このセクションでは、以下のいずれかの処理を行うメッセージ プロキシを設定する方法について説明します。
- 内部トランスポート (Virtualize サーバー内のトランスポート) を介してメッセージを受信し、内部、HTTP、または MQ トランスポートを介してメッセージを発信する。
- HTTP または MQ トランスポートを介してメッセージを受信し、内部トランスポートを介してメッセージを発信する。
このセクションの内容
内部プロキシを使用する理由
内部プロキシは、Virtualize サーバーの外部でのやり取りを最小にする方法で仮想アセット、MQ、HTTP、または他のエンドポイント間でトラフィックを中継します。これは、高度な処理動作を伴う複雑な複合アセットを作成する場合に特に有効です。
たとえば、入って来る MQ トラフィックを、ライブ システム、仮想アセット、記録用プロキシ、別のエンドポイントのいずれかに向けるインテリジェントなルーティング サービスを作成するものとします。全体で MQ を使用するならば、多くのキューを伴う複雑なセットアップが必要です。しかし、MQ システムとの直接のやり取りにだけ MQ を使用し、他のすべてのルーティングでは内部トランスポートを使用することで、キューの数を最小限に抑えることができます (したがって、パフォーマンスを最適化できます)。
そして、Parasoft CTP を使用すれば、ユーザーや実行中のテスト シナリオなどに基づいてプロキシのルーティングを " その場ですぐに" 変更できます。
内部プロキシは以下のようにトラフィックを転送できます。
- 内部 (仮想アセットまたは別の内部プロキシ) から内部
- 内部から MQ または HTTP
- MQ から内部
内部から内部プロキシへの設定
仮想アセットまたは別の内部プロキシにトラフィックを転送するよう内部プロキシを設定するには、以下の操作を行います。
- [Listen at (受信)] > [ 接続タイプ] を必ず [内部] に設定します。
- [Listen at (受信)] > [プロキシ識別子] で、このプロキシの識別子を割り当てます。
- [Forward to (発信)] > [接続タイプ] を必ず [内部] に設定し、以下のいずれかの操作を行います。
仮想アセットに転送するには、[仮想アセット] を選択し、仮想アセットへのフルパスを [Virtualize サーバー] ビューから指定します。Virtual Assets > folder > name の仮想アセットであれば、
folder/name
と入力します。Virtual Assets > name の仮想アセットであれば、name
と入力します。- 内部プロキシに転送するには、[内部メッセージプロキシ] を選択し、そのプロキシに割り当てられたプロキシ識別子を指定します。
内部からMQ/HTTP エンドポイントへの設定
MQ または HTTP エンドポイントにトラフィックを転送するよう内部プロキシを設定するには、以下の操作を行います。
- [Listen at (受信)] > [接続タイプ] を必ず [内部] に設定します。
- [Listen at (受信)] > [プロキシ識別子] で、このプロキシの識別子を割り当てます。
- [Forward to (発信)] > [接続タイプ] で、目的のトランスポート (MQ または HTTP) を指定し、必要な設定を行います。接続設定の説明については、「HTTP の設定」および「MQ の設定」を参照してください。
MQ の注意事項
[レスポンスに replyToQueueName を使用する] および [ワーカー のカウント] のための標準的な MQ 設定オプションは、内部プロキシには適用できません。
HTTP の注意事項
[プロキシ リスン パス] のための標準的な HTTP 設定オプションは、内部プロキシには適用できません。その代わり、内部プロキシには [パス修飾子] 設定オプションがあります。このオプションを使用すると、受信 URL をプロキシがどのように変更するかを指定できます。たとえば、[パス修飾子] が "/proxy" であり、発信パスが "service/abc" である場合、受信 URL "http://virt:9080/proxy/123" は "http://host:port/service/abc/123" に変更されます。
MQ から内部エンドポイントへの設定
MQ または HTTP エンドポイントから内部エンドポイント ( プロキシまたは仮想アセット) にトラフィックを転送するよう内部プロキシを設定するには、以下の操作を行います。
- [Listen at ( 受信)] > [接続タイプ] に MQ を設定します。
- [接続タイプ] でその他の必要な設定を行います。接続設定の説明については、「MQ の設定」を参照してください。
- [Forward to (発信)] > [接続タイプ] を必ず [内部] に設定し、以下のいずれかの操作を行います。
- 仮想アセットに転送するには、[仮想アセット] を選択し、仮想アセットへのフルパスを [Virtualize サーバー] ビューから指定します。Virtual Assets > folder > name の仮想アセットであれば、
folder/name
と入力します。Virtual Assets > name の仮想アセットであれば、name
と入力します。 - 内部プロキシに転送するには、[内部メッセージプロキシ] を選択し、そのプロキシに割り当てられたプロキシ識別子を指定します。
- 仮想アセットに転送するには、[仮想アセット] を選択し、仮想アセットへのフルパスを [Virtualize サーバー] ビューから指定します。Virtual Assets > folder > name の仮想アセットであれば、