このセクションでは、DTP、.xml レポート ファイル、および Team Server からテスト データを IDE にインポートする方法について説明します。このセクションの内容:

概要

テスト結果をインポートすると、開発者/テスターは自分に割当てられたタスクを GUI で確認し、[品質タスク] ビューで対応することができます。フィルター設定ドロップダウン メニューからフィルターを選択できない場合は、DTP への適切なアクセス権があるかどうかを確認してください (詳細については DTP マニュアルの「プロジェクトの作成と設定」を参照してください)。

用語:

  • 自分のタスク: コード作成者の算定に基づいて選択された、自分に責任のあるテスト タスク。詳細については「タスクの割り当てとコード作成者の設定」で説明します。

  • 推奨されるタスク: 実行したテスト コンフィギュレーションの [目標] タブ設定に基づいて選択された、本日レビューおよび対応するテスト タスク。

  • 自分の推奨されるタスク: 作成者およびタスク割当て設定 (「タスクの割り当てとコード作成者の設定」で説明) に基づいて選択された、自分に責任のあるテスト タスク。「自分の推奨されるタスク」には、テスト コンフィギュレーションの [目標] タブ設定に基づいて選択された、本日レビューおよび対応するテスト タスクも含まれます。

インポートしたテスト結果は、GUI 上でテストを実行したかのように GUI に表示されます。インポートした後は、通常と同じようにテスト結果の詳細を確認したり、タスク メッセージをダブルクリックして関連するソース コード行を表示して編集したり、[即時修正] を使って問題を修正したりすることができます。

特定のタスク カテゴリ、特定の目的のタスク、またはすべてのタスクをインポートできます。インポートできるのは、現在ワークベンチにあるプロジェクトのテスト結果だけです。最後の実行の後に、テスト対象プロジェクト ファイルをワークベンチで変更した場合、結果はレポートされません。なぜなら変更後のプロジェクト ファイルに結果が対応していない可能性があるからです。

DTP フィルターの設定

DTP から指摘事項をダウンロードするには、フィルターを設定する必要があります (「DTP への接続」を参照)。

  1. [Parasoft] > [設定] をクリックして設定画面を開きます。
  2. [Parasoft] > [DTP] > [インポート設定] を選択します。


     
  3. ドロップダウン メニューからフィルターを選択し、必要なインポート設定を行います。フィルター設定オプションの詳細については、DTP のドキュメントを参照してください。
  4. [適用] をクリックします。 

[品質タスク] ビューの設定

自分の作業に関連するテストと解析結果だけをインポートするために、DTP からデータをインポートする前に [品質タスク] ビューの設定を行います。設定画面で [Parasoft] > [設定] > [品質タスク] を選択します。

以下のオプションが利用できます。

  • Import only tasks reported for tests ran in the last {n} days: 指定した最後の n 日間に DTP あるいは Team Server で実行したテストのデータだけをインポートします。 
  • Import out of date tasks for modified resources: 3 種類のすべてのインポート オプション (DTP、Team Server、XML ファイル) から古いタスクをインポートします。 
  • Relocate tasks during import: [新規] をクリックし、タスクをインポートするときに別の場所を指定します。このオプションは 3 種類のすべてのインポート オプションで利用できます (DTP、Team Server、XML ファイル)。

インポート結果

  1. [Parasoft] > [インポート] をクリックし、[DTP]、[ローカル ファイルまたは URL...]、または [Team Server...] を選択します。



    [DTP] を選択した場合、直ちにダウンロードが開始します。
    [ローカル ファイルまたは URL...] を選択した場合、レポート XML ファイルの指定を求められます。
    Team Server からデータをインポートする方法については「GUI からの Team Server レポートへのアクセス」を参照してください。
     
  2. [品質タスク] ビューが開いていない場合は、メイン メニューから [Parasoft] > [ビューの表示] > [品質タスク] を選択して、インポートした結果を確認します。

     

インポートされた指摘事項が、変更されたファイルに関連付けられている場合、メッセージダイアログが開き、同期が取れていないファイルが表示されます。それらの指摘事項に関するマーカー (行番号を含む) は、ローカル リソース ファイルでの場所に一致していないか、すでに解決済みの指摘事項を指している可能性があります。

