パラメータライズの概要

パラメータライズが可能なツール (SOAP/REST Client、JSON/XML Assertor、Message Responder など) では、以下に保存された値を使用できます。

CTP は、トラフィックからテストまたは仮想アセットが作成されたとき、自動 的にリポジトリデータ ソースを追加します。その他のデータソースは、CTP から直接定義するか、SOAtest/Virtualize デスクトップ UI から追加できます。Data Bank ツールは、CTP から直接作成するか、SOAtest/Virtualize デスクトップ UI から追加 できます。

データソースの追加と設定

CTP から、CSV、Excel、SQL データベース、およびリポジトリ データ ソース をテスト スイートおよびレスポンダー スイートに追加できます。SOAtest/Virtualize デスクトップからスイート レベル ( テスト スイートまたはレスポンダー スイート) で追加されたすべてのデータ ソースを CTP で参照できます。さらに、SOAtest/Virtualize デスクトップ UI で追加されたスイート レベルの CSV、Excel、SQL データベース、およびリポジトリ データ ソースの設定を変更することもできます。

データソースの追加

データソースを追加するには、次の操作を行います。
  1. 左側のペインで、新規データ ソースを追加するテストまたはレスポンダー スイートを選択します。
  2. ページレベル アクション メニューの適切な [新規データ ソースの追加] コマンドをクリックします。
  3. (任意) 新しく作成されるデータ ソースの名前を変更します。
  4. 下の説明に従ってデータソースを設定します。
  5. 新規データソースの設定を保存します。
選択されたテスト スイートまたはレスポンダー スイートに新規データ ソースが追加されます。

CSV データソースの設定

CSV データ ソースを設定するには、次の操作を行います。

  1. [] コントロールを使用して、使用する行範囲を指定します。選択した行だけを使用するには、[範囲] ボタンをクリックし、[From] および [To] フィールドに値を入力して範囲 (1 から開始する行インデックス) を指定します。たとえば、最初の 10 行だけを使用するには、[From] フィールドに 1 を入力し、[To] フィールドに 10 を入力します。5 行目だけを使用するには、[From] フィールドに 5 を入力し、[To] フィールドに 5 を入力します。
  2. [ファイルパス] フィールドに CSV ファイルへのパスを入力します。テキスト フィールドをクリックして、この SOAtest/Virtualize サーバーでアクティブなワークスペースにすでに (「ファイルのアップロード」で説明されている手順を使用して) アップロードされているファイルのリストから選択するか、[アップロード] をクリックしてローカル システムからファイルを追加します。
  3. [区切り文字] で、ファイルが使用する区切り文字を入力するか、選択します。
  4. [引用符] で、ファイルが使用する引用符を入力するか、選択します。
  5. 必要に応じてさらにオプションを変更します。
    • 前後の空白を削除する: 値の前後から空白を削除するかどうかを指定します。
    • 1行目は列名を表す:  CSV ファイルの 1 行目を列名と見なすかどうかを指定します。1 行目が列名を表す場合、Form XML の要素は各値の名前として列名を表示し ます。1 行目が列名を表さない場合、Form XML の要素は各値の名前として "value" を使用します。

       

Excel データソースの設定

Excel データ ソースを設定するには、次の操作を行います。

  1. [] コントロールを使用して、使用する行範囲を指定します。選択した行だけを使用するには、[範囲] ボタンをクリックし、[From] および [To] フィールドに値を入力して範囲 (1 から開始する行インデックス) を指定します。たとえば、最初の 10 行だけを使用するには、[From] フィールドに 1 を入力し、[To] フィールドに 10 を入力します。5 行目だけを使用するには、[From] フィールドに 5 を入力し、[To] フィールドに 5 を入力します。
  2. [ファイルパス] フィールドに Excel ファイルへのパスを入力します。テキスト フィールドをクリックして、この SOAtest/Virtualize サーバーでアクティブなワークスペースにすでに (「ファイルのアップロード」で説明されている手順を使用して) アップロードされているファイルのリストから選択するか、[アップロード] をクリックしてローカル システムからファイルを追加します。
  3. 使用する Excel ファイルのシートを[シート] で指定します。
  4. Excel データソースのすべての列のデータ範囲を、一番行数の少ない列に合わせて制限する場合 (つまり、空のセルが出現した時点で処理を止めたい場合)、[最初に空の行が出現した時点でスプレッドシートの処理を中止する] オプションをオンにします。 

