このセクションの内容:
はじめに
Parasoft gRPC Transport Extension は、SOAtest のメッセージクライアントツールに適切な Google Remote Procedure Call トランスポートのサービスを追加します。gRPC を介して送られるメッセージを設定、送信、検証するときに、SOAtest の豊かなインターフェイスをフルに活用できます。
前提条件
- gRPC 1.0.0 以降
- Parasoft SOAtest 2020.1 以降
インストール
Parasoft Kafka Transport Extension は UI またはコマンドラインからインストールできます。
UI からのインストール
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[システム プロパティ] を選択します。
- [JAR の追加] をクリックし、com.parasoft.soavirt.transport.grpc-<version>.jar ファイルを選択します。
- [適用] をクリックします。
- SOAtest/Virtualize を再起動します。
コマンドラインからのインストール
設定プロパティ ファイルの system.properties.classpath
プロパティに com.parasoft.soavirt.transport.grpc-<version>.jar ファイルを追加します。例:
system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/com.parasoft.soavirt.transport.grpc-<VERSION>.jar
使用方法
メッセージ クライアント ツール (SOAP Client、ProtoBuf Client など) の [トランスポート ] タブで gRPC Transport の使用を有効にします。[トランスポート] メニューから [gRPC] を選択し、表示されるオプションを設定します。
システムに複数のカスタム拡張機能がある場合、[実装の選択] メニューから [gRPC] を選択します。
設定
次の 5 つの設定グループがあります: Connection、Streaming、Transport Layer Security、Logging、Connection Management。 以下でそれぞれのグループについて説明します。
接続設定
Host | gRPC サーバーのホスト名を指定します。 |
---|---|
Port | 上記で指定されたホストのポートを指定します。値は |
Service Name | 呼び出す gRPC サービスの名前を指定します。 |
Method Name | 呼び出す gRPC メソッドの名前を指定します。 |
Streaming 設定
Call ID | 複数のオープンな gRPC 呼び出しの間で切り替えるための呼び出し ID を入力します。 Default = |
---|---|
Mode | ストリーミング モードを指定します。オプション:
Default = |
Notification | 通知タイプを指定します。オプション:
Default = |
Transport Layer Security 設定
Auth Mechanism | gRPC サーバーとの接続に使用する認証メカニズムを指定します。選択肢は Default = |
---|---|
Trust Certificate File | gRPC サーバーを識別するための PEM フォーマットの証明書ファイルへのパスを指定します。自己署名証明書を使用する gRPC サーバーの場合に必要です。ルート認証局からのパブリック証明書を使用する gRPC サーバーに対してシステムのトラスト ストアを使用する場合は、このフィールドを空のままにします。 認証メカニズムに |
Logging 設定
Log Level | コンソールに表示する情報の量を指定します。デフォルト値は 2 (警告)です。 |
---|
接続の管理設定
接続をキープ アライブ | 使用する gRPC チャネルを持続して今後の呼び出しで再利用するには、このオプションを有効化します。 |
---|---|
テスト実行後に接続をクローズする | 呼び出しが完了した後にチャネルをクローズするには、このオプションを有効化します。 |
さまざまな gRPC メソッドのテスト
gRPC メソッドは次の 4 つのいずれかとして動作します。
- Unary
- Server streaming
- Client streaming
- Bidirectional streaming
SOAtest は単一のメッセージング クライアント (または ProtoBuf クライアント) を使用して unary gRPC メソッドをテストします。クライアントのリクエストが gRPC サーバー上のメソッドに送信され、テストはレスポンス メッセージまたはエラーを待機します。これは gRPC カスタム トランスポートのデフォルトのモードです。
他の 3 つのストリーミング対応 gRPC メソッド タイプをテストするには、複数のメッセージング クライアント (または Protobuf クライアント) が必要です。いずれの場合も、クライアント リクエストとサーバー レスポンスは分離されています。送信用に設定されたツールにはレスポンス ペイロードがなく、受信用に設定されたツールはリクエスト ペイロードを無視します。また、リクエストを送信した後は、1 つのリクエスト メッセージだけを受け取るサーバー ストリーミング メソッド タイプであっても、SOAtest から完了通知を送信する必要があります。完了通知を受信するよう設定されたツールは完了イベントを待機し、別のレスポンス メッセージを受信するとエラーをレポートします。この動作により、ループ処理するテスト スイート内でストリームが完了したかどうかをチェックすることで、SOAtest は数が動的に変化するレスポンス メッセージを処理することができます。
サード パーティのコンテンツ
この拡張機能は、以下のサード パーティのコンテンツを含みます。
- gRPC (Apache License 2.0)
- PerfMark (Apache License 2.0)
- SLF4J (MIT License)
ライセンスの詳細は、プラグインの licenses フォルダーにあります。