モードは、Parasoft JDBC ドライバーが受信した JDBC ドライバーにどのように応対するかを制御します。たとえば、JDBC 呼び出しを実際の JDBC ドライバーに渡してレスポンスを記録するか、仮想アセットに転送するか、それとも記録を行わずに実際の JDBC ドライバーに渡すかなどを制御します。
モードは、Virtualize サーバー GUI または Environment Manager からいつでも変更できます。モードを変更する前後にテスト対象アプリケーションを再起動する必要はありません。
利用可能なモードは次のとおりです。
| モード | 説明 |
|---|---|
| パススルー | Parasoft JDBC ドライバーは JDBC 呼び出しを元のドライバー実装クラスに渡し、データのキャプチャまたは記録は行いません。このモードは、簡単にParasoft JDBC ドライバーをオフにし、ドライバーが介在していないかのように元の構成に近い状態にするために存在します。ただし、依然として JDBC 呼び出しはドライバーを経由し、Parasoft JDBC ドライバーが中間に存在していることに注意してください。 |
| 記録 | Parasoft JDBC ドライバーは JDBC 呼び出しを元のドライバー実装クラスに渡し、SQL クエリーおよび元のドライバーから返された ResultSet データをキャプチャします。キャプチャされたデータは、この Parasoft JDBC プロキシ ドライバーに接続された Virtualize Server に転送されます。 |
| Virtualize | Parasoft JDBC プロキシ ドライバーは JDBC 呼び出しを Parasoft Virtualize サーバーに転送し、Virtualize サーバーから返された ResultSet データをアプリケーションに返します。このモードは、記録がすでに行われており、Virtualize サーバーに仮想アセットが構成されていて、Parasoft JDBC ドライバーに応答できることを前提としています (詳細については「仮想アセットのデプロイ - 概要」を参照してください)。呼び出される仮想アセットを制御する方法については「Parasoft JDBC ドライバーが呼び出す仮想アセットの指定」を参照してください。 |
| ハイブリッド | このモードでは、Parasoft JDBC ドライバーは対応する仮想データが見つからなった場合を除くと Virtualize モードと同じように動作します。仮想データが見つからなかった場合、Parasoft JDBC ドライバーは JDBC 呼び出しを元のドライバー実装クラスに渡し、データのキャプチャまたは記録は行いません。呼び出される仮想アセットを制御する方法については「Parasoft JDBC ドライバーが呼び出す仮想アセットの指定」を参照してください。 |
| フェイルオーバー | このモードでは、失敗 (SQL 例外) が発生しない限り、Parasoft JDBC ドライバーは JDBC 呼び出しを元のドライバー実装クラスに渡します。失敗が発生した場合、Parasoft JDBC ドライバーが受け取った JDBC 呼び出しは Parasoft Virtualize サーバーにリルートされ、Virtualize サーバーから受け取った ResultSet データがアプリケーションに返されます。呼び出される仮想アセットを制御する方法については「Parasoft JDBC ドライバーが呼び出す仮想アセットの指定」を参照してください。このモードは Virtualize 9.9.4 以降を必要とします。 |
Virtualize GUI からのモード切り替え
Virtualize GUI からモードを切り替えるには、次の操作を行います。
- アプリケーションおよび対応する JDBC/ データソース設定がParasoft JDBC ドライバーを使用するように設定されていることを確認します。設定方法については「Parasoft JDBC ドライバーについて」のリンク先を参照してください。
- 適切な JDBC コントローラーを右クリックし、モードを選択します。
アイコンがドライバーの現在の状態を表すものに変わります。
| アイコン | モード |
|---|---|
| パススルー |
| 記録 |
| 仮想化、ハイブリッド、フェイルオーバー |
Environment Manager からのモード切り替え
Environment Manager ユーザーズガイドを参照してください。
