このセクションの内容:
手動のクラウド マシン設定を使用する
このセクションでは、Amazon クラウドで Load Test リモート マシンを起動し、負荷テストで使用する方法を説明します。
前提条件
- AWS マシンは、Load Test の最小ハードウェア要件を満たしていなければなりません。「システム要件」を参照してください。
- ポート 8189 をオープンにした既存のセキュリティ グループを使用できるか、新しいセキュリティ グループを作成する必要があります (次のセクションで説明)。
AWS での Load Test エージェントの起動
- AWS コンソールにログインし、[IMAGES] > [AMIs] を選択します。
- 検索メニューから [Public Images] を選択し、「Parasoft Load Test」エージェントを選択します。このエージェントは、すべての地域で利用できるパブリックな AMI です。
- Load Test のバージョンに合わせて Parasoft Load Test Agent AMI のバージョンを選択し、[Launch] をクリックします。
期待される負荷に一致するタイプのインスタンスを選択します。
インスタンス タイプについて
T2 インスタンスなどのインスタンスは、Virtual Private Cloud (VPC) でだけ起動できますが、M3 インスタンスなどは EC2-Classic ネットワークでも起動できます。VPC タイプのインスタンスを選択した場合、インスタンスが IPv4 アドレスを受け入れることを確認してください。たとえば、デフォルトのサブネットで起動された VPC タイプのインスタンスはパブリックな IPv4 アドレスを受け入れますが、他の VPC 設定では、IPv4 アドレスを自動的に受け入れない場合があります。EC2-Classic タイプのインスタンスは、自動的に IPv4 アドレスを受け入れます。詳細については、AWS ドキュメントの Amazon EC2 and Amazon Virtual Private Cloud [https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-vpc.html#differences-ec2-classic-vpc] セクションを参照してください。
インスタンスを設定します。EC2-Classic タイプのインスタンスは、変更の必要がありません。VPC タイプのインスタンスでは、インスタンスがパブリックな IPv4 アドレスを受け入れるかを確認してください。
- ストレージを 20GiB に設定します。
- (任意) タグを追加します。少なくとも name タグを追加することを推奨します。例:
Key=Name, Value=Parasoft Load Test Agent 9.10.3
Load Test Agent AMI を初めて起動する場合は、新規セキュリティ グループを作成します。わかりやすいよう、これを Parasoft Load Test Agent という名前にすることができます。Load Test コントローラ―からエージェントの通信を許可するよう、セキュリティ グループに次のルールを設定する必要があります。
Type Custom TCP Rule プロトコル TCP Port Range 8189 Source 0.0.0.0/0 (すべての IP からの通信を許可)任意の IP に制限することもできます。 Description Load Test Agent Port 起動するインスタンスに SSH 通信する予定である場合、グループに SSH ポートを追加します。
- [Proceed without a key pair] を選択します。インスタンスに SSH 通信する予定である場合、既存のキー ペアを選択するか、新規キー ペアを作成します。
Load Test マシンの設定
AWS インスタンスを起動した後に、次の手順を行います。
- Load Test 設定ツリーで新規 Load Test リモート マシンを作成し、DNS 名および IPv4 アドレスをマシン設定パネルのホスト フィールドにコピーします。
- マシン ノードを右クリックし、[検証] をクリックしてマシンの準備が完了していることを確認します。AWS インスタンスを起動してから Load Test エージェントが開始するまでに 1 ~ 2 分かかる場合があります。
確認が完了した時点で、クラウド上のマシンを通常のリモート マシンとして利用できます。リモート マシンの操作については、リモート マシンでの負荷テストの実行を参照してください。
完了時にインスタンスを終了
異なるロケールのマシン上での Cloud での分散負荷テストの実行
注意: これは、ロケールで日本語または中国語を使用しているマシンにのみ適用され、適切なロケールでの Load Test のこれらの言語のサポートに関連しています。
Load Test コントローラー (マスター) が日本語または中国語のロケールのマシン上で実行されており、Load Test 構成にリモート Cloud マシンがある場合、リモート マシンのロケールはマスター マシンと同じでなければなりません。
Amazon Cloud などのクラウド プロバイダーでリモートの Load Test マシンを使用している場合、これらのマシンのローカリゼーション設定は、起動されたグローバル リージョンと一致しない可能性があります。たとえば、東京リージョンの Amazon Linux イメージから作成された AWS マシンでは、ユーザー言語が日本語ではなく英語に設定されている可能性があります。Load Test コントローラー/マスターが日本語ロケールを使用している場合、リモートマシンが不適切に機能する原因となります。詳細については「異なるロケールのマシンでの分散負荷テストの実行」を参照してください。