多くのサービスは、 XML メッセージで表せないデータの送受信に添付ファイルを使用します (たとえば、マルチメディア バイナリ データなど)。SOAtest および Virtualize?はメッセージとともに添付データを送受信するために使用できます。受信された添付ファイルを処理して、その正しさを検証できます。
SOAP Client および Virtualize Message Responder?ツールは、メッセージとともに MIME、 DIME、および MTOM のメッセージを送信するように構成できます。添付ファイルのカプセル化フォーマットは、ツールの [その他] タブ (SOAtest) または [オプション] タブ (Virtualize) で構成できます。
MIME/DIME の場合、ツールの [添付ファイル] タブではバイナリまたは XML の添付ファイルをスクリプト化することなく送信できます ?(SOAtestの 「アタッチメント オプション」および Virtualize の「添付ファイルタブ」に記述しています)。MTOM の場合、[添付ファイル] タブに何も追加する必要がありません (詳細については後述)。
Attachment Handler ツールはレスポンス メッセージから添付ファイルを取り出すため、そして検証するために SOAP Client および Virtualize Message Responder?と連結して使用できます。Attachment Handler ツールの構成に関する詳細は、「Attachment Handler」を参照してください。Virtualize は着信メッセージのルート部分 (SOAP エンベロープを含む) を除くすべての MIME 部分を無視します。そのため、これらの部分でメッセージの関連付けやその他のアクションは構成できません。しかし、レスポンスにはメッセージ レスポンダーに構成されたように MIME/DIME/MTOM コンテンツを含むことができます。
MTOM/XOP メッセージ
SOAtest および Virtualizeは MTOM (Message Transmission Optimization Mechanism) および XOP (XMLbinaryOptimized Packaging) テクノロジを利用するサービスと連携できます。? ユーザーは、最適化したメッセージを含め、送受信する、バイナリ コンテンツを選択できます。MTOM 最適化メッセージは、フォーム入力ビューで SOAP Client またはメッセージ レスポンダーを使用して送信できます。?
xsd:base64Binary 要素のコンテンツを次のようなリファレンスで置き換えることによって XOP 最適化を実行します。
< xop:Include href="cid:1.urn:uuid:[email protected]"?xmlns:xop="http://www.w3.org/2004/08/xop/include" />
エンコードされていない関連コンテンツを含む --MIME_boundary セクションで、同じ href cid 値が使用されます。
最適化メッセージの送信を可能にするには、次の操作を行います。
ツールの[その他] または [オプション]タブでで、 [添付ファイルのカプセル化フォーマット] ドロップダウン リストから [ カスタム] を選択し、?
- [MTOM Always] または [MTOM Optional] を選択します。
- MTOM Always:?このツールは、リクエストに最適化コンテンツがない場合でも (例: xsd:base64Binary XML タイプがメッセージ中にない場合でも)、常にXOP パッケージ (例: MIME の境界線とともに) でリクエスト送信します。
MTOM Optional:?このツールは、リクエストに最適化コンテンツがある場合にのみ、XOP パッケージ (例: MIME の境界線とともに) でリクエスト送信します。? 最適化コンテンツがない場合は、通常のリクエストを送信します。
[MTOM Always] または [MTOM Optional] は、テストまたはレスポンダー スイートレベルで?[SOAP Client オプション] ?タブまたは設定パネルの [SOAP Client] ページで選択できます。
[?Request] または [リクエスト?] タブを選択し、[ビュー] メニューで [フォーム入力] が選択されていることを確認します。フォーム入力ビューはスキーマに対応したビューです。? このビューで、Virtualize は xsd:base64Binary スキーマ データ タイプを認識し、最適化したいコンテンツを参照できます。base64Binary タイプをクリックすると、次のオプションが利用できます。
Reference to file:?推奨オプションです。このオプションをオンにすると、最適化されたコンテンツとして送信するファイルを選択できます。SOAtest および Virtualize はコンテンツの送信時にファイルからコンテンツを読み込みます。この方法では、ファイルのコンテンツはスイートに格納されません。
- 相対パスで保存:?ファイルへのパスは、組織の他のメンバーへの共有および協力を簡単にするために、スイートへの相対パスを保持することを常に推奨します。
- ファイルからインポート:?このオプション (非推奨) はファイルからコンテンツを読み込みます。このオプションはファイルのコンテンツがメモリに読み込まれるため、大きなファイルへの使用は推奨していません。
さらに、送信されるファイルは、ドロップダウンリストから [パラメータライズ] を選択し、[ファイル データ ソース] を選択することで、データソースによって駆動できます。データ ソースの構成の詳細については、 SOAtest の「ファイル データソースの構成」または Virtualize の「ファイル データソースの構成」を参照してください。
MTOM を使用している場合、メッセージレスポンダーの [添付ファイル] タブには何も追加する必要がありません。MIME の着信添付ファイルは、 Attachment Handler を添付ファイルを着信するメッセージ レスポンダーの出力に連結することで取り出すことができます。詳細については、「メッセージレスポンダーに Attachment Handler を追加」を参照してください。