このセクションでは、C/C++test Professional をインストールする方法について説明します。
はじめに
C/C++test は Eclipse ベースのスタンドアロン版のほかに Eclipse プラグイン版があります。プラグイン版は、Eclipse の標準的なプラグイン インストールの仕組みを使って、サポート対象の任意の IDE にインストールできます。
C/C++test スタンドアロン版のインストール
C/C++test をインストールするには、次の操作を行います。
- インストール パッケージを任意の場所に展開します。すべての C/C++test ファイルを含む cpptest ディレクトリが作成されます。このマニュアルでは、cpptest のインストール ディレクトリを <
INSTALL_DIR>
と表記します。
Windows では、アーカイブ展開ユーティリティによっては、展開する場所へのパスが 98 文字を超える場合、ディストリビューション パッケージを展開できない場合があります。 - (任意) $
PATH
に<INSTALL_DIR>
および <INSTALL_DIR>/bin
を追加し、cpptest および cpptestcli、そして C/C++test に付属するユーティリティ ツールに簡単にアクセスできるようにします。
C/C++test スタンドアロン版の起動
C/C++test の GUI を起動するには、<INSTALL_DIR>/cpptest
を実行します。
C/C++test をコマンド ライン モードで使用するには、<INSTALL_DIR>/cpptestcli
を実行します。
C/C++test スタンドアロン版のアンインストール
C/C++test をアンインストールするには、C/C++test GUI を閉じて <INSTALL_DIR>
をディスクから削除します。
プラグインとして C++test をインストールする
C/C++test をインストールするには、次の操作を行います。
- インストール パッケージを任意の場所に展開します。すべての C/C++test ファイルを含む cpptest ディレクトリが作成されます。このマニュアルでは、cpptest のインストール ディレクトリを <
INSTALL_DIR>
と表記します。
Windows では、アーカイブ展開ユーティリティによっては、展開する場所へのパスが 126 文字を超える場合、ディストリビューション パッケージを展開できない場合があります。 - (任意) $
PATH
に<INSTALL_DIR>
および <INSTALL_DIR>/bin
を追加し、cpptestcli および C/C++test に付属するユーティリティ ツールに簡単にアクセスできるようにします。 - IDE を開きます (サポート対象 IDE については「IDE」を参照)。
- [ヘルプ] メニューの [Install New Software] をクリックします。
- [追加] ボタンをクリックします。
- [アーカイブ] をクリックし、<
INSTALL_DIR>/integration/eclipse/parasoft_cpptest_professional-eclipse-<version>-p2-<os_arch>.zip
を選択します。 - [Parasoft C/C++test] を選択します。
誤って Eclipse コンポーネントをアップグレードしてしまわないよう、[Contact all update sites during install to find required software] オプションをオフにすることを推奨します。 - [次へ] をクリックし、ウィザードに従ってインストール プロセスを完了します。
- IDE の再起動を求められたら再起動します。
プラグインとして C++test を起動する
C/C++test GUI を起動するには、Parasoft C/C++test プラグインがインストールされた IDE を開きます。
C/C++test をコマンド ライン モードで使用するには、<INSTALL_DIR>/cpptestcli
を実行します。
C/C++test および C/C++test Plugin のアンインストール
C/C++test をアンインストールするには、次の操作を行います。
- IDE で C/C++test パースペクティブとすべての C/C++test ビューを閉じます。
- [ヘルプ] > [About Eclipse IDE] > [Installation Details] > [Installed Software] をクリックします。
- [Parasoft C/C++test] を選択します。
- [Uninstall... ] をクリックし、IDE の再起動を求められたら再起動します。
- <
INSTALL_DIR>
をディスクから削除します。
プラグインとしてインストールされた C/C++test を設定する
C/C++test の場所の設定
C/C++test をプラグインとしてインストールする場合、IDE で C/C++test のインストール ディレクトリ <INSTALL_DIR>
を指定する必要があります。 多くの場合、プラグインをインストールした後、最初に Eclipse を起動したとき、<INSTALL_DIR>
の場所が自動的に設定されます。
手動で C/C++test の場所を設定するには、次の操作を行います。
- [Parasoft] > [設定...] をクリックします。
- [インストール ディレクトリ] フィールドに
<INSTALL_DIR>
へのパスを入力します。
