DTP では、コンプライアンス カテゴリを定義して、DTP ウィジェットに表示するデータをカスタマイズすることができます (DTP に付属するウィジェットの詳細については 「ウィジェット」 を参照してください)。カスタム コンプライアンス カテゴリは、チーム内で開発ポリシーを徹底するのに役立ちます。
DTP にはカスタム コンプライアンス カテゴリのサンプル (ACME-Policy) が付属しています。このサンプルをコピーして変更し、独自のカスタム カテゴリを作成できます。サンプルには、"ACME Security" や "ACME Performance" といったコンプライアンス カテゴリが含まれます。コンプライアンス カテゴリはそれぞれ Parasoft のコーディング スタンダード コンプライアンス ID を指します。
以下の操作手順では、DTP に付属するサンプルをベースにカスタム コンプライアンス カテゴリを定義する方法について説明します。
- DTP_HOME/conf/examples/compliance/ACME-Policy.xml を DTP_HOME/conf/compliance ディレクトリにコピーします。ACME-Policy.xml のファイル名を、内部的に固有の名前 (たとえば MySet.xml など) に変更します。
- ファイルに以下の修正を加えます。
以下の要素は、コンプライアンス カテゴリ セットの名前です。この名前は コンプライアンス ウィジェット の設定で表示されます。<Compliance name="ACME Company Coding Standards Policy">
初めてウィジェットをダッシュボードにロードしたときにデフォルトでウィジェットにデータをロードするには、値 name を .xml ファイル名と同じ名前にする必要があります。名前が異なる場合、カスタム カテゴリを使用するようウィジェットを手動で編集しなければなりません。
各コンプライアンス グループの名前を編集します。コンプライアンス グループ名は コンプライアンス ウィジェット のレポート データに表示されます<ComplianceCategory groupId="Security" name="Security">
ルール パターンを編集して、データがウィジェットに渡されたときに違反をどのようにグループ化するかを定義します。
<RulePattern pattern="SECURITY-.*"/>
DTP Server を再起動します。
コンプライアンス ウィジェットをダッシュボードに追加し、[コンプライアンス] ドロップダウン メニューからカスタム コンプライアンス カテゴリを選択します。ウィジェットに表示される違反が、上記で定義したカスタム コンプライアンス カテゴリごとにグループ化されます。