ローカルに存在しないリソースに関連付けられた指摘事項はインポートされず、利用できないファイルの一覧を示すメッセージが表示されます。

Team Server から GUI へのインポート

SOAtest を Team Server に接続している場合、Team Server に格納されたテスト結果をインポートできます。インポートしたテスト結果は、GUI 上でテストを実行したかのように GUI に表示されます。インポートした後は、通常と同じようにテスト結果の詳細を確認したり、タスク メッセージをダブルクリックして関連するソース コード行を表示して編集したり、[即時修正] を使って問題を修正したりすることができます。

特定のタスク カテゴリ、特定の目的のタスク、またはすべてのタスクをインポートできます。インポートできるのは、現在ワークベンチにあるプロジェクトのテスト結果だけです。最後の実行の後に、テスト対象プロジェクト ファイルをワークベンチで変更した場合、結果はレポートされません。なぜなら変更後のプロジェクト ファイルに結果が対応していない可能性があるからです。

インポートされる結果は、テスト完了時の静的な「スナップショット」である点に注意してください。たとえばタスクの再割当てや抑制によってテストの実行後に加えた変更は、インポートされる結果に反映されません。更新をチーム全体に伝播するには、次のいずれかの操作を行います。

  • テストを再実行して、Team Server に格納された結果を更新します。
  • 接続しているマシンごとに次の設定を有効にします: [Parasoft] > [設定] > [品質タスク] > [Revalidate tasks' suppressions and reassigns on startup or import]



ヒント: 頻繁にテストを実行しない場合のタスクのインポート

デフォルトの設定では、SOAtest は過去 2 日間に実行されたテストからタスクをインポートします。テストを頻繁に実行してなく、最後のテストから 2 日間を過ぎた後にタスクをインポートしようとした場合、デフォルト設定を変更しない限り、何もインポートされません。 

デフォルト設定を変更するには:

  1. [Parasoft] > [設定] を選択します。[設定] ダイアログが表示されます。
  2. 左側のパネルで [Parasoft] > [タスク] を選択します。
  3. [Import only tasks reported for tests ran in the last n days] の設定を変更します。

推奨される自分のタスクのインポート

推奨される自分のタスクを Team Server からインポートするには、以下の操作を行います。

  1. [Parasoft] > [インポート] > [Team Server...] を選択します。
  2. [Filtered] オプションを有効にし、recommended tasks を選択します。
  3. タスク タイプを設定して [OK] をクリックします。

推奨されるタスクを決定する上で、SOAtest は以下を考慮します。

  • レポートされる課題の重要度 (需要な違反ほど優先順位が高くなります)。
  • ファイルが変更された日時 (最近の変更の方が開発者の記憶に新しいため、優先順位が高くなります)。
  • 同じファイルで他に課題があるかどうか (複数の違反があるファイルほど優先順位が高くなります。必要なテストが少なくなるからです。たとえば、 2 個のファイルで合計 8 箇所の修正がある場合、テストが必要なのは 2 ファイルだけです。しかし、8 個のファイルで合計 8 箇所の修正がある場合は 8 個のファイルをテストする必要があります)。

自分のすべてのタスクのインポート

現在の自分の全タスクを Team Server からインポートするには、以下の操作を行います。

  1. [Parasoft] > [インポート] > [Team Server...] を選択します。
  2. [All] オプションを有効にし、インポートするタスク タイプを設定します。
  3. [OK] をクリックします。


なぜ最新の結果だけがインポートされるのか?

結果をインポートする際、SOAtest はセッション タグごとに最新のレポートをロードし、オープンのプロジェクト中のファイルに関連するタスクをダウンロードします。タグはセッション タグ設定によって設定されます。GUI の [設定] > [レポート] ページ、またはローカル設定の session.tag={name} です。たとえば、同じプロジェクトに対して静的解析とテスト実行を別々に行った場合、セッション タグが異なる限り、両方の実行結果がインポートされます。セッション タグが同一の場合、たとえ [すべてのタスク] オプションを選択していても、ロードされるのは最新の実行結果だけです。