リポジトリ データソ ースの設定

Parasoft の Data Repository は、Parasoft メッセージ ツールで大規模で階層的なデータ セットを定義、拡張、確認するのに役立つよう設計されています。リポジトリ データ ソースは、リポジトリ データ ソースの「ラッパー」であり、Parasoft メッセージ ツールで、Excel データ シートや CSV ファイルのデータを使用するようにリポジトリ データを使用できるようにします。

リポジトリ データ ソースを設定するには、次の操作を行います。

  1. [] コントロールを使用して、使用する行範囲を指定します。選択した行だけを使用するには、[範囲] ボタンをクリックし、[From] および [To] フィールドに値を入力して範囲 (1 から開始する行インデックス) を指定します。たとえば、最初の 10 行だけを使用するには、[From] フィールドに 1 を入力し、[To] フィールドに 10 を入力します。5 行目だけを使用するには、[From] フィールドに 5 を入力し、[To] フィールドに 5 を入力します。

  2. リポジトリ サーバーを選択し、使用するリポジトリのリポジトリ名を入力します。TDA 経由で接続されているリポジトリの名前を指定することも、新しいリポジトリを指定することもできます。指定されたリポジトリがまだ存在しない場合、新しく作成されます。
  3. [接続モード] を選択して設定します。
    • ホスト/ポート: データリポジトリサーバーのホストとポートを入力します。SSL を使用してサーバーに接続するには、[SSL を使用] を有効にします。
    • 接続文字列: MongoDB の接続文字列を入力します。SSL を使用してローカル サーバーに接続する接続文字列の例を以下に示します。MongoDB の接続文字列の詳細については、 https://www.mongodb.com/docs/manual/reference/connection-string/ を参照してください。

      MongoDB の接続文字列の例
      mongodb://localhost:2424/?tls=true&tlsAllowInvalidHostnames=true

      接続文字列で認証データベースが指定されている場合は、 /defaultauthdb コンポーネントを使用する必要があります。 ?authsource=defaultauthdb オプションは、接続文字列で認証情報が指定されている場合にのみ使用します。

  4. この Data Repository サーバーへの接続に使用するユーザー名およびパスワードを入力します。
    • 接続モードとして "接続文字列" を選択した場合、接続文字列または [ユーザー名] および [パスワード] フィールドのいずれかで認証情報を指定できます。両方で指定した場合は、[ユーザー名] と [パスワード] フィールドの認証情報が優先されます。
  5. このデータ ソースが接続するデータ セットを指定します。まだ存在しないデータ セットも指定できますが、このデータソースを使用するツールの適用を開始するときまでにデータ ソースが存在し、データが格納されていなければなりません。 
     

SQL データ セット用のリポジトリ データ ソースを作成する場合

Virtualize の SQL Responder ツールで使用するデータ ソースを作成する場合、必ずタイプの設定をデータ セットから SQL データ セットに変更してください。

SQL 応答条件データ ソースの設定

他のデータ ソースとは異なり、SQL 応答条件データ ソースではキャッシュを無効にできるため、新しいレコードを読み取るために仮想アセットを再デプロイする必要はありません。このため、CRUD ワークフローに特に適しています。SQL 応答条件データ ソースは Service Virtualization にのみ適用でき、API テストには適用できません。

データベースに接続するには、JDBC ドライバーを指定する必要があります。 詳細については、「JDBC ドライバーの構成」 を参照してください。 

  1. (任意) [名前] フィールドでデータ ソース ラベルを変更します。
  2. [データベース タイプ] で、接続するデータベースの種類を指定します。指定された種類のデータベースのドライバーが CLASSPATH 上になければなりません。
     

    他の種類のデータベースを使用

    使用したいデータベースが [データベースタイプ] にない場合、[カスタム] を選択します。[ドライバークラス] フィールドにドライバーを指定します。パッケージ名を含め、適切な JDBC ドライバー クラスへのパスを入力してください。

  3. ドライバー固有の設定を指定します。設定項目は、ドライバーによって異なります。
  4. [SQL クエリー] フィールドに、データをロードするために実行する SQL 文を入力します。この SQL 文は応答条件キーを指定する必要があります。応答条件キーは、[データ ソース応答条件] タブのメッセージ レスポンダー内のデータ ソース応答条件に使用されます。応答条件キーは、次の形式で宣言できます: DatabaseColumnName=:CorrelationKeyName例:

