インフラの要件に合わせて、DTP アプリケーションのデフォルト ポートを変更できます。デフォルト ポートが利用できない場合にのみ、この操作を行ってください。 

Unix の場合、DTP Server をポート 80 で起動するには、ルート権限が必要です。そのため、Unix でのデフォルト ポートは 8080 に設定されています。

このセクションの内容:

Web サーバーのポート番号の変更

DTP Server のデフォルト ポートは、Windows が 80、Linux が 8080 です。ただし、server.xml ファイルを編集してポートを変更することができます。

  1. DTP Server のサービスを停止します (「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. <DTP_INSTALL>/tomcat/conf ディレクトリにある server.xml ファイルを開きます。
  3. 以下の要素を探し、port プロパティの値を変更します。 

    <Service name="PST"> <Connector port="80" 
  4. DTP サービスを再開します。

Data Collector のポート番号の変更

DTP は、DTP が使用するデータ形式をサポートするソフトウェア製品であれば、そのデータを受け取ることができます。テスト ツールからのデータは Data Collector に送られ、Data Collector は デフォルトでポート 8082 をリッスンします。このデフォルト ポートは DCServerConfig.xml で変更できます。

  1. <DTP_DATA_DIR>/conf ディレクトリにある DCServerConfig.xml ファイルを開きます。
  2. 次の要素を探し、値を変更します。

    <dc-server-port>8082</dc-server-port>
  3. ファイルを保存します。
  4. Data Collector を再起動します。

JMS イベント ブローカーのポート番号の変更

JMS イベント ブローカーは、DTP で発生したイベントについてリアルタイムの情報を提供します。デフォルト ポートは 61617 です。このデフォルト ポートは EventsConfig.xml を編集して変更できます。

  1. <DTP_DATA_DIR>/conf ディレクトリにある EventsConfig.xml ファイルを開きます。
  2. 以下の要素を探し、port プロパティの値を変更します。 

    <transport-connector port="61617" />
  3. ファイルを保存します。
  4. DTP サービスを再開します。

現在サブスクリプションで利用できる機能を含め、JMS イベント ブローカーの詳細については 「DTP イベントのサブスクリプション」を参照してください。

セッション データベース サーバーのポートの設定

HyperSQL データベース サーバーがセッション管理データを処理します。サーバーはデフォルトでポート 9003 を使用しますが、異なるポート番号を使用するように DTP を構成できます。

  1. DTP Server のサービスを停止します (「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. <DTP_DATA_DIR>/conf ディレクトリにある PSTRootConfig.xml ファイルを開きます。
  3. <session-database-port> 要素のコメントを解除し、異なるポート番号を指定します。
  4. ファイルを保存します。
  5. DTP サービスを開始します。

License Server でのポート 2002 の無効化

Insure++ はポート 2002 で License Server と通信します。その他のすべての Parasoft ツールは標準の HTTP/HTTPS ポート経由で License Server と通信します。License Server を使用していない場合、または他の Parasoft ツールでのみ License Server を使用している場合は、DTP インフラストラクチャでのセキュリティのベスト プラクティスとしてポート 2002 を無効にできます。ポート 2002 を無効にするには、次の操作を行います。 

  1. DTP Server のサービスを停止します (「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. <DTP_DATA_DIR>/LicenseServer/conf ディレクトリにある ls.conf ファイルを開きます。
  3. <Server>  要素に <enabled>false</enabled> 要素を追加します。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <Root>
        <Server>
            <enabled>false</enabled>
            <port>2002</port>
            <concurrent_connections_limit>100</concurrent_connections_limit>
            <start_deactivated>true</start_deactivated>
        </Server>
        ...
    </Root>
  4. ファイルを保存して DTP サービスを再開します。 

DTP のポート 8005 の変更

ポート 8005 はデフォルトの Tomcat シャットダウン ポートですが、一部の Windows サーバーではポートの競合が発生することがあります。これを解決するには、次の操作を行います。

  1. DTP サービスを停止します
  2. <DTP_INSTALL_DIR>/tomcat/conf/ にある server.xml ファイルを開きます。
  3. 要素 <Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN"> を見つけて、ポート値を使用されていないポート (たとえば、8006) に変更します。
  4. ファイルを保存して、DTP サービスを再起動します



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