全般的な設定
Internet Explorer で、記録と再生のパフォーマンスを最適にするには、以下の [ツール] > [インターネット オプション] を設定することを推奨します。
オプション | 推奨する設定 | 必須 |
---|---|---|
詳細設定 > ブラウズ > サード パーティ製のブラウザー拡張を有効にする | 有効 | 常時 |
詳細設定 > セキュリティ > 拡張保護モードを有効にする | 無効 | 常時 (IE 10 以降) |
セキュリティ > "制限付きサイト" を含むすべてのゾーン> 保護モードを有効にする | 無効 | 常時 |
セキュリティ > "制限付きサイト" を除いたすべてのゾーン > レベルのカスタマイズ > スクリプト > アクティブ スクリプト | 有効 | 常時 |
セキュリティ > ローカル イントラネット > サイト > ここにあるすべてのオプション | 無効 | 時々 |
セキュリティ > ローカル イントラネット > サイト > 詳細設定 | Web サイトなし | 時々 |
「Unable to start Internet Explorer framework」 エラーのトラブルシューティング
上記の推奨される設定を使用していても「Unable to start Internet Explorer framework」エラーがまだ表示される場合、以下のトラブル シューティングを試してみてください。
- ブラウザーと最初のページが完全に読み込まれるだけ十分な時間を取ります。それには、[Parasoft] メニューの [設定] > [Parasoft] > [ブラウザー] > [ブラウザーのタイムアウトの設定] > [起動時のタイムアウト] で十分なタイムアウト時間を設定します。この設定は特に、最初の読み込みに時間がかかるサイトを遅いマシン上で読み込んでいる場合に役立ちます。
ページが読み込まれなかった場合、SOAtest/Virtualize でプロキシが正しく設定されていることを確認し、 Internet Explorer のインスタンスが残っていないことをチェックしてください。前のブラウザー テスト セッションから残っている Internet Explorer のインスタンスは、新しいインスタンスとやり取りすることがあり、その結果、競合が起こる可能性があります。
シナリオを記録した後にだけ問題が発生している場合、SOAtest のテスト保守性レポートを作成せずにシナリオを記録してみてください。SOAtest を完全に終了し、[テスト保守性レポートの生成] を無効にして新規シナリオを記録してみてください。 Internet Explorer でシナリオを記録して再生する場合に、テスト保守性レポートが一部のマシンでこのエラーを引き起こすことが分かっています。
ヘルプ ドキュメント ブラウザーを開いた後にだけこの問題が再現するのかをチェックしてください。再現する場合、[ウィンドウ] > [設定] > [一般] > [Web ブラウザー] の設定を [外部 Web ブラウザーを使用] に変更し、[既定のシステム Web ブラウザー] または [Internet Explorer] 以外のブラウザーを選択することで、この問題を回避できます (たとえば Firefox を選択します)。リストに別のブラウザーを追加する必要がある場合もあります。
セキュリティの設定
SOAtest/Virtualize で作業している最中、Internet Explorer の[拡張保護モード]、 [セキュリティ強化の構成] および [保護モード] を有効にすることはできません。
拡張保護モード
シナリオの記録および再生時には、Internet Explorer 10 で追加された拡張保護モードはサポートされません。
拡張保護モードが有効化されている場合、SOAtest/Virtualize でシナリオを記録または再生しようとすると、「'Unknown Publisher' の 'Recorder Registrar Class' が Internet Explorer の拡張セキュリティ機能と互換性がないため無効化された」ことを通知する警告ダイアログが表示されます。拡張保護モードを無効にしない場合、トラフィックの記録、負荷テスト用のシナリオの構成、HTTP リクエストのアサート、NTLM/ダイジェスト/ベーシック認証を使用した自動ログインなどの SOAtest/Virtualize の Web テスト シナリオが無効になります。
Internet Explorer で拡張保護モードを無効にするには、[ツール] > [インターネット オプション] > [詳細設定] をクリックし、[セキュリティ] > [拡張保護モードを有効にする] オプションをオフにします。
セキュリティ強化の構成
Windows Servers 2003 および 2008 では、 Internet Explorer の [セキュリティ強化の構成] がデフォルトで有効です。[セキュリティ強化の構成] は、SOAtest/Virtualize がそれらのマシン上で Internet Explorer を使ってシナリオを再生することを妨げます。SOAtest/Virtualize が Internet Explorer を起動すると、以下のようなダイアログが表示され、シナリオは完了しません。
これらのマシン上でブラウザーの再生と記録を実行するには、http://www.visualwin.com/IE-enhanced-security/ で説明しているように、[セキュリティ強化の構成] を無効にするべきです。[セキュリティ強化の構成] の詳細については、 Using Internet Explorer Enhanced Security Configuration on Terminal Servers (MSDN Website) を参照してください。
別の方法として、http://support.microsoft.com/kb/933991 で説明するようにサイトが「信頼済みサイト」になるように、[セキュリティ強化の構成] を設定してこのダイアログを表示しないようにできます。そうすれば、SOAtest/Virtualize はシナリオを再生できます。ただし、推奨する方法は [セキュリティ強化の構成] を完全に無効にすることです。
保護モード
Internet Explorer が保護モードで実行中の場合、インターネット、ローカル イントラネット、制限サイト、および信頼済みサイトの 4 種類すべてのゾーンについて保護モードが自動的に無効化されます。
保護モードを再び有効にするには、次の操作を行います。
- Internet Explorer の [インターネット オプション] ダイアログを開きます。
- [セキュリティ] タブをクリックします。
- Web コンテンツ ゾーンを選択します。
- [保護モードを有効にする] チェックボックスをオンにします。
保護モードが再び有効になったことを検証するには、 Internet Explorer のステータスバーの Web コンテンツ ゾーンの隣に「Protected Mode: On」が表示されていることを確認します。