このセクションでは、あるバージョンの SOAtest/Load Test/Virtualize で作成/変更されたプロジェクトファイルを、いつどのように以前のバージョンの製品で開くかについて説明します。 次の種類のプロジェクト ファイルに適用します:
- .pva
- .pvn
- .tst
- .lt
- .changetemplate
利用可能なプロジェクトファイル形式とは
プロジェクト ファイルは次の 3 つの形式で保存できます: YAML、XML、compressed XML です。次の表は形式間の主要な違いを略述しています。
ファイル形式 | 読み取り可能/検索可能 | サイズ |
---|---|---|
YAML† | XML より小さい/ Compressed XML より大きい | |
Compressed XML (非推奨) | 最小 | |
XML (非推奨) | Compressed XML より著しく大きい |
† YAML は、以前に Compressed XML または XML に設定されていなかった場合のデフォルト形式です。
使用するファイル形式を変更するには:
- [Parasoft] > [設定] を選択します。
- [Parasoft] > [その他] を開きます。
- [設定の保存] 項目で任意のオプションを選択します。
YAML ファイル - 上位互換性
YAML ファイル形式はバージョン 2024.2 で導入されました。新しいバージョンの製品で YAML のプロジェクト ファイルを作成する場合も (または開いたりマイナー チェンジを伴って保存したりした場合も)、ファイルは一般的にバージョン 2024.2 で開くことができます。新しいバージョンの製品で変更または追加された機能に関連する変更はマイナー チェンジとは見なされません。
たとえば、 バージョン 2025.x の製品が新しいオプションを提供し、ユーザーがそれらのオプションのデフォルト値を変更した場合、以前のバージョンの製品では関連ファイルを開くことができなくなります。バージョン 2025.x の製品で 2024.2 の YAML ファイルを開き、両方のバージョンに共通のオプションを変更してファイルを再保存した場合は、2024.2 でもファイルを開くことができます。
新しいバージョンの製品で YAML プロジェクト ファイルを作成した場合も (または開いたりマイナー チェンジを伴って保存したりした場合も)、それらのファイルを以前のメジャー バージョンで開くことができる場合もあります (たとえば、 2025.x のファイルを 2024.2 で開くことができるなど)。ただし、このようなメジャー バージョンが異なる場合の上位互換性は、保証されていません。
XML および Compressed XML ファイル - 非推奨で下位互換性なし
XML および Compressed XML プロジェクト ファイルはバージョン 2024.2 で非推奨になりました。XML または圧Compressed XML プロジェクト ファイルをバージョン 2024.2 で作成した場合 (または開いて若干の変更を加えて保存した場合)、それらのファイルを以前のバージョンで開くことはできません。
バイナリ ファイル - 削除
バイナリ プロジェクト ファイル形式はバージョン 2024.2 で削除されました。変更されたファイルは、ワークスペースの設定を使用して再保存されます。ただし、Load Test が .tst ファイルを変更した場合は、元のファイル形式は保持されますが、以前のバージョンの製品では開くことができなくなります。
データリポジトリ - 上位互換性
特定の製品リリースでは、データ リポジトリ サーバーにデータを追加するときに使用するデータ形式を変更する可能性があります。この場合、「Data Repository サーバーの移行」に記載のように以前のバージョンのデータリポジトリを移行する必要があります。新しい形式のデータ リポジトリ (新しく作成あるいは移行されたもの) は古い形式のデータ リポジトリを扱う製品バージョンでは開けません。
下位互換性
あるバージョンの製品で作成されたプロジェクト ファイルは、常に新しいバージョンの製品で開くことができます。たとえば、バージョン 9.10.x で作成したスイートはバージョン 2020.x で開くことができます。