Report Center 用のデフォルトの MySQL 設定は、最初のセットアップ時は非常に便利ですが、最終実装では理想的でない場合があります。たとえば、 mysql root パスワードはデフォルトでは空です。そのため、直接でもネットワーク経由でもサーバー マシンにアクセスできる人間であれば、すぐに顧客データに不正アクセスすることができます。

次の表は、最終的なインストールで変更するべき設定のリストです。

アクションコード対象プラットフォームアクションデフォルト設定重要度
CONF-1dtp オペレーティング システム ユーザー アカウントLinuxパスワードの変更"grs"
CONF-2MySQL ルート アカウント

Windows

Linux

パスワードの変更

アクセス権限の変更

パスワードなし
CONF-3MySQL Report Center アカウント

Windows

Linux

パスワードの変更

アクセス権限の変更

"report center"
CONF-6DTP 管理者アカウント

Windows

Linux

パスワードの変更"admin"

追加情報

CONF-1: DTP のユーザー アカウントを変更せずに、デフォルト パスワードを知っている権限のないユーザーがログインし、そのユーザー アカウントですべてのソフトウェアとバックアップを削除したり、その他のすべてを取り消したりすることができます。

CONF-2, CONF-3: mysql アカウントへのアクセスは、できる限り制限するべきです。理想的には mysql がインストールされているマシンにだけルート接続を許可することです。Report Center の接続は、Report Center ソフトウェア (DTP Server と Data Collector の両方) が実行中のマシンから可能であるべきです。なぜなら、これらのプロセスはどちらもユーザーが "grs" としてデータベースにアクセスすることを要求するからです。 "grs" ユーザーは Report Center の Web インターフェイスからもアクセスできるべきです。マシンが定義されてなく、複数のマシンから接続を開始できる場合、セキュリティ制限はリモート マシンからの接続を制限するべきではありません。ローカルのサブネットからの接続を制限するべきです。すべてのケースにおいて、両方のアカウントのアクセス パスワードを変更するべきです。データベースへの接続を開放したままにしておくことは、権限のないアクセスやデータの破損を引き起こす可能性があります。

CONF-6: 管理者アカウントは、広く利用可能にするべきではありません。DTP の管理者は、レポートへのアクセス、ユーザーとグループの追加/削除、およびシステム管理ツールへのアクセスを許可したり取り消すことができます。


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