このセクションの内容:
API トラフィックの記録
- まだ実行中でない場合は、SOAtest Web Proxy を開始します。「Web Proxy の開始」を参照してください。
- テストを生成するアプリケーションを参照して Parasoft アイコンをクリックします。
[API Traffic for Parasoft SOAtest] オプションを有効にし、[Start Recording] をクリックします。アプリケーション タイプの設定は、API トラフィックの記録には影響しません。
[API Traffic for Parasoft SOAtest] オプションと [UI Actions for Parasoft Selenic] オプションの両方を有効にすることで、UI アクションと API トラフィックを同時に記録できます。
記録を開始すると、ブラウザウィンドウの上部に Parasoft Recorder がブラウザーのデバッグを開始したことを知らせるメッセージが表示されます。このプロセスをキャンセルしないでください。
ブラウザーで Web サイト以外のページに移動すると (たとえば、ブラウザーで [戻る] をクリックして空白の開始ページに戻るなど)、トラフィックの記録がキャンセルされます。
さらに、Chrome v88 以降では、記録中に別のタブでデバッガーを閉じると、現在記録しているタブを含むすべての Chrome タブでデバッガーが切断され、Parasoft Recorder がトラフィックの受信を停止します。これは Chrome の既知のバグです。https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=1170381 を参照してください。
- テスト シナリオを実行します。
- 終了したらロゴをクリックして [Stop Recording] を選択します。
- API テスト シナリオの実行中に UI アクションをキャプチャするように Parasoft Recorder を構成した場合、最初にキャプチャの保存を求められます。「Recording UI Actions」を参照してください。
- プロンプトが表示されたら、テスト情報を指定します。テスト名はユニークでなければなりません。要求/欠陥トラッキング システム内の成果物とテストを関連付けることもできます。
- 準備ができたら [テスト アセットの作成] をクリックするか、[記録の破棄] をクリックしてテスト ファイルを生成せずにテスト作成ウィンドウを終了します。
- Parasoft Recorder が記録済みのトラフィックの処理を終了すると、CTP の API Testing モジュールでテストを確認するよう求められます。SOAtest は、内部ヒューリスティックと、Smart Test Template (.stt) の一致ルールを使用してトラフィックを処理し、テストを生成します。詳細については「Smart API テスト生成の設定」を参照してください。
テストは TestAssets/users/<USERNAME> ディレクトリの下、CTP ユーザー名に基づいて作成された /users/<USERNAME> サブディレクトリに表示されます。
SOAtest の テスト ケース エクスプローラーでもテストを参照できます。
Parasoft Recorder と SOAtest のローカル インスタンスを連携して使用している場合、テストはTestAssets/users/anonymous
ディレクトリに表示されます。
SOAtest サーバーのワークスペース内にある .tst ファイルの隣に recorded_traffic
フォルダーが作成され、このフォルダーにトラフィック ファイルがアップロードされます。記録されたトラフィック ファイルを使用して、スマート テスト トラフィック ウィザードで新規テストを作成したり (「トラフィックからの Smart API テストの作成」を参照)、Smart Test Generator のトレーニングを行うことができます (「Smart API テスト生成の設定」を参照)。Resultant Set of Policy ツールは、Windows が使用しているポリシー設定を表示します。組織内の Windows ドメイン管理者は、ポリシーを変更する必要があります。
トラブルシューティング
Chrome は拡張機能によるプロキシ設定の変更を許可しない
Windows を使用していて、Chrome で API トラフィックを記録しようとしたときに「Chrome は拡張機能によるプロキシ設定の変更を許可しない」という内容のエラーが表示される場合は、[管理テンプレート] > [Google] > [Google Chrome] > [Proxy server] のグループ ポリシー [Choose how to specify proxy server settings] を無効にすることで問題を解決できます。このポリシーを有効にすると、Chrome 拡張機能によるプロキシの変更がブロックされます。この問題は、Linux または Mac ユーザーには影響しません。
グループ ポリシーを変更するには:
- 管理者権限でコマンド プロンプトを開き、
rsop
