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はじめに
File Transfer Listener は、指定されたローカルまたは共有ディレクトリをモニターします。ディレクトリ内の新規ファイルを検出し、リスナーを使用するアセットにファイルの内容をリクエストとして送信します。仮想アセットはリクエストをレスポンダーに渡します。該当するレスポンダーはリクエストに対するレスポンスを提供します。File Transfer Listener はレスポンスを別のディレクトリに書き込みます。たとえば、この機能を利用すると、特定のディレクトリにファイルが作成されるのを待機し、ファイルを処理し、変更されたファイル (または別のファイル) を別のローカルまたは共有ディレクトリに配置するという方法で応答するアプリケーションをシミュレートできます。
前提条件
- Virtualize 9.9.0 以降
インストール
リスナーは UI またはコマンドラインからインストールできます。
UI からのインストール
- [Parasoft ] > [設定] を選択し、[システム プロパティ] をクリックします。
- [JAR の追加] をクリックし、filetransferlistener.jar ファイルを選択します。
- [適用] をクリックします。
- Virtualize を再起動します。
コマンドラインからのインストール
設定プロパティ ファイルの system.properties.classpath プロパティに filetransferlistener.jar を追加します。例:
system.properties.classpath=<PATH_TO_JAR>/filetransferlistener.jar
使用方法
File Transfer Listener をインストールすると、仮想アセット設定パネルの [トランスポート] > [カスタム] で利用できるようになります。仮想アセットの Virtualize Server ノードをダブルクリックすると、このパネルが開きます。
複数のカスタム リスナーがある場合、[実装の選択] メニューで使用するリスナーを選択できます。
仮想アセットに関連付けられたレスポンダーで応答条件、変換、レスポンスなどを設定できます。
設定
以下のオプションを使用してリスナーを設定できます。
| ソース ディレクトリ | 新規ファイルをモニターするローカルまたは共有ディレクトリを指定します。絶対パス、相対パス (VirtualAssets プロジェクトからの)、またはディレクトリを指定できます (例: |
|---|---|
| ソース エンコーディング | ソース ファイルの文字エンコーディングを指定します。このオプションが指定されていない場合、システムのデフォルト値が使用されます。ソース ファイルに既知の BOM (UTF-8、UTF-16BE、UTF-16LE、UTF-32BE、UTF-32LE) が含まれている場合、それを使用して文字エンコーディングが判断されます。 |
| ターゲットディレクトリ | ファイルが渡されるローカルまたは共有ディレクトリを指定します。絶対パス、相対パス (VirtualAssets プロジェクトからの)、またはディレクトリを指定できます (例: \\file.parasoft.com\Development\tmp\user\OUT) 。 |
| ターゲット ファイル名 | 転送後のファイル名を指定します。%d (現在日付) %t (現在時刻)、%b (拡張子抜きのファイル名)、%e (拡張子) などの変数を使用できます。フィールドが空の場合、元のファイル名が使用されます。 |
| ポーリング間隔 | 指定されたディレクトリをチェックする頻度を指定します。デフォルト値は 1000 ミリ秒です。 |
| ログ レベル | コンソールと[モニターの開始] ビューに表示する情報の量を指定します。デフォルト値は 2 (警告)です。 |
サード パーティのコンテンツ
この拡張機能は、以下のサード パーティのコンテンツを含みます。
- Commons IO (Apache ライセンス)
その他のライセンスの詳細については、プラグインの licenses フォルダーを参照してください。
