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はじめに

SFTP Listener ツールは、Parasoft Virtualize 用のカスタム メッセージ リスナー拡張です。ツールは一時的な SFTP V3 サーバーを立ち上げ、コマンドごと、またはセッションごとに Virtualize に通知を行います。これにより、発生したイベントに対して検証および後処理を実行できます。リスナーは、SFTP コマンド レスポンスの仮想化をサポートしていません。コマンドは基礎となる SFTP サーバーによって処理され、Virtualize が解釈し検証や事後処理を実行できるフォーマットに変換されます。

インストール

Rabbit MQ Message Listener は UI またはコマンドラインからインストールできます。

UI からのインストール

  1. [Parasoft ] > [設定] を選択し、[システム プロパティ] をクリックします。
  2. [JAR の追加] をクリックし、com.parasoft.virtualize.listener.sftp-<VERSION>.jar ファイルを選択します。
  3. [適用] をクリックします。
  4. Virtualize を再起動します。

コマンドラインからのインストール

設定プロパティ ファイルの system.properties.classpath プロパティに com.parasoft.virtualize.listener.sftp-<VERSION>.jar ファイルを追加します。例:

system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/com.parasoft.virtualize.listener.sftp-1.1.0.jar

使用方法

仮想アセットの設定パネルでリスナーを選択し、設定を行います。

  1. Virtualize サーバー ビューで、カスタム メッセージ リスナーを使用したい仮想アセットを選択します。
  2. 仮想アセットのデプロイメント設定で、[トランスポート] > [カスタム] を選択します。複数のリスナーがインストールされている場合、まず [実装の選択] メニューから SFTP リスナーを選択します。
  3. 接続およびセキュリティの設定を行います (「設定」を参照)。

設定

以下の設定を行うことができます。

リスナー設定


SFTP Server PortSFTP サーバーのポートを指定します。空の場合、リスナーは開始されません。
Authorization TypeSFTP サーバーでのユーザーの認証方法を指定します。選択肢は PasswordPublicKey、または none です。空の場合、リスナーは開始されません。
User Properties File

ユーザーのホーム ディレクトリおよびプレーン テキストのパスワード (パスワード認証の場合に使用) を定義するプロパティ ファイルへの絶対パスを指定します。

追加できるユーザーの数に制限はありません。プロパティ ファイルは次のフォーマットを使用する必要があります。

<user name>.home=<absolute path to home directory> <user name>.password=<plain text password>

上記の例の user name は、SFTP サーバーへの接続に使用されるユーザー名です。

Windows を含めて、すべての OS でスラッシュ (/) をファイル区切りとして使用する必要があります。

フィールドが空の場合、リスナーは開始されません。

Host Key LocationSFTP サーバーのホスト キーとして使用する PEM フォーマットの秘密鍵ファイルへの絶対パスを指定します。空の場合、リスナーは開始されません。
Authorized Keys

認可されたキー ファイルへの絶対パスを指定します。ファイルには PEM フォーマットの公開鍵がなければなりません。鍵は特定のユーザー名と結び付けられていないので、1 つの秘密鍵を複数のユーザーで使用できます。

PublicKey 認証が指定されている場合、このフィールドを指定する必要があります。他の認証タイプが指定されている場合、このフィールドは無視されます。

Listener Type

SFTP サーバーとともに立ち上げるリスナーのタイプを指定します。

Command リスナーは、コマンドが実行された後に Virtualize に通知します。

Session リスナーは、ユーザーが FTP セッションを終了した後に Virtualize に通知し、実行されたすべてのコマンドを単一のメッセージとして渡します。

空の場合、リスナーは開始されません。

デバッグ


Log Level

リスナーのログ記録レベルを設定します。次の値を設定できます:
1 - エラー
2 - 警告
3 - 通知
4 - デバッグ
デフォルト値は 2 です。

変更ログ

1.2.1

  • 調整済みのバージョン
  • リスナーは、ポートが設定されていない場合に起動しないようになりました。

1.0

  • 初回リリース


  • No labels