次のブラウザーが再生にサポートされています。

  • Firefox
  • Google Chrome
  • Safari (MacOS のみ)
  • Chromium ベースの Edge ブラウザー (詳細については Microsoft Edge Notes を参照)

Firefox の注意事項

  • Firefox 3 以降では、ファイル入力 (アップロードするファイルの参照を許可する入力) の記録と再生はサポートしていません。
  • Firefox が自動更新の最中の場合 (たとえば、更新がダウンロードされたがまだインストールされていない場合)、Web シナリオが正しく再生されないことがあります。Virtualize は Firefox を起動し、Firefox はアドオンの互換性を確認するダイアログを開きます。これにより再生が失敗します。この問題が起きた場合は、SOAtest/Virtualize の外で Firefox を起動して更新のインストールを完了します。更新が完了したら、Web シナリオを通常どおり再生できます。
  • Linux のみ: SOAtest は、Snap ベースの Firefox ブラウザー用の一時プロファイルを ~/snap/firefox/common/.parasoft/SOAtest/firefox-profile-root に作成します。SOAtest および/または Firefox が正常に終了しない場合は、これらの一時的なプロファイルを定期的にクリーンアップする必要があるかもしれません。

Chrome の注意事項

  • Linux で Chrome の実行ファイルへのパスを指定する場合、 chrome ではなく google-chrome (たとえば /opt/google/chrome/google-chrome) を選択してください。Windows ではこのパスは通常 C:\Users\usernane\AppData\Local\Google\Chrome\Application\chrome.exe です。Mac では通常 /Applications/Google Chrome.app です。
  • 記録した Web シナリオの最後のステップに対するブラウザーの内容がキャプチャされなかった場合、Web シナリオを再生してこの内容をキャプチャできます。なお、この現象が発生するのは、ブラウザー ウィンドウを閉じて記録を停止した場合です。推奨するベスト プラクティスは、ブラウザー ウィンドウを閉じるのではなく、[記録の停止] をクリックして記録を停止することです。

  • Chrome の場合、非同期リクエスト テストの生成は XMLHttpRequest オブジェクトからのリクエストだけをキャプチャします。非表示の IFrame 呼び出しからの非同期リクエストは検出しません。必要に応じて、そのような非同期リクエストのテストを手動で追加できます。

  • 要素に対してユーザーが作業する場合、Firefox と異なり、Chrome はロケーターがフレーム間で固有であることを保証するために他のフレームをチェックしません。結果として、記録されたアクションが、記録されたフレーム以外のフレームで再生される可能性があります。この予想外の動作があった場合は、固有のロケーターを決定し、Browser Playback Tool で使用されるロケーターを変更してください。

  • 場合によっては、非同期リクエストを発生させるためにはログインが必要です。Firefox および IE はこれを検出し、テスト スイートはこのログインを実行するセットアップ テストを自動的に作成します。そしてログインによって作成された cookie を非同期テストが使用します。Chrome はこれをサポートしません。Chrome の場合、非同期リクエストのテストは SOAtest が生成できますが、ログイン ステップは「セットアップ テスト」または「非同期テストの前に実行されるテスト スイート ツール」として手動でセットアップする必要があります。

  • Chrome では、ファイル入力 (アップロードするファイルの参照を許可する入力) の記録と再生はサポートしていません。
  • Mac 上の Chrome で Parasoft ネイティブ エンジンを使用してシナリオの記録または再生を行う場合、Chrome を閉じるとダイアログが開き、次のメッセージが表示されます。「Google Chrome wants to use your confidential information stored in ’Chrome Safe Storage’ in your keychain.Do you want to allow access to this item?」[Always Allow] を選択しても、 Chrome を起動してから閉じると、毎回このダイアログが表示されます。このダイアログが毎回表示されるのを防ぐには、次の操作を行います。
    • [Applications] > [Utilities] > [Keychain Access] をクリックします。
    • コントロール キーを押しながら [Chrome Safe Storage] をクリックし、[Get Info] を選択します。
    • [Access Control] に切り替えて [Allow all applications to access this item] を選択し、[Save Changes] をクリックします。続行するには、管理者パスワードを入力する必要があります。

Microsoft Edge の注意事項

使用している Edge のバージョンに合った MicrosoftWebDriver の実行モジュールが必要です。"Unable to launch Microsoft Edge" エラー メッセージが表示された場合、ドライバーのダウンロードが必要なことがあります。詳細については https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/webdriver を参照してください。

Chromium ベースの Microsoft Edge ブラウザーのサポートを有効にする


Chromium ベースの Edge ブラウザーでの再生に必要な msedgedriver.exeWebDriver は SOAtest および Virtualize に同梱されていません。 次の Web サイトからドライバーをダウンロードできます。

https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/webdriver/

Chromium ベースの Edge ブラウザーのサポートを有効にするには、ドライバーを OS の適切なディレクトリに保存します。

  • Windows: <SOATEST_INSTALL>\plugins\com.parasoft.ptest.libs.web_<version>\root\browsers\webdriver\edge\windows\x86
  • Linux: <SOATEST_INSTALL>\plugins\com.parasoft.ptest.libs.web_<version>\root\browsers\webdriver\edge\linux\x86_64
  • MacOS: <SOATEST_INSTALL>\plugins\com.parasoft.ptest.libs.web_<version>\root\browsers\webdriver\edge\mac\x86_64

Microsoft Edge での再生のトラブルシューティング

特権アクセスで SOAtest/Virtualize プロセスが実行中の場合、SOAtest/Virtualize は Edge を起動できません。この問題を解決するには、以下の操作を行ってください。

  1. 「管理者ではないアカウント」または「ユーザー アカウント制御の通知が有効に設定された管理者アカウント」を使用して、非特権プロセスとして SOAtest/Virtualize を実行します。
  2. 管理者ユーザーに対してユーザー アカウント制御の通知を有効化します。

    Windows Home 以外のエディション:

    1. ローカル セキュリティ ポリシー (secpol.msc) を開き、Local Policies/Security オプションの下の ビルトイン Administrator アカウントのための管理者承認モード を有効化します。

    Windows Home エディション:

    1. regedit.exe を起動し、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System を探します。
    2. 存在しない場合、DWORD 値 "FilterAdministratorToken" を作成します。
    3. "FilterAdministratorToken" の値を 1 に設定します。
  3. 起動時に [スケジュールされたタスク] から SOAtest/Virtualize を起動している場合、[ユーザーがログオンしているときのみ実行する] オプションを必ず有効化してください。


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