Parasoft の仮想アセットは、指定のエンドポイントでデプロイされ、そこで受信トラフィックをリスンし、定義された方法で (たとえば期待される/望まれるレスポンスを使って) 応答します。
仮想アセットを作成するための最初のステップは、仮想化したい振る舞いを表現する .pva (Parasoft Virtual Asset) ファイルを作成することです。各 .pva ファイルは 1 つ以上の "レスポンダー スイート" を参照します。各レスポンダー スイートは以下のツールを 1 つ以上持つ必要があります。
- SQL Responder: このツールはデータベースの振る舞いを仮想化します (受け取る SQL クエリーおよび送られる結果セットを含みます)。SQL Responder はライブ データベース トラフィックを記録することで作成できます。また、手動で追加/定義することも可能です。
- Message Responder: このツールは、HTTP、MQ、JMS、あるいは他の/カスタムのプロトコルを介して送られるメッセージとレスポンスを仮想化します。Message Responder は、実際の振る舞いをキャプチャするトラフィック ファイルから作成したり、OpenAPI/Swagger、RAML、WSDL、XML スキーマなどの定義から生成することができます。また、手動で追加/定義することも可能です。
Message Responder の作成方法はいくつかあります。
HTTP、JMS、または MQ のライブ トラフィックを記録およびシミュレートしたい場合:
HTTP、JMS、または MQ の記録したトラフィックから仮想アセットを作成する方法については、以下の章を参照してください。
ログにキャプチャされたトラフィックをシミュレートしたい場合:
ログにキャプチャされたトラフィックをシミュレートしたい場合 (たとえば Wireshark)、 以下の章を参照してください。
定義ファイルから手動で Message Responder を作成する:
まだキャプチャできないアプリケーションの振る舞いを仮想化したい場合、Message Responder を最初から作成するか、定義 (たとえば OpenAPI/Swagger、RAML、WSDL、スキーマ) に基づいて作成することで、アプリケーションの振る舞いをモデル化できます。
各リクエスト/レスポンスのレスポンダーを手動で作成し、レスポンダー応答条件を設定する方法については、以下の章を参照してください。
複数レスポンス モードで手動でレスポンダーを作成する方法については、以下の章を参照してください。
リクエスト/レスポンスを 1 つのトラフィック ファイルに集約し、パラメータライズ ウィザードを使ってこのトラフィック ファイルから仮想アセットを作成する方法については、以下の章を参照してください。
適切なレスポンダー スイートとツールがある .pva を用意したら、「仮想アセットのデプロイ」 で説明するように .pva をデプロイすることができます。.pva は動作する仮想アセットの役割を果たします。