プロジェクトは Eclipse によって作成されるエンティティです。プロジェクトには、SOAtest 固有の .tst ファイルを任意の数含めることができます。また、SOAtest で解析するソース ファイルのほか、環境に合わせてその他のリソースも含めることができます。
プロジェクトは、ワークスペース内の .tst ファイルを編成するために使用できます。ユーザーは、ソース管理リポジトリやインポート/エクスポート機能によってプロジェクトを共有できます。
プロジェクト中の各 .tst ファイルには、任意の数のテスト スイート/シナリオ、ツール、および入力を含めることができます。その編成と構造はユーザーの自由です。ファイル サイズを小さく抑えて保守性を向上させるために、1 件のテスト要件につき 1 つの .tst ファイルを使用することを推奨します。
このセクションの内容:
新規プロジェクトの作成
複数の .tst ファイルをまとめて 1 つのプロジェクトにすることができます。
まず、既存のテスト スイートをベースにして新しいプロジェクトを作成します。
- [ファイル] > [新規] > [既存の SOAtest または WebKing テスト スイートからプロジェクト] を選択します。
- [プロジェクト名] フィールドに「
Examples
」と入力します。 - [参照] をクリックし、
[SOAtest_installation_directory]/examples/tests
を参照してプロジェクトのテスト スイートの場所を指定します。 - [終了] をクリックします。
テスト ケース エクスプローラーに Examples プロジェクトが追加されます。 このプロジェクトには複数のテスト (.tst) ファイルが含まれます。
新規プロジェクト ウィザードで別のコマンドを選択して新規にプロジェクトを作成することもできます。利用可能なすべての [新規プロジェクト] オプションを見るには、[ファイル] > [新規] > [その他] を選択し、[SOAtest] フォルダーの下を確認してください。
.tst ファイルのオープンとクローズ
デフォルトでは、.tst ファイルは閉じています。.tst ファイルを開くと、ファイルがメモリにロードされます。
閉じた .tst ファイルには、"閉じた箱" のアイコンが表示されます。
開いた .tst ファイルには、"開いた箱" のアイコンが表示されます。
.tst ファイルは 2 種類の方法で開くことができます。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードをダブルクリックします。
- テスト ケース エクスプローラーで .tst ファイルのノードを右クリックし、ショートカット メニューから [テスト (.tst) ファイルを開く] を選択します。
テスト (.tst) ファイルの新規作成
異なるテスト要件ごとに個別の テスト (.tst) ファイルを作成することを推奨します。新規にテスト (.tst) ファイルを作成するには、2 種類の方法があります。
- プロジェクト ノードを右クリックし、ショートカット メニューから [新規追加] > [テスト (.tst) ファイル] を選択します。
- [ファイル] > [新規] > [テスト (.tst) ファイル] を選択します。
ウィザードの指示に従ってテスト作成プロセスを進めます。そして、生成されたテストを含む .tst ファイルを追加します。
以降のチュートリアルでは、他の種類のテストを作成する方法について説明します。