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はじめに

Test Data Assistant (TDA) SQL Connector は、ローカル データベースから TDA 内の SQL データ セットにデータをインポートするコマンド ライン ユーティリティです。また、TDA から新規または更新されたデータを直接データベースにエクスポートすることもできます。

サポート対象データベース

TDA SQL Connector は以下のデータベースからデータをインポートできます。

  • Microsoft SQL Server
  • MySQL 
  • HyperSQL
  • Oracle

要件

コネクターは、.properties ファイルからデータベースの JDBC ドライバー設定や Continuous Testing Platform の URL などの設定を読み取ります。次の設定を含むテキスト ファイルを作成し、アクセスしやすい場所に保存します。

#CTP connection properties
ctp_url=http://localhost:8080/em
ctp_password=626079fd67
ctp_username=admin
#CTP server ID for repository to be created in
serverid=2
#JDBC properties
jdbc_url=jdbc:hsqldb:hsql://emdemo.parasoft.com:9001/parabank
db_username=sa
db_password=
#Data set in TDA to download from
dataset_name=<name of data set downloaded from TDA to database>
#Oracle tablespace
tablespace=<e.g., EM_DATA>

JDBC に関する情報がわからない場合、組織のデータベース管理者に連絡してください。

データベースの JDBC ドライバーの jar ファイルも必要です。多くの JDBC ドライバーは、データベース ベンダーの Web サイトからダウンロードできます。

Test Data Assistant の URL からサーバー ID を取得できます。

 

パスワードのエンコード

-encodepass フラグを指定してコネクターの jar を実行すると、.properties 設定ファイルで利用可能な暗号化されたパスワードを作成できます。パスワードの暗号化は任意ですが、暗号化するとインポートのセキュリティを強化できます。

java -jar "parasoft-tda-sql-connector.jar" -encodepass <password>

使用方法

ツールを使用するには、コマンド ラインで SQL Connector を実行します。

インポートする

upload コマンドを指定してコネクター jar ファイルを実行し、SQL データベースから TDA のデータ リポジトリにデータをインポートします。 

java -cp "parasoft-tda-sql-connector.jar;<jdbc-driver.jar>" upload --settings <path-to-properties-file> --repositoryname <name-of-the-data-set-repository>

--repositoryname フラグは任意です。リポジトリ名を指定しない場合、Test Data Assistant のリポジトリは "repository" という名前になります。Binary long object (BLOB) は base64 エンコードされた文字列として TDA にアップロードされます。

インポートされたデータ セットの参照

SQL データ セットを含む新規リポジトリが Test Data Assistant に表示されます。インポートされたデータベースの名前が付けられます。テーブルごとに単一の SELECT 文が含まれます。

TDA SQL Connector は、インポートされたデータに自動的にデータ制約を設定します。データ制約は、データ タイプおよび参照などのメタデータであり、TDA のデータ モデリング機能を使用して新しいデータを生成することを可能にします。次の例では、"BALANCE" 列のデータ タイプ制約に自動的に "Number" が設定されます。制約は optional として設定されている (true が設定されている) ので、BALANCE フィールドは空にすることもできます。 データ制約については「データ制約の編集」を参照してください。

一般的なワークフローでは、Virtualize を使用してデータベースとのやりとりを記録する時に SQL データ セットをキャプチャします。TDA にデータを格納する際、クエリー データおよびテンプレートによって返された結果セットを使用して SQL テンプレートにデフォルトの名前が割り当てられます。データ モデリング インターフェイスで、手動で SQL テンプレートの表示名を変更できます。 詳細については「SQL データ セット」を参照してください。 TDA SQL Connector を使用してデータをインポートすると、データベースのテーブルおよび列名が、それぞれ SQL テンプレートおよび結果セットの表示名として自動的に設定されます。レコードがデータ セットの別のオブジェクトを参照している場合、インポート時に設定される表示名がデータ設定の [参照] フィールドに表示されます。次の例では、"PUBLIC" データ セットの "CUSTOMER" テーブル (結果セット) にある "ID" 列が参照されています。

結果セット内で参照先の列を確認するには、点線で表された参照をたどります。


インポートされたデータ セットの操作については、「SQL データ セットの操作」を参照してください。

エクスポートする

download コマンドを指定してコネクター jar ファイルを実行し、TDA から SQL データベースにデータをエクスポートします。  

java -cp "parasoft-tda-sql-connector.jar;<jdbc-driver.jar>" download --settings <path-to-properties-file> --repositoryname <name-of-the-data-set-repository>

ダウンロードするデータ セットの名前を .properties ファイルに指定します (「Prerequisites」を参照)。Oracle データベースの場合、テーブルスペースを指定するオプションを .properties ファイルに追加することもできます。データのインポートでは、--repositoryname フラグは任意でしたが、データのエクスポートでは必須です。 

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