このセクションでは、グローバルに共有および参照できる、JMS、 XPath、 SOAP ヘッダー、データベース プロパティの作成方法について説明するほか、グローバル認証、キーストア、ツール、WS-Policy バンクについて説明します。このセクションの内容: 複数のツールがある大規模なテストを作成する場合、一部のツール (SOAP Client、Messaging Client、および Call Back Tool) が同じ JMS 接続プロパティを使用する場合があるかもしれません。複数のツールで同じ JMS 接続設定を使用したい場合があります。各ツールに同じ情報を手動で入力したり、ツール間で設定をコピー & ペーストしたりするよりも、各ツールが参照できる JMS 設定を作成すると簡単です。この場合、テストまたはアクション スイート レベルで [JMS 接続プロパティ] を作成できます。グローバルな JMS プロパティを作成するには、次の作業を実施します。 目的のノードを選択し、ツールバーの [プロパティの追加] をクリックします。 [すべてのテストにプロパティを追加] をクリックします。このボタンをクリックしない場合、追加したグローバル プロパティはアクション スイートのツールに無視されます。ドロップダウン リストから [共有プロパティのみ使用] を選択した場合、アクション スイート中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティだけを使用できます。 および、個々のツールで設定したプロパティだけを使用できます。 グローバルな JMS 接続プロパティを参照できるのは、SOAP Client、Messaging Client、および Call Back ツールだけです。 グローバルな JMS 接続プロパティの設定が完了すると、これらのSOAtest ツールの複数のインスタンスでプロパティを共有できます。 グローバルな JMS プロパティの場合と同様に、同じ XPath 設定を使用する複数の Diff ツールが存在するケースがあるかもしれません。複数の Diff ツールで同じ XPath 設定を使用したい場合があります。各 Diff ツールに同じ情報を手動で入力したり、Diff ツール間で設定をコピー & ペーストしたりするよりも、各 Diff ツールが参照できる XPath 設定を作成すると簡単です。この場合、アクションまたはテスト スイート レベルでグローバルな XPath プロパティを作成できます。 グローバルな無視する Xpath のリストを作成するには、次の作業を実施します。 目的のスイート ノードを選択し、ツールバーの [プロパティの追加] をクリックします。 [すべてのテストにプロパティを追加] をクリックします (このボタンをクリックしない場合、追加したグローバル プロパティはアクション スイートのツールに無視されます)。ドロップダウンからオプションを選択します。 共有プロパティのみ使用: アクション スイート中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティだけを使用できます。 ローカルプロパティと共有プロパティを使用: アクション スイート中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティおよび個々のツールで設定されたプロパティを使用できます。 [XPath] 列をダブルクリックします。[無視する XPath の設定] ダイアログが表示されます。XPath のポジションを指定します。入力した XPath はスイート中の複数の Diff ツールによって共有できます。要素の XPath の場所で 1 つ以上の属性を無視したい場合、属性名を空のままにするか、ワイルドカード * を使用します (例: myAttribute*)。 複数のツールがある大規模なテストを作成する場合、SOAP Client ツールが同じ SOAP ヘッダー プロパティを使用するケースがあるかもしれません。複数のツールに同じ SOAP ヘッダー設定を使用したい場合があります。各ツールに同じ情報を手動で入力したり、ツール間で設定をコピー & ペーストしたりするよりも、各ツールが参照できる SOAP ヘッダー設定を作成すると簡単です。この場合、テストまたはアクション スイート レベルでグローバルな SOAP ヘッダー プロパティを作成できます。 グローバルな SOAP ヘッダーを作成するには、次の作業を実施します。 目的のスイート ノードを選択し、ツールバーの [プロパティの追加] をクリックします。 [すべてのテストにプロパティを追加] をクリックします (このボタンをクリックしない場合、追加したグローバル プロパティはアクション スイートのツールに無視されます)。ドロップダウンからオプションを選択します。 共有プロパティのみ使用: アクション スイート中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティだけを使用できます。 