このセクションの内容:

はじめに

DTP でソース管理システム(SCM)から JUnit および TestNG ソースファイルを読み取って表示できるようにする事ができます。これは、ファイルのコピーを公開するよりも効率的な方法です(DTP に結果を公開 の DTP にソースファイルを公開 を参照)。テストエクスプローラービューの使用に関する詳細については、DTP のドキュメントを参照してください。

共通設定

ソース管理の設定は、Selenic インストールディレクトリにある selenic.properties ファイルで設定します。DTP でソース管理のソースを表示できるようにするには、report.dtp.publish 設定も有効にする必要があります。report.dtp.publish.src の設定はソース管理の設定とは無関係です。Selenic のソース管理の設定を使用して DTP でソースファイルを表示できるようにする場合は、report.dtp.publish.src を false に設定する必要があります。

selenic.properties ファイルを開き、SOURCE CONTROL セクションの report.scontrol 設定で min または full モードを指定します:

# === Source Control ===
# Enables source control integration on DTP server:
#    filtering by branches, viewing revisions, browsing code on the DTP server.
# Enables paths for locations, revision, branches and comments for quality tasks.
#    off: no information is reported
#    min: repositories, file paths and revisions are reported
#    full: also task revisions and comments are reported
report.scontrol=min

以下のモードを指定できます:

full 

レポートには、リポジトリ、ファイルパス、リビジョンに関する情報と、タスクのリビジョンおよびコメントが含まれます。

min 

レポートには、リポジトリ、ファイルパス、およびリビジョンに関する情報が含まれます。

off 

デフォルト。ソース管理の情報はレポートに含まれません。

report.scontrol 設定を有効にすることに加えて、selenic.properties ファイルでシステムのソース管理を設定する必要があります。

Subversion の設定

# === SUBVERSION ===
scontrol.rep1.type=svn
scontrol.rep1.svn.url=https\://<path_to_your_svn_server>:<port>
scontrol.rep1.svn.login=<user_name>
scontrol.rep1.svn.password=<password>
scontrol.svn.exec=<path_to_svn_executable>

以下の設定を指定して、Subversion を設定します:

scontrol.rep<n>.type

この設定は、リポジトリタイプが Subversion であることを指定します。プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.type=svn 

scontrol.rep2.type=svn 

scontrol.rep<n>.svn.url

この設定は、プロトコル、サーバ名、ポート、リポジトリパスを指定します。

DTP がファイルに関する情報を適切に処理できるように、URL にはプロジェクト名と末尾のスラッシュ(/)を含めないでください。

プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.svn.url=http\://mycompany.svn-host.com/svn 

scontrol.rep2.svn.url=http\://mycompany.svn-alt-host.com/svn 

scontrol.rep<n>.svn.login

この設定は、Subversion のユーザー名を指定します。

scontrol.rep<n>.svn.password

この設定は、Subversion ユーザーのパスワードを指定します。

ソース管理ユーザーのパスワードを暗号化するには、java -jar selenic_analyzer.jar -encodepass <PASSWORD> を使用します。 詳細については、コマンドライン の -encodepass <password> をご覧ください。 

scontrol.svn.exec

この設定は、外部クライアント実行可能ファイル(svn)へのパスを指定します。

Git の設定

# === GIT ===
scontrol.rep1.type=git
scontrol.rep1.git.url=https\://<path_to_your_git_server>:<port>
control.rep1.git.branch=<branch>
scontrol.rep1.git.workspace=<path_to_workspace>
scontrol.git.exec=<path_to_git_executable>

以下の設定を指定して Git を設定します:

scontrol.rep<n>.type

この設定は、リポジトリタイプが Git であることを指定します。プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.type=git 

scontrol.rep2.type=git 

scontrol.rep<n>.git.url

この設定は、プロトコル、サーバ名、リモートリポジトリのポートを指定します。

DTP がファイルに関する情報を適切に処理できるように、URL にはプロジェクト名と末尾のスラッシュ(/)を含めないでください。

プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.git.url=http\://mycompany.git-host.com/git 

scontrol.rep2.git.url=http\://mycompany.git-alt-host.com/git 

scontrol.rep<n>.git.branch

この設定は、Git のブランチを指定します。デフォルトは master です。

scontrol.rep<n>.git.workspace

この設定は、ローカル Git リポジトリを含むディレクトリを指定します。

Windows でファイルパスを指定するには、バックスラッシュを 2 つ使用します。

.git ディレクトリに shallow ファイルが含まれている場合、Git リポジトリは shallow と見なされます。リポジトリから shallow クローンをチェックアウトすると、Git が著者データを正確に生成しない場合があります。

正確な著者情報を取得するには、full クローンをチェックアウトする必要があります

scontrol.git.exec

この設定は、git 実行可能ファイルへのパスを指定します。設定されていない場合は、git コマンドが PATH 上にあると想定します。

Windows でファイルパスを指定するには、バックスラッシュを 2 つ使用します。

Microsoft Team Foundation Server の設定 

# === GIT ===
scontrol.rep1.type=git
scontrol.rep1.git.url=https\://<path_to_your_git_server>:<port>
control.rep1.git.branch=<branch>
scontrol.rep1.git.workspace=<path_to_workspace>
scontrol.git.exec=<path_to_git_executable>

以下の設定を指定して Team Foundation Server(TFS)を設定します:

scontrol.rep<n>.type

この設定は、リポジトリタイプが TFS であることを指定します。プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.type=tfs

scontrol.rep2.type=tfs 

scontrol.rep<n>.tfs.url

この設定は、TFS リポジトリの URL を指定します。

DTP がファイルに関する情報を適切に処理できるように、URL にはプロジェクト名と末尾のスラッシュ(/)を含めないでください。

プロパティ名に識別値を追加することで、複数のリポジトリを設定できます。例:

scontrol.rep1.tfs.url=http\://mycompany.tfs-host.com/tfs

scontrol.rep2.tfs.url=http\://mycompany.tfs-alt-host.com/tfs 

scontrol.rep<n>.tfs.login

この設定は、TFS のユーザー名を指定します。

scontrol.rep<n>.tfs.password

この設定は、TFS ユーザーのパスワードを指定します。

ソース管理ユーザーのパスワードを暗号化するには、java -jar selenic_analyzer.jar -encodepass <PASSWORD> を使用します。 詳細については、コマンドライン の -encodepass <password> をご覧ください。 

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