を実行します。[Resultant Set of Policy] ウィンドウが開きます。 - Resultant Set of Policy で、[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [Google] > [Google Chrome] > [Proxy Server] を確認して、[Choose how to specify proxy server settings] ポリシーが有効になっているかどうかを確認します。有効になっている場合は、組織内の Windows ドメイン管理者がこれを無効にする必要があります。
- ポリシーを変更したら、コマンド プロンプトを再度開き、
gpupdate /force
を実行します。 rsop
を再度実行し、ポリシーが無効になっていることを確認します。
それでもうまくいかない場合は、レジストリでポリシーを手動で無効にしてみてください。
- コマンド プロンプトを開き、
regedit
を実行します。レジストリ エディタが開きます。 - HKEY_LOCAL_MACHINE または HKEY_CURRENT_USER > Software > Policies > Google > Chrome フォルダを探します。
ProxyMode
キーを削除し、マシンを再起動します。- レジストリを調べて、キーが再生成されていないことを確認してください。
記録されたファイルが空である/データが欠落している
記録を開始すると、ブラウザウィンドウの上部に Parasoft Recorder がブラウザーのデバッグを開始したことを知らせるメッセージが表示されます。このプロセスをキャンセルすると、記録が中断されます。
さらに、Chrome v88 以降では、記録中に別のタブでデバッガーを閉じると、現在記録しているタブを含むすべての Chrome タブでデバッガーが切断され、Parasoft Recorder がトラフィックの受信を停止します。これは Chrome の既知のバグです。https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=1170381 を参照してください。
UI アクションの記録
- テストを生成したいアプリケーションを参照して Parasoft アイコンをクリックします。
- [UI Actions for Parasoft Selenic] オプションを有効にし、アプリケーション タイプとして General または Salesforce のいずれかを選択します。アプリケーション タイプを指定すると、特定のアプリケーションのロケーター ストラテジが最適化されます。
[UI Actions for Parasoft Selenic] と [API Traffic for Parasoft SOAtest] の両方を有効にすることで、UI アクションと API トラフィックを同時に記録できます。 - [Start Recording] をクリックしてテスト シナリオを実行します。
- 終了したらロゴをクリックして [Stop Recording] を選択します。
- キャプチャしたアクションに関する情報を指定します。デフォルトでは、アプリケーション ドメインと、記録がいつ開始されたかを示すタイムスタンプがテスト名に使用されます。説明は、テストが意図しているユーザー エクスペリエンスを他のユーザーが理解するのに役立ちます。要求/欠陥トラッキング システム内の成果物とテストを関連付けることもできます。Selenic で Selenium テストを生成するためにファイルが使用される場合、すべてのテスト情報が Javadoc コメントとして追加されます。
- [Continue] をクリックしてファイルを保存します。
- UI テストの実行中に API トラフィックに対して Parasoft Recorder を構成した場合、UI アクションを保存した後、API テストを保存するように求められます。「Recording API Traffic」を参照してください。
記録された UI アクションを、Selenic プラグインを有効にした IDE にインポートして、Selenium テストを作成することができます。次のステップの詳細については「Parasoft Selenic」を参照してください。
要素テキストのアサート
アクションを記録するときに、UI 要素のテキストにアサーションを記録できます。アサーションは、Parasoft Selenic で作成された Selenium テストに追加されます。詳細については Selenic のマニュアルを参照してください。
- UI テスト セッションを開始し、[Parasoft] アイコンをクリックして Parasoft Recorder アクションを開きます。
- [Assert Text] をクリックしてアサーション モードに入ります。
- ポインタが十字に変わり、十字にカーソルを合わせると輪郭が描かれます。
- 要素をクリックして、アサーションをキャプチャします。
- [Assert Text] ダイアログで [Confirm] をクリックし、アサートされた値を受け入れます。[値] フィールドのテキストを変更することもできます。アサーション用に選択されたロケーターが [ロケーター] フィールドに表示されます。[キャンセル] をクリックして、テキストをアサートせずにアサーション モードを終了することもできます。
- テスト セッションを完了し、Recording UI Actions の説明に従って記録をダウンロードします。
UI テストでのアサーションについては、Selenic のドキュメントを参照してください。