ローカルプロパティと共有プロパティを使用: スイート セット中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティおよび個々のツールで設定されたプロパティを使用できます。 [追加] をクリックします。[新規 SOAP ヘッダーの追加] ダイアログが表示されます。 必要に応じて、SOAP ヘッダーのパラメーターを設定します。各 SOAP ヘッダーの詳細については、「SOAP ヘッダーの追加」を参照してください。 複数のツールがある大規模なテスト スイートを作成する場合、DB ツールが同じデータベースプロパティを使用するケースがあります。複数のツールに同じデータベース設定を使用したい場合があります。各ツールに同じ情報を手動で入力したり、ツール間で設定をコピー & ペーストしたりするよりも、各ツールが参照できるデータベース アカウントを作成すると簡単です。この場合、スイート レベルでグローバルなデータベース アカウント プロパティを作成できます。 グローバルなデータベース アカウントを作成するには、次の作業を実施します。 目的のスイートを選択し、ツールバーの [プロパティの追加] をクリックします。 [すべてにプロパティを追加] をクリックします (このボタンをクリックしない場合、追加したグローバル プロパティはアクション スイートのツールに無視されます)。ドロップダウンからオプションを選択します。 共有プロパティのみ使用: アクション スイート中の関連するツールは、ユーザーが追加したグローバル プロパティだけを使用できます。 このパネルで設定を指定したい場合、 [ローカル] を有効にし、ドライバー設定を指定します。次を参照: 詳細については「データベース構成パラメーター ( SOAtest)」 または 「データベース構成パラメーター (Virtualize)」を参照してください。 これらの値をファイルにエクスポートするには [構成設定のエクスポート] をクリックします。ファイルに値をエクスポートしたら、[ファイル]> [入力ファイル] コントロール (上記で説明) からファイルをインポートできます。この方法を用いれば、この同じアカウントを別のスイートに追加したいときに値を再入力する必要がありません。 なお、エクスポートされたプロパティ ファイルには以下のプロパティが含まれます: 例: テスト スイートに認証方法を追加して、テストごとに認証設定を定義しなくてもテスト間で共有できるようにすることができます。すべてのテストに自動的に適用されるデフォルトの認証方法をテスト スイートに設定できますが、必要に応じて別の認証方法を使用するように個々のテストを構成することもできます。テスト スイートには複数の認証方法を作成できますが、デフォルトとして設定できるのは 1 つだけです。 共有認証方法を追加するには、次の操作を行います。 Oauth の追加パラメーター (timestamp や nonce など) があれば、[パラメーター] に追加します。 ヘッダーを使用してアクセス トークンを送信するか、クエリ パラメーターを使用して送信するかを選択します。 機能テストで OAuth 2.0 を使用する方法の詳細については、「OAuth 認証」を参照してください。 キー ストアには、Web サービスを介して安全なサーバー/クライアント認証、XML 暗号化、XML デジタル署名を実行するために必要な証明書や秘密鍵が格納されます。キー ストアで指定した値は、SOAP Client、XML Encryption、および XML Signer ツールで使用できます。 SOAP Client ツールは、キー ストアの証明書を使用してサーバーとのハンドシェークを実行できます。XML Encryption ツールは、キー ストアの証明書を使用して XML ドキュメントを暗号化でき、また XML Signer ツールは、キー ストアの証明書および秘密鍵を使用して XML ドキュメントに署名したり作成者の証明を行うことができます。 Unlimited Strength Java Cryptography Extension が必要 キー ストアを使用するには、Unlimited Strength Java Cryptography Extension をダウンロードし、インストールする必要があります。詳細については 「JCE 前提条件」 を参照してください。 MQ のグローバル テスト スイート プロパティを構成する場合は、キーストアとトラストストアを構成する必要があります。キーストア設定では、[証明書] タブで必要事項を記入するだけです。[証明書エイリアス] フィールドは必須ではありません。[秘密鍵] タブは MQ SSL には適用されません。 ローカル キー ストアの構成は、テスト スイートのすべてのクライアントとツールに関係します。 キー ストア ファイルが外部で編集されている場合、[構成設定のリフレッシュ] をクリックして構成フィールドを再ロードし、グローバル キー ストアが最新の値を使用するようにできます。 