異なるコンテキストで異なるテスト/スタブを使用するには、テスト コンテキストごとにテスト ケースとスタブのセットを作成して、各セットにつき 1 つのテスト コンフィギュレーションを用意します。この方法はさまざまな場面で役立ちます。たとえば:

  • ホスト システムとターゲット デバイスのそれぞれについて、異なるセットのテストとスタブを使用したい場合。  
  • 開発メンバーの担当部分のコードは各自のマシンでテストし、コード ベース全体は毎晩 C++test サーバーで徹底的に回帰テストを実行したい場合。  

テスト駆動開発 (TDD) のヒント

通常、TDD に従う開発チームは次のシナリオのためのテスト コンフィギュレーションを使用します。

  • sandbox テスト シナリオ は、コードをチェックインする前に実行するテストのためのシナリオです。このテストの実行は 20 分以下にするべきです。  
  • continuous integration テスト シナリオは、やや大きなテスト セットを実行するためのシナリオです。このテストの実行には 1 時間以上かかることもあります。  
  • overnight testing テスト シナリオは、利用可能なすべてのテストを実行するためのシナリオです。  

この場合、ネストした包含を使ってテスト コンフィギュレーションを設定できます。たとえば sandbox のテスト コンフィギュレーションは dir1 のテストだけを実行するように設定し、continuous integration のテスト コンフィギュレーションは dir1 および dir2 のテストを実行するように設定し、overnight testing のテスト コンフィギュレーションは dir1、dir2、および dir3 のテストを実行するように設定します。  

異なるコンテキストで異なるテスト/スタブを使用するには、次の操作を行います。

  1. テスト ケースとスタブの各セットをそれぞれ異なるディレクトリに保存します。  
  2. テスト コンテキストごとに 1 つのテスト コンフィギュレーションを作成し、そのコンテキストに合ったテスト ケースとスタブのセットを使用するようにテスト コンフィギュレーションを設定します。  
    • テスト ケースの場所は、[実行] タブの [全般] タブの [テスト スイート ファイルの場所のパターン] で指定します。  
    • スタブの場所は、[実行] タブの [シンボル] タブの [次の場所で発見されたファイルのシンボルも使用] で指定します。

 

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