このセクションでは、Plain Text Client ツールについて説明します。Plain Text Client ツールは、プレーン テキスト形式と XML 形式間の変換をサポートします。また、Plain Text Client ツールは Plain Text Call Back ツールに対応します。Plain TextCall Back ツールは、受信したプレーン テキスト メッセージの処理を容易にします。

セクションの内容:

Plain Text Client および Plain Text Call Back とは

Plain Text Client は EDI Client ツールの一種であり、プレーン テキスト メッセージの処理用に構成されています。[ツールの追加] ウィザードから直接 Plain Text Client ツールを作成できます。または、EDI Client ツールを追加してから、形式をプレーン テキストに変更することもできます。すると、ツールの名前が Plain Text Client に変わります ([デフォルト名の使用] オプションがオフにされていない場合)。

同様に、Plain Text Call Back ツールはプレーン テキスト メッセージの処理用に構成された Enhanced Call Back ツールの一種です。Plain Text Call Back ツールを作成するには、Enhanced Call Back ツールを追加し、形式をプレーン テキストに変更します。すると、ツールの名前が Plain Text Call Back に変わります ([デフォルト名の使用] オプションがオフにされていない場合)。

Plain Text ツールには、プレーン テキスト固有の変換オプションがあることに注意してください。オプションについては後の「変換オプション」で説明されています。

SOAtest でプレーン テキストを処理

SOAtest は、プレーン テキストと XML 形式の間の変換を行います。この変換により、プレーン テキスト メッセージをすばやく構成、送信、検証することができます。 

プレーン テキスト形式は、標準に基づいていません。この形式は、任意の値を XML ツールへの入力として使用できるよう、臨時的な XML への変換を可能にするために用意されています。

たとえば、テキストを XML に変換する場合、プレーン テキスト形式では、テキストが "root" 要素で囲まれます。XML をテキストに変換する場合、プレーン テキスト形式では、"root" 要素が削除されます。例:

  • テキスト: alpha
  • XML への変換: <root>alpha</root>
  • テキストへの再変換: alpha

プレーン テキスト形式は、XML のテキストでは使用できない "<" などの文字も処理できます。たとえば、次のようなメッセージがあるとします。

  • テキスト: alpha < beta
  • XML への変換: <root>alpha &lt; beta</root>

この XML をテキストに再変換すると、次のテキストが取得されます:alpha < beta

変換オプション

Plain Text Client および Plain Text Call Back ツールには、次の変換オプションがあります。

  • スペースの正規化 - テキストの前後のスペースを削除し、テキスト内の連続する空白を 1 つのスペースに変換します。
  • No labels