この操作が簡単なツールを使用すると、標準的な CRUD モデル (Create, Read, Update, Delete) に従ってデータ リポジトリ内のデータを動的に操作できます。

このセクションの内容

前提条件

CRUD 操作を行うデータ セットを指す Data Repository データ ソースがあることを確認してください。

インストール

1. [Parasoft] メニューの [設定] を選択します。
2. [Parasoft] > [システム プロパティ] ページを開きます。
3. [Jar の追加...] をクリックし、com.parasoft.soavirt.tool.datarepositorycrud-1.2.0.jar JAR ファイルを参照して選択します。

設定

1. データ リポジトリの更新に使用する出力に XML Transformer を連結します。レスポンダーが次のサンプル XML を期待しているとします。

   <root>
   <identifier>10</identifier>
   <fname>sam</fname>
   </root>

2. 追加した XML Transformer の左側のツリーで、データ リポジトリの更新に使用する要素をクリックし、[XPath の追加] をクリックします。 
3. XML Transformer の左下にあるオプション セクションを展開し、[変更を許可] オプションを有効にします。
4. XML Transformer の [変更] タブをクリックし、追加したすべての要素に対して次のアクションを実行します。 
   1. ツリーで要素をクリックし、[XPath の追加] をクリックします。
   2. 右側の [選択された XPath] リストに追加された XPath をクリックし、[変更] ボタンをクリックします。
   3. 変更セクションで [前に付加] オプションが有効になっていることを確認し、要素をマッピングするデータ ソース列の名前を入力し、後ろにコロンを付けます。たとえば、上のサンプル XML の <identifier> 要素を "id" 列にマッピングし、<fname> 要素を "fname" 列にマッピングする場合、identifier の前に id: を付加し、fname の前に fname: を付加します。
5. XML Transformer を保存します。
6. XML Transformer を右クリックし、[出力の追加...] をクリックします。 
7. リストから [Data Repository CRUD Tool] を選択し、[終了] をクリックします。
8. [Mode ('Create-Update' or 'Delete') ] フィールドにリポジトリに対して行いたい操作名を入力します。
9. [Repository Data Source Name] に、CRUD 操作を実行したいデータ セットを指すリポジトリ データ ソースの名前を入力します。

これで、SOAtest がツールを実行、または Virtualize の Message responder が条件に一致したとき、Data Repository CRUD Tool が適切な操作を実行するようになりました。

サンプルの実行

1. データ リポジトリを準備します。
   1. データ リポジトリ ビューで [追加] をクリックします。
   2. リポジトリ名を "datarepositorysample" に変更します。
   3. [検証] をクリックし、リポジトリを作成するかどうかを訊ねられたら、作成することを確認します。
2. "datarepositorysample" データ リポジトリを右クリックし、[リポジトリのインポート] をクリックします。 
3. sampleDataRepository.json を参照し、[開く] をクリックします。
4. VirtualAssets フォルダーに updateRepository.pva をコピーし、必要に応じてリモート サーバーにデプロイします。
5. ワークスペースに testDataRepositoryCRUDTool.tst をコピーします。
6. testDataRepositoryCRUDTool.tst で "VIRTUALIZE" 環境を更新し、updateRepository.pva をデプロイした Virtualize サーバーを指すよう変更します。
7. テスト スイートを実行します。Virtualize を更新します。