前提条件

  • Java 11 以降Oracle および OpenJDK バージョンをサポートしています。
  • JAVA_HOME が JRE/JDK を指していること。これを確認するには、echo $JAVA_HOME (Linux) または echo %JAVA_HOME% (Windows) を実行します。

  • java 実行モジュールへのパスが PATH に含まれていること。実行モジュールを検出できるか確認するには、java を実行します。

  • CTP がダウンロード済みであること (ダウンロード リンクから)。ダウンロード リンクの入手については、 Parasoft 販売代理へメールでお問い合わせください。

Linux (Red Hat)

  1. http://tomcat.apache.org/ から Apache Tomcat 8.5 または 9.0 をダウンロードします。
  2. root ユーザーとしてシステムにログインします。
  3. Tomcat を展開します。
    tar –zxvf apache-tomcat-<version>
    Tomcat を格納する新しいフォルダーが作成されます。
  4. (推奨) 展開されたフォルダーを /opt/tomcat などの一般的なインストール場所に移動します

必要に応じて、サーバー起動時に Tomcat が自動起動するように設定します。それには 2 つの方法があります。

  • init.d を編集し、これを使用して Tomcat を開始/停止します。 
  • または、<apache-tomcat-home>/bin/ ディレクトリにある startup.sh を直接呼び出します。

init.d の編集

cd /etc/init.d/
vi tomcat

次のように編集します:

#!/bin/bash
# description: Tomcat Start Stop Restart
# processname: tomcat
# chkconfig: 234 20 80
JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.7.0_21
export JAVA_HOME
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
export PATH
CATALINA_OPTS="-Xmx768m -XX:MaxPermSize=256m"
export CATALINA_OPTS
CATALINA_HOME=/usr/share/apache-tomcat-7.0.47
TOMCAT_OWNER=parasoft


case $1 in
start)
    su - $TOMCAT_OWNER -c $CATALINA_HOME/bin/startup.sh
;;
stop)  
    su - $TOMCAT_OWNER -c $CATALINA_HOME/bin/shutdown.sh
;;
restart)
    su - $TOMCAT_OWNER -c $CATALINA_HOME/bin/shutdown.sh
    su - $TOMCAT_OWNER -c $CATALINA_HOME/bin/startup.sh
;;
esac   
exit 0

TOMCAT_OWNER=parasoft の箇所は、 Tomcat サービスを実行するユーザー名 parasoft を参照します。

Tomcat サービスを起動するには、次のコマンドを実行します。

 /etc/init.d/tomcat start

Tomcat サービスを停止するには、次のコマンドを実行します。

 /etc/init.d/tomcat stop

Tomcat サービスを再起動するには、次のコマンドを実行します。

 /etc/init.d/tomcat restart

起動時に自動的に Tomcat を起動するには、次のコマンドを実行します。 

 chkconfig tomcat on

startup.sh を直接呼び出す場合

別の方法として、<apache-tomcat-home>/bin/ ディレクトリにある startup.sh を直接呼び出して Tomcat を起動することもできます。この方法で Tomcat を起動する場合 <apache-tomcat-home>/bin/ ディレクトリに setenv.sh スクリプトを作成して次の内容を記述する必要があります。

    CATALINA_OPTS="-Xmx768m -XX:MaxMetaspaceSize=256m"

Windows

  1. 次の場所から Tomcat 8.5 または 9.0 の 32-bit/64-bit Windows Server Installer をダウンロードします。
    http://tomcat.apache.org/ 
  2. インストーラーを実行します。インストール中に [Service Startup] を選択します。
     
  3. インストールが完了したら、システム トレイから Tomcat 設定コントロールを開きます。
     
  4. Java オプションに -XX:MaxMetaspaceSize=256m と入力して Metaspace のサイズを設定します。
    (Java オプションの入力はスペースではなく改行で区切られることに注意してください。) 最大ヒープ サイズを 768 MB に設定します。
     

Tomcat での SSL/HTTPS の構成

CTP はユーザー パスワードを Web インターフェイスで受信します。パスワードがネットワーク上を送信されるときに暗号化されるようにするには、HTTPS コネクターだけを使用するよう Tomcat を構成します。Tomcat で HTTPS を構成する手順については、Apache Tomcat SSL/TLS Configuration HOW-TO トピック を参照してください。

CTP のリクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するための Tomcat の設定

CTP には、各リクエストとレスポンスと共にユーザー情報をログに記録するように Tomcat を設定するために必要なツールが付属しています。これは、一部のユーザが特定の規制に準拠するために必要です。

CTP からこの情報を記録するように Tomcat を設定するには、以下の手順が必要です。

  1. ctp_access_log.jar (CTP と共に配布) を <apache-tomcat-home>/lib ディレクトリに追加します。
  2. <apache-tomcat-home>/conf/ ディレクトリにある server.xml ファイルを編集して、デフォルトのアクセスログ バルブ エントリを探します。

    <Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve" directory="logs"
             prefix="localhost_access_log" suffix=".txt"
             pattern="%h %l %u %t "%r" %s %b" />

    そして、次のサンプルを新しいエントリとして追加します。

    <Valve className="com.parasoft.ctp.access.log.CTPAccessLogValve" prefix="ctp" suffix=".txt" 
    pattern="%t %s %m %U %H %u %S %A:%{local}p %a:%{remote}p %F %{X-Forwarded-For}i %{User-Agent}i %{Referer}i %I" />

標準の Tomcat アクセス ログ パラメータがサポートされています。詳細については https://tomcat.apache.org/tomcat-9.0-doc/config/valve.html#Access_Logging を参照してください。

UTF-8 エンコーディング用の追加構成

日本語やその他の非 ASCII 文字が適切に解釈されるようにするには、 Tomcat の server.xml の <Connector>URIEncoding="UTF-8" を追加します。例:

<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
    connectionTimeout="20000"
    redirectPort="8443"
    URIEncoding="UTF-8" />
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