[自動検出] をクリックして <INSTALL_DIR>
の場所を自動的に検出して設定することもできます。この機能は、新しいバージョンの C/C++test にアップグレードする際にインストール パッケージを新しい場所に展開し、IDE で <INSTALL_DIR>
へのパスを更新する必要がある場合に便利です。
Eclipse の場所の設定
C/C++test をプラグインとしてインストールする場合、コマンド ライン モードで C/C++test を使用できるようにするには、 cppptestcli とともに使用する Eclipse の場所を設定する必要があります。多くの場合、プラグインをインストールした後、最初に Eclipse を起動したとき、Eclipse の場所が自動的に設定されます。
以下のいずれかの方法で、手動で Eclipse を指定することもできます。
.pathtoeclipse ファイルを作成するか既存のファイルを修正して Eclipse への絶対パスを記述し、 C/C++test のインストール ディレクトリ
<INSTALL_DIR>
に保存します。.pathtoeclipseD:\eclipses\my_eclipse
cpptestcli
で解析を実行する際、コマンド ラインに-path-to-eclipse=</absolute/path/to/eclipse>
オプションを追加して Eclipse へのパスを指定します。
高度なインストール方法
サイレント インストール
C/C++test をサイレントに、つまりコマンド ラインまたはスクリプトを使用したインタラクティブではないモードでインストールできます。このモードを使用すると、たとえば、組織の基盤やポリシーに合わせてインストール プロセスを調整したり、リモートから複数のマシンにヘッドレスモードで C/C++test をインストールしたりできます。
C/C++test をサイレントにインストールするには、次の操作を行います。
- コマンド ラインの展開ユーティリティを使用し、インストール パッケージを任意の場所に展開します。
- C/C++test をスタンドアロン アプリケーションとしてインストールする場合、その他のアクションは必要ありません。
- C/C++test をプラグインとしてインストールする場合、手順 2 に進みます。 コマンド ラインから
-application org.eclipse.equinox.p2.director
引数を指定して Eclipse 実行モジュールを実行し、p2 ディレクター アプリケーションを実行します。このアプリケーションは、Eclipse ベースの製品から追加ソフトウェアをインストールまたはアンインストールするために Eclipse から提供されているコマンド ライン ツールです。コマンド ライン全体は次のようになります。
Windows の場合eclipsec.exe -consolelog -nosplash -application org.eclipse.equinox.p2.director -repository "jar:file:/D:/tools/cpptest/integration/eclipse/parasoft_cpptest_professional-eclipse-2020.2.0.20201019B1123-p2-win32.x86_64.zip!/" -installIU com.parasoft.xtest.cpptest.all.feature.group -profileProperties org.eclipse.update.install.features=true
Linux の場合
./eclipse -consolelog -nosplash -application org.eclipse.equinox.p2.director -repository 'jar:file:/home/user/tools/cpptest/integration/eclipse/parasoft_cpptest_professional-eclipse-2020.2.0.20201019B1123-p2-linux.x86_64.zip!/' -installIU com.parasoft.xtest.cpptest.all.feature.group -profileProperties org.eclipse.update.install.features=true
p2 ディレクター アプリケーションの詳細については、Eclipse のマニュアルを参照してください。
C/C++test の[INSTALL_DIR]/integration/eclipse/tools
にあるヘルパー スクリプトは、サイレント インストールを始めるのに役立ちます。
インストール後に C/C++test を事前設定するには、「インストール中における C/C++test の事前設定」を参照してください。
複数ユーザーのインストール
C/C++test がインストールされた複数の Eclipse インスタンスを並行して実行できるように C/C++test をインストールするには、「マルチ ユーザー インストール」を参照してください。
レガシー インストーラーで C++test をインストールする
このセクションで説明されているインストール プロセスは新世代の Parasoft インストーラーに基づいています。レガシー インストーラーで C/C++test をインストールする必要がある場合、『Parasoft C/C++test Professional ユーザー ガイド 2020.2』の「インストール」セクションを参照してください。