol.rep2.type=git scontrol.rep2.git.url=<URL_TO_REMOTE_REPO> |
以下の設定は、SVN 接続の例です。
scontrol.rep.type=svn scontrol.rep.svn.url=https://svn_server/ scontrol.rep.svn.login=username scontrol.rep.svn.password=password scontrol.svn.exec=/usr/bin/svn |
scontrol.rep.svn.url
を適切に設定すれば、異なる SVN ブランチにある正規ファイルを追跡できます。この設定は SVN リポジトリの URL を指定します。
scontrol.rep.svn.url の設定で、プロジェクトがあるノードを指定します。ただし、プロジェクト名は省きます。
たとえば、ある SVN 上のファイルが “mina” というプロジェクトの一部であり、絶対パスが以下のとおりだとします。
https://svn.apache.org/repos/asf/mina/trunk/examples/src/http/BogusSslContextFactory.java |
この場合、次のように scontrol.rep.svn.url を設定します。
scontrol.rep.svn.url=https\://svn.apache.org/repos/asf |
最後のスラッシュ (/) は付けないでください。すべてのプロジェクトについて最後のスラッシュ (/) を付けないように注意してください。
ソース管理システムのソース コードを表示できない場合:
<Repositories..>
セクションがあることを確認してください。そうでない場合、Parasoft 静的解析/テスト ツールの設定が誤っています。