グローバル キー ストアを構成した後、設定を .properties ファイルにエクスポートし、他の .tst ファイルでこの設定を参照して、プロジェクトのすべてのスイートに同じキー ストア設定を構成する必要がないようにすることができます。 別のテスト シナリオからエクスポートされたキーストア構成を参照できます。これにより、証明書の設定を一度構成し、プロジェクト間で共有できます。ソース キー ストアの .properties 構成ファイルが更新されると、そのファイルを参照するテスト ケースも更新されます。 Data Bank などのグローバル ツールをテスト スイートに追加し、テスト シナリオ全体で必要に応じて参照することで、毎回再作成する必要がなくなります。 テストでグローバル ツールを使用するには、テストまたは出力を追加する際に表示される [既存ツール] リストからツールを選択します。 スイート内の他のツールまたはグローバル ツールによって参照されているグローバル ツールを削除すると、参照も削除するように求められます。 ツールを削除しても参照を保持することを選択した場合、参照は非アクティブ化され、スイートに残ります。削除されたツールと同じ名前の新しいグローバル ツールが追加されると、参照は再び有効になります。 Web サービスの大きな特徴の 1 つが相互運用性です。Web サービスは、サービス コンシューマーが満たすべき要件を宣言するための標準化されたインターフェイスに依拠してサービス プロバイダーと相互に通信します。標準的な WSDL 仕様には、複雑なクライアント サイドの要件を宣言する機能がありません。これを補うため、WSDL は WS-Policy および WS-PolicyAttachment によって拡張され、サービス プロバイダーが WSDL 内で付加的な要件を定義することが可能になっています。WS-Policy は、他の WS-* 仕様に独自のポリシーのセットの定義を委ねています。そのような仕様の 1 つが、WS-Security に関するポリシーを定義する WS-SecurityPolicy です。 SecurityPolicy 拡張を使用する WSDL を読み取ると、SOAtest はポリシーに関する必要な設定をすべて備えたテスト ケースを自動的に生成します。テスト ケースの一部の属性については手動で設定する必要がありますが、基盤となるテストは自動的にセットアップされます。 注意 WS-Policy バンクを追加するには、以下の操作を行います。グローバルな [JMS 接続プロパティ]
グローバルな [無視する XPath] プロパティ
グローバルな [SOAP ヘッダー] プロパティ
グローバルなデータベース アカウント プロパティ
version=1
driver=org.hsqldb.jdbcDriver
url=jdbc:hsqldb:hsql://localhost/parabank username=sa
password=dGVzdA==
close.connection=true
グローバル認証
機能テストで OAuth 1.0 を使用する方法の詳細については、「OAuth 認証」を参照してください。Authorization Code
または Authorization Code with PKCE
である場合にのみ表示されます。Authorization Code
または Authorization Code with PKCE
である場合にのみ表示されます。Automatic
で、これが推奨設定です。他の方法を使用する場合、結果は、文字 A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9、および - . _ ~ (ハイフン、ピリオド、アンダースコア、チルダ) を使用した暗号的にランダムな文字列であり、長さは 43 から 128 文字である必要があります。このフィールドは、選択した付与タイプが Authorization Code with PKCE
である場合にのみ表示されます。Authorization Code with PKCE
である場合にのみ表示されます。グローバル キーストア
MQ SSL
ローカル キー ストアの構成
グローバル キー ストア設定のエクスポート
グローバル キー ストア設定のインポート
グローバル ツールグローバル WS-Policy バンク
WS-Policy は簡易的な仕様です。WS-Policy はポリシーの設計を他の WS-* 仕様に委ねています。また、ベンダーに依存するポリシーの大規模なセットも存在します。WS-* の範囲は広大であるため、SOAtest は WS-SecurityPolicy のアサーションだけをサポートしていますが、他の一般的なアサーション セットも処理できるよう、プロセッサの拡張が続けられています。
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