    SELECT * FROM Customer WHERE ID = :CustomerID;

    上記は、ID 列が応答条件キー CustomerID で指定された値を持つ Customer テーブルの行について、そのすべての列を選択します。

  5. 応答条件キーの表で [Add new correlation key] (+ アイコン)をクリックして、メッセージ レスポンダー内のデータソース応答条件に使用される応答条件キーを定義します。このテーブルには、SQL クエリーで宣言された応答条件キーが自動的に入力されますが、キーに正しいタイプを設定しなければならない場合もあります。選択したタイプに従ってサンプル値を指定します。一部のデータベースでは、期待されるデータベース列を取得するために、サンプル値を有効なデータベース値に設定しなければならない場合があります。変更を加えるには、応答条件キーの [変更] (鉛筆のアイコン) をクリックします。
    • テーブルで構成されたすべての応答条件キーは、メッセージ レスポンダーの [データ ソース応答条件] タブで構成する必要があることに注意してください。
  6. データベースへの更新を、そのデータを使用するデプロイ済みの仮想アセットにすぐに反映させたい場合は、[キャッシュの有効化] オプションを無効のままにします (デフォルトでは無効になっています)。有効にすると、実行時に変更を有効にするために、仮想アセットを再デプロイする必要があります。負荷テストでは、パフォーマンスを最適化するためにキャッシュを有効にすることをお勧めします。

SQL データソースの設定

SQL データ ソースは、SQL クエリーを使用してデータベースからデータを取得します。SQL データ ソースを追加するには、次の操作を行います。
  1. [] コントロールを使用して、使用する行範囲を指定します。選択した行だけを使用するには、[範囲] ボタンをクリックし、[From] および [To] フィールドに値を入力して範囲 (1 から開始する行インデックス) を指定します。たとえば、最初の 10 行だけを使用するには、[From] フィールドに 1 を入力し、[To] フィールドに 10 を入力します。5 行目だけを使用するには、[From] フィールドに 5 を入力し、[To] フィールドに 5 を入力します。
  2. このデータソースが接続するデータベースを指定します。
  3. [データベース タイプ] で、接続するデータベースの種類を指定します。指定された種類のデータベースのドライバーが CLASSPATH 上になければなりません。
     


    他の種類のデータベースを使用

    使用したいデータベースが [データベースタイプ] にない場合、[カスタム] を選択します。[ドライバークラス] フィールドにドライバーを指定します。パッケージ名を含め、適切な JDBC ドライバー クラスへのパスを入力してください。

  4. ドライバー固有の設定を指定します。設定項目は、ドライバーによって異なります。
  5. [SQL クエリー] エリアに、使用するデータを表す SQL クエリーを入力またはコピーします。[] エリアに結果データのプレビューが表示されます。
  6. (任意) データベースの接続を閉じたい場合、[接続を閉じる] をオンにします。データ ソースを 1 回だけ使用する予定であり、別のコマンドを待機する必要がない場合、接続を閉じることが推奨されます。同じデータベースに接続する複数のデータ ソースを使用する予定である場合、接続を閉じることは推奨されません。この場合、すべてのデータ ソースで 1 つの接続を共有でき、毎回新しい接続を開くことでリソースを浪費する必要はありません。

     

テスト シナリオまたはレスポンダー スイート内のデータ ソースの選択

テスト シナリオまたはレスポンダー スイートに複数のデータ ソースが関連付けられている場合、[ データ ソース] ドロップダウン メニューを使用して、設定するツールをパラメータライズする際にどのデータ ソースを使用するかを指定します。
Data Bank ツールに格納された値を使用する場合は、ここでデータ ソースを選択する必要はありません

パラメータライズされた値の指定

${value} という書式を使用して、テスト スイートまたはレスポンダー スイートに定義されたデータ バンクおよびデータ ソースの値 (および変数) を参照できます。
利用可能な値のリストから選択するには、${ とタイプします。すると、ウィジェットが開き、利用可能なすべてのパラメータライズ オプションのリストが表示されます。

リストのオプションの 1 つを選択すると、パラメータライズが自動的に設定されます。
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