コンポーネントを使用するには、少なくとも 1 つのコンポーネント インスタンスを定義する必要があります。複数のコンポーネン トインスタンスを定義して、ご使用の環境のインスタンスで使用できます。インスタンスは、コンポーネントが取りうる特定の状態 (プロキシ、仮想アセット、データ ソースの使用、パフォーマンス プロファイルなどについて) を記述します。インスタンスは下記を決定します。

  • 使用するメッセージ プロキシ―およびその設定 (たとえば、トラフィックを記録するか、トラフィックを実アセットに送信するか、トラフィックを仮想アセットに送信するか)
  • 使用する JDBC コントローラー―およびそのモード (たとえば、仮想、レコード、パススルーなど)
  • デプロイする仮想アセット―およびその設定 (データ セット、パフォーマンス プロファイルなど)
  • コンポーネントのヘルス チェックに使用するテスト シナリオ
  • オンラインまたはオフライン ステータスを判断する際にチェックする実エンドポイント
  • 実行するセットアップ アクション (たとえば、特定の方法で実エンドポイントを設定するなど)

1 つのコンポーネントにつき、いくつでもインスタンスを定義できます。たとえば、1 つのテスト環境に対して、実データベースをセットアップするオプションのほかに、それぞれ異なるデータ セットを使用する 3 つの仮想データベースを選択肢として設定することができます。あるいは、1 つの仮想パートナー サービスに対し、いくつかのバージョンを選択できるようにします―それぞれのバージョンは異なるパフォーマンス プロファイルに従います。

開発者やテスターは、特定のテスト環境用にセットアップしたいコンポーネントの組み合わせを指定できます。環境をセットアップすると、関係するコンポーネントが選択された状態に設定されます。

HTTP、JMS、MQ エンドポイント経由でコンポーネントにアクセスできる場合、仮想コンポーネントのほかに「実」コンポーネントも設定できます。コンポーネントに実インスタンスと仮想インスタンスの両方を定義した場合、実エンドポイントがオフラインのときに警告が表示されます。この機能の詳細については「同期していない仮想アセットの参照」で説明されています。実コンポーネント インスタンスをセットアップすると、他のインスタンスで使用されている仮想アセットが無効化されることに注意してください。

特定のタイプのコンポーネント インスタンスは、以下のアイコンでマークされます。

アイコン意味

インスタンスは (仮想アセットではなく) 「実」エンドポイントを使用している

インスタンスは仮想アセットを使用している

インスタンスは 1 つ以上のテスト シナリオを実行しており、仮想アセットまたは実エンドポイントに関連付けられていない
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