任意のタスクのインポート

任意にタスクを選択してインポートするには、以下の操作を行います。 

  1. [Parasoft] > [インポート] > [カスタム タスク] を選択するか、ツールバーの [推奨される個人のタスクをインポート] プルダウン メニューから [カスタム タスク]  を選択します。
  2. どこからタスクをインポートするかを指定します。以下のオプションから選択できます。
    • Import from Team Server: Team Server にアップロードされたタスクをインポートします (たとえば、バッチ モード テストの後に)。
    • Import from local file(s): ローカル ファイル システムからアクセスできる結果ファイルからタスクをインポートします。

     3.インポートするタスク タイプを指定します。以下のオプションから選択できます。

    • All/Filtered:  Team Server にあるすべてのタスクをインポートするか、それとも下記オプションで指定された条件を満たすタスクだけをインポートするかを指定します。

    • For goals: グローバルな目標管理 (タスク ゴールの設定 で説明) が有効な場合、選択した目標に関連するタスクをインポートします。

    • Recommended tasks: 推奨されるタスクだけをインポートします。
    • Selected resources: プロジェクト ツリーで選択したリソースのタスクだけをインポートします。
    • For single user:  指定したユーザーのタスクだけをインポートします。
    • For session tag:  指定のセッション タグが付けられたタスクだけをインポートします。
    • Task types: インポートするタスクの製品と結果タイプを指定します。

     4.[OK] をクリックします。

XML ファイルからすべての結果をインポートする

すべてのタスクをインポートする方法として、次の方法もあります。

  1. [Parasoft] > [探索] > [Team Server] を選択します。  [参照] ダイアログが表示されます。
  2. [参照] ダイアログの [レポート] タブを開きます。
  3. 結果をインポートしたい XML レポートを選択し、[インポートの結果] ボタンをクリックします。

GUI からの Team Server レポートへのアクセス

SOAtest を Team Server に接続している場合、Team Server にあるレポート ファイルを参照したりダウンロードすることができます。

レポート ファイルをダウンロードするには、以下の操作を行います。

  1. [Parasoft] > [探索] > [Team Server] を選択します。[参照] ダイアログが表示されます。
  2. [参照] ダイアログの [レポート] タブを開きます。レポートは生成日で分類されて表示されます。
  3. 次のいずれかを実施します。
    • レポートを表示するには、レポートを選択して [表示] ボタンをクリックします。レポートが Web ブラウザーに表示されます。
    • レポートをダウンロードするには、レポートを選択して [ダウンロード] ボタンをクリックします。ファイル選択ダイアログが表示されます。レポートのダウンロード先フォルダーを指定し、[保存] クリックします。指定したフォルダーにレポート ファイルがダウンロードされます。

Team Server からレポートを削除する

Team Server に格納されたレポートを削除したい場合 (たとえば、古いレポートをすべて Team Server から消去したい場合や、失敗したテスト実行のレポートを削除したい場合)、以下の操作を行います。

  1. [Parasoft] > [探索] > [Team Server] を選択します。[参照] ダイアログが表示されます。
  2. [参照] ダイアログの [レポート] タブを開きます。
  3. 結果を削除したい XML レポートを選択し、[削除] ボタンをクリックします。
    • 関連するテスト データを Team Server に残したい場合 (たとえば、古いレポートは消去するが、テスト履歴のグラフに使用するためにテスト データ自体は残したい場合)、[Keep summary data for report graphs] オプションを有効にします。

Web ブラウザーからの Team Server レポートへのアクセス

Team Server の Web サーバーにアクセスできるユーザーであれば、直接 Team Server 上のレポート ファイルを参照できます。そのため、GUI の外部でレポートにアクセスすることが可能です。さらに、Team Server 上のレポートでは (たとえばカテゴリのリンクなど) すべてのリンクがアクティブです。メールで送付されるレポートではすべてのリンクがアクティブではありません。

Team Server 上のレポートに直接アクセスするには、以下の操作を行います。

    • [Parasoft] > [探査] > [Team Server レポート] を選択します。

Parasoft Report Center からの結果へのアクセス

テストおよび他のソースからの情報に基づいた Parasoft Report Center レポートにアクセスするには、以下の操作を行います。

[Parasoft] > [探査] > [Report Center レポート] を選択するか、 『Parasoft Report Center ユーザーズ ガイド』の説明に従ってレポートを開きます。

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