このトピックでは、クライアント ツールで HTTP 1.1 を使用する際の構成オプションについて説明します。 このセクションの内容: トランスポート プロトコルとして HTTP 1.1 を選択すると、クライアントのリクエストでキープアライブ接続 (NTLM および Digest HTTP 認証の場合に必要) を使用するかどうかを指定できます。また、接続は GUI またはコマンド ラインからの 1 つのテスト スイートの呼び出しで再利用されます。ツールの [トランスポート] タブから SOAP リクエストのカスタム HTTP ヘッダーを追加、変更、削除できます。また、[HTTP チャンキング] を指定して HTTP メッセージをいくつかの部分に分割することもできます。多くの場合、チャンキングはサーバーがレスポンスを送信する際に使用されますが、クライアントが大きなリクエストを分割することもできます。 [全般] ページでは、次のオプションを設定できます。 ルーター エンドポイント: エンドポイントは、サービス エンドポイントの URL です。 デフォルトでは、WSDL に定義されたエンドポイントがエンドポイントに設定されます。WSDL のほかに、以下の 3 つのエンドポイント オプションがあります。 メソッド: リクエストを処理するメソッドを指定します。[WSDL に従う] オプションが有効な場合、このフィールドは無効化されています。呼び出すメソッドは、固定値、パラメータライズされた値、またはスクリプト値として指定できます。 パラメータライズされた値の詳細については、「テストのパラメータライズ (データ ソース、変数、または他のテストの値を使用)」および「データ ソース値、変数、および抽出した値でツールをパラメータライズ」を参照してください。 固定値では、 メッセージ交換パターン: 同期レスポンスを期待する: レスポンス ボディを求めるかどうかを指定します。HTTP レスポンス ヘッダーは常に求められます。このオプションが選択されていない場合は、一方向のメッセージを送信し、通知ヘッダーを待機します (通常 "HTTP/1.1 202 Accepted")。 [URL Parameters] ページ では、次のオプションを設定できます。 [セキュリティ] > [認証]では、ツールの認証方法を選択できます。デフォルトでは、テスト スイート用に設定されたデフォルトの認証方法が選択されていますが、最初のメニューから [カスタム] を選択し、次のドロップダウンから目的のオプションを選択することで変更できます。以下のオプションがあります。 テスト スイート用に作成された共有認証方法の 1 つ。ここで [新規] をクリックして、テスト スイートの認証方法を作成することもできます。 共有認証方法の追加の詳細については、「グローバル設定の追加」の「グローバル認証」を参照してください。 [セキュリティ] > [Client side SSL] には以下のオプションがあります。 [HTTP ヘッダー] ページには以下のオプションがあります。 これらの設定項目は、ヘッダー フィールドを上書きするために使用されます。たとえば、これらのコントロールを介して、任意の名前および値で Content-Type ヘッダー フィールドを上書きできます。 以下のデフォルトで設定されているヘッダー フィールドは、GUI コントロールを介して上書きできます。 値には HTTP エンドポイントまたはリソース URL からのホスト名およびポート番号を含みます。 送信メッセージのメディア タイプを示します。このヘッダーは、送信メッセージが HTTP メソッドで制御されるボディを含む時のみ送信されます。ボディは POST、PUT、および DELETE メソッドでは送信されますが、GET、OPTIONS、HEAD、および TRACE では送信されません。 デフォルト値は、送信されるメッセージのタイプに基づいて決定されます。SOAP メッセージの content-type は、SOAP バージョン (SOAP 1.1 の "text/xml" または SOAP 1.2 の "application/soap+xml") によって異なります。その他の XML メッセージは、デフォルトで "text/xml" を使用します。JSON メッセージは、"application/json" を使用します。テーブル ビューで構成したメッセージは、"application/x-www-form-urlencoded" を使用します。MIME アタッチメント付きのメッセージは、"multipart" content-type で "start" および "boundary" パラメーターを含みます。EDI、 Fixed Length、 CSV、またはカスタム メッセージ形式に属するメッセージは、そのメッセージ形式のメディア タイプを持ちます。 送信メッセージのサイズをバイト単位で表します。"chunked" トランスファー エンコーディングが有効化されている場合は、このヘッダーは送信されません。 以下の HTTP ヘッダーは、条件付きで設定されます。それらはテーブル外部で構成される場合や、動的に生成される必要がある値を持っています。 この HTTP ヘッダーは、SOAP 1.1 使用時のみに送信されます。この設定は、[全般] ページの SOAPAction フィールドから行います。 Authorization このヘッダーは、クライアントオプション( [HTTPオプション] > [セキュリティ] > [認証] )で指定された認証と OAuth の設定に基づいて自動的に作成されます。NTLM、 Digest、および Kerberos 認証の値は、動的生成されたチャレンジ レスポンスやセキュリティ トークンを含む様々なファクターによって異なります。 このヘッダーは、[接続を閉じる] が有効になっている場合、値が close のメッセージに追加されます。[Keep-Alive 接続] (デフォルト設定値) が有効化されている場合、このヘッダーは送信されません。NTLM および Digest HTTP 認証には、Keep-Alive が有効化されている必要があります。 このヘッダーは、設定およびプロキシ認証が必要であることをサーバーが示しているかどうかに基づいて、プロキシ認証設定を構成します。 [Cookies] ページのオプションは次のとおりです。 通常、HTTP 1.1 のキープアライブを使用するテスト ケースは、シナリオが実行される間、1 つの接続を再利用します。HTTP 1.1 のキープアライブを使用するテスト ケースがデータの送受信中にタイムアウトした場合、クライアントはトランスポート接続にグレースフル クローズを発行します。シナリオ中の次のテストは新規接続を開始し、テスト実行は正常に続行します。HTTP 1.1 設定の構成
全般
[すべてのテストにエンドポイントを適用] をクリックすると、テスト スイート内のすべてのツールのエンドポイントが、GUI で指定したエンドポイントに設定されます。${var_name}
構文を使ってデータ ソース値にアクセスできます。定義済みの環境変数を使用することも可能です。環境の詳細については、「異なる環境でのテスト構成」および「Virtualize 環境の構成」を参照してください。URL パラメーター
セキュリティ
HTTP ヘッダー
ホスト
Content-Type
Content-Length
SOAPAction
Connection
Proxy-Authorization
Cookie
